ガールズグループ・ME:IのMOMONAが、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)で、ナレーション収録に初挑戦した。担当したのは、5日・12日に放送される「上京物語2026」。美容師になることを夢みて上京した二十歳の新人たちの奮闘を追った作品だ。
同世代の若者たちが、夢と現実のはざまで揺れながら東京で生きようとする姿に、MOMONAは「普通に見ていたらちょっと泣きそう」と強く感情移入。自身の留学経験や、ME:Iメンバーとの日々にも重ねながら、作品に込めた思いを語った――。
練習に身が入らず実技テストも…
東京・多摩市にある美容室「ELEN」には毎年、全国から美容師を目指す若者たちが集まってくる。2025年春に入社した新人7人のうち6人が地方からの上京組だ。
その中で、ひときわ前向きなのが高知県出身のかのんさん。メインのアシスタント業務をこなしながら、自ら担当できるヘアカラーのモデルを積極的に集め、店の売り上げに貢献している。口コミに寄せられた言葉一つ一つに返信する姿勢も評価が高い。
一方、唯一の男性、富山県出身のロイさん。中学・高校時代はサッカーで活躍し、地元では友人も多い人気者。都会への憧れを抱いて就職したものの、都心の喧騒とは無縁の暮らしと仕事ばかりの単調な日々、そして将来への迷いの中で、美容師として生きていく思いが大きく揺らいでいく。
同期たちが閉店後も店に居残ってスタイリストになるための腕を磨いている中、練習に身が入らないロイさん。そんな中で迎えたヘアカットの実技テストだが、ロイさんは一人、テストを受けることなく、店を出て行ってしまう…。
「2日間ご飯が食べられない」韓国留学の経験
美容師を夢見て東京に出てきた若者たちの姿は、22歳の自分と近い世代だけに、「今回はナレーターとして集中していたから大丈夫だったのですが、普通に視聴者として見ていたらちょっと泣きそうでした」と率直な思いを吐露するMOMONA。
神奈川県出身で、いわゆる“上京組”ではないが、ME:Iのメンバーの多くが地方から東京に出て活動していることもあり、「この環境以外にコミュニティがまだなくて、だけど気軽にお家にも帰れない」という心情が、身近な仲間たちと重なった様子。「頑張っている皆さんの姿が、日々一緒に隣にいるメンバーのようにも見えました」と目を細めた。
自身は上京を経験していないが、韓国への留学時代に似た感覚を味わったという。現地で新たなコミュニティができるまでは、「2日間くらいご飯を食べられなくなりました」と回想。ただ、「いざとなったら会える距離に友達も家族もいない」状況の中で、自分という存在を見つめ直すことになったといい、その経験があったからこそ、「上京する人の気持ちがすごく分かります」と寄り添うことができた。

