RKB毎日放送、九州朝日放送、ラブエフエム国際放送の3社は25日、各社が運営するラジオ放送事業について、融合に向けた共同検討を開始することで合意したと発表した。

  • 福岡ラジオ3局、融合に向け検討へ

    福岡ラジオ3局、融合に向け検討へ

対象となるのは、「RKBラジオ」「KBCラジオ」「LOVE FM」の3局。番組制作や放送技術、営業などラジオ事業全体における連携・協業の可能性を探り、より強固な経営基盤の構築とリスナーサービスの向上を目指すとしている。

背景には、インターネット配信の普及やリスナーのライフスタイルの多様化といった環境変化がある。3社は、ラジオを取り巻く状況が大きな転換期にあるとの認識を共有し、将来にわたって持続可能な形で価値ある放送サービスを提供する必要があると判断した。

今回の検討では、各社がこれまで培ってきた経営資源やノウハウを活かしながら、事業運営の融合を視野に入れた協議を進める。現時点で具体的な統合内容などは決まっておらず、今後3社間で協議の場を設け、詳細を詰めていく方針だ。

ラジオの広告費は、1991年の約2406億円をピークに、2025年は1,153億円と半減。今回の動きは、単なる効率化ではなく、ラジオの生存戦略といえる。配信サービスの拡大で競争環境が変わる中、局単位の競争から、連携による“体制づくり”へと舵を切った形だ。