残り数分、誰もが勝敗を確信しかけたその瞬間だった。福岡で開催された「17LIVE」のリアルイベントで、2位からの大逆転劇が起こる。「イチナナマジック」とも呼ばれる展開に会場はどよめき、くつこMarimbaが見事に2連覇を達成した。

  • リアルイベント『戦国時代〜福岡豪⾷の乱〜』会場の様子

    リアルイベント『戦国時代〜福岡豪⾷の乱〜』会場の様子

50名のイチナナライバーたちが参戦

ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」によるリアルイベント『戦国時代〜福岡豪⾷の乱〜』が3月13日、ヒルトン福岡シーホークで開催された。「戦国×食」をテーマに毎年開催されている本イベント。戦国時代ということで、会場は和の雰囲気一色。城をイメージしたステージセットや、灯篭などの装飾、各テーブルを彩るテーブルクロスや桜の花など、細部まで世界観を構築していた。

ライバーたちの衣装も和や戦国でそろえられており、色とりどりの着物が目を引くなかで、戦国武将をイメージしたような袴姿、くの一の装い、そして甲冑らしきものを被る人も。個性あふれる服装でイベントを盛り上げる。

思いおもいの和装に身を包んだ50名のイチナナライバーたちがどのような“乱”を繰り広げたのか、会場よりレポートする。

交通機関の遅延で一部参加者が遅れるハプニングも

この日は山陽新幹線が停電で遅延し、参加者の一部の到着も遅れるハプニングも。予定より1時間遅れての開始となった。

イベントは約3時間半。『一軍代表戦』『九州争奪戦』『総力戦』『天下人への道』のランキング戦と、オフラインでの『玉入れ』『戦国弓道対決』『戦国コスプレコンテスト』が行われた。

「腹が減っては戦ができぬ」ということで、一定のポイントを集めたライバーに福岡グルメがプレゼントされる『豪食の乱』も同時に開催。

とんこつラーメンや一口餃子、馬刺し、とらふぐ、ステーキなどが配られ会場がおいしい香りで包まれる。ライバーたちはゲットした福岡グルメをリスナーに見せながら、食を楽しんでいた。

オフラインでの“乱”! 玉入れ&弓道対決

オフラインでの戦いは玉入れと弓道が行われた。まずは各チームの代表たちによる1分間の玉入れ合戦から。

和気藹々とした雰囲気で進み、中には膝に手をついて息を切らしているライバーも。なかなか見ることができない「大人の玉入れ」に会場は盛り上がりを見せた。

弓道はコツがいるようで、なかなか的に当たらず、もはや手で当てようとしたり、バチギレたり(?)するライバーもいて、勝負の幕はカオスに下された。

『戦国コスプレイベント』の結果とコメントを紹介

そして、オンラインでの戦いで勝ったライバーだけが参加できる『戦国コスプレイベント』も開催。今日の衣装をお披露目するためには『戦国コスプレコンテスト』で勝つ必要があり、会場はさらに盛り上がりを見せる。『戦国コスプレイベント』の結果と、それぞれのコメントを紹介していく。

3位は、明るい色味と華やかな髪飾りが目を惹くひなの。本人のこだわりがそのまま衣装に出ていた。

  • 「小柄な自分に合うように意識しました。前を花魁風にして個性も出しました!」

    「小柄な自分に合うように意識しました。前を花魁風にして個性も出しました!」

2位はルイージ。なにやら不服そうな顔(?)と思いながら話を聞いていると、なんと男性ライバーだった。会場の笑いをかっさらいながらも、堂々の2位入賞。

  • 「大金を払っちゃったし、着ちゃったので……」

    「大金を払っちゃったし、着ちゃったので……」

1位はちーもんnurse。チームカラーの緑で統一した着物に、メンバーからのブレスレット。個人の美しさだけでなく、チームへの思いが伝わる衣装が1位に輝いた。

  • 「緑チームだから、緑を意識した着物を選びました。チームメンバーが用意してくれたブレスレットもつけて、ここに立つことができてよかったです!」

    「緑チームだから、緑を意識した着物を選びました。チームメンバーが用意してくれたブレスレットもつけて、ここに立つことができてよかったです!」

上位8名によるバトル! 『天下人への道』

『戦国コスプレイベント』の後は、この日の最終イベント『天下人への道』が始まった。ここまでの戦いを勝ち抜いてきた上位8人のライバーによる天下争いは涙がにじむ結果に。

残り数分、誰もが結果を確信しかけたその瞬間、くつこMarimbaが2位から逆転しての優勝を果たした。最後まで何が起きるかわからないライブ配信だからこそ、「17LIVE」だからこその「イチナナマジック」に会場はどよめきを見せた。ライバーたちはお互いをたたえあい、涙を流しながら壇上を後にする。

戦国イベント最終決戦、チーム戦では蒼ノ國が勝利。個人戦ではくつこMarimbaが前年の名古屋大会に続く2連覇で“天下人”に輝いた。

イベント終了後、表彰式の準備中は戦いで疲れた体を労るかのように『豪食の乱』でゲットしたお寿司やとらふぐを味わう様子や、リラックスしながらリスナーと会話をする姿が見られた。

『天下人への道』上位3名とコメントを紹介

『天下人への道』の結果と、それぞれのコメントを紹介していく。

3位は、チームの副将として戦い抜いたりほやん。最後までリスナーへの感謝を口にする姿が印象的だった。

「3位という素晴らしい成績でした。会場に来てくれて、枠も盛り上げてくれて、本当にいつもありがとうございます。チームに貢献できないこともあったけれど、頼り甲斐のない副将に力を貸してくれてありがとうございました」(りほやん)

2位は、7年間配信を続け、トップ10入りすら叶わなかったと語る彩華AYAKA。コメントが始まった瞬間、会場の空気が変わった。

「こんなに大きな舞台で2位になれました。本当にありがとうございます。7年間配信してきて、これまでトップ10に入ったことがなかったんです。負けばかり見てきました。6回目の今回、みんなが総大将にしてくれて、力を貸してくれました。こんなに素晴らしい成績で恐れ多いですが、チーム全員で戦えたこと、勝てたことが本当にうれしいです。上位の方々と肩を並べる夢も叶えられました。本当にありがとうございました」(彩華AYAKA)

1位は、フルタイムの仕事、育児のなかでも毎日、戦国のことを考え続けたというくつこMarimba。2連覇という結果以上に、言葉の一つひとつに重みがあった。

「去年の名古屋の戦国時代で天下人になって、ここ福岡で2連覇を達成できました。びっくりして瞳孔が開きそうです……。プライベートではフルタイムの仕事をしていて、長男の節目の出来事もあり、なかなか時間が取れなかったけれど、毎日、戦国のことを考えて過ごしました。自分が大将でしたが、頼りなかったり言葉足らずだったり、その足りないところをチームの人たちが補ってくれました。リスナーの人たちからもありえないくらい大きな応援とサポートをいただきました。最後は、チームメイトとも、他チームメイトともたたえ合いたいです。本当にありがとうございました!」(くつこMarimba)

福岡初上陸となった『戦国時代〜福岡豪⾷の乱〜』は、大きな盛り上がりを見せ、無事に閉幕した。