サントリー食品インターナショナル株式会社は3月9日、「サントリー天然水 南アルプス白州工場」(山梨県北杜市)の見学ツアーのリニューアルを伝える発表会を実施。リニューアルに至った経緯や、リニューアル後の注目ポイントなどが語られた。
水源に対するこだわり
冒頭、サントリープロダクツ株式会社 サントリー天然水 南アルプス白州工場で工場長を務める神戸道也氏から、同工場の概要が説明された。
「南アルプス白州工場は全国4カ所あるサントリー天然水の工場の中でも最も早く稼働を開始した拠点であり、本年で30周年を迎えます」と歴史を振り返り、「容器製造からパッケージングまで、すべての工程を敷地内で行っています」と語った。
また、「井戸から採取された地下水に対する厳密な水質検査を実施しています。さらに、高度な試験に合格した官能検査員が、毎日その天然水の色、香り、味わいに変化がないかをチェックしています」と徹底した品質管理を示し、「その後、天然水はろ過、殺菌の工程を経て、医薬品工場と同レベルの無菌環境下でボトリングを行い、包装、出荷という流れで製造されています」とサントリー天然水の製造過程を解説した。
次に、サントリー食品インターナショナル株式会社 ブランドマーケティング本部の佐藤匡氏が、今回のリニューアルのポイントをまとめた。まずサントリー天然水ブランドは1991年の発売以降、順調に成長を見せ、国内飲料ブランドで8年連続1位を記録したという。
そして、同ブランドで最も大切にしているものとして“水源”を挙げる。佐藤氏は「自分たちの足で探してきた場所を水源に設定しています。飲み物は全国に配送しなければならないので、物流効率が良いところに工場を設置するのが普通です。ただ、水質や水量を最優先に考えているため、交通の便が多少悪くても、自然に囲まれた素晴らしい場所に工場を建てています」とこだわりを語った。
続けて、「工場見学はブランドとお客様の最高の接点になると考えています。そして、白州工場が30周年を迎えることから、ツアーを刷新する運びになりました」と工場見学について説明。従来は案内係が主導する説明型のツアーだったが、没入感のある映像や体験型の展示を通して幅広い世代の来場者に能動的に楽しんでもらいたいと考え、内容にこだわったという。
天然水が生まれるまでを体験型展示で学ぶ
発表会の後、実際に工場見学に参加する機会を得たため、その内容をレポートする。まず入場すると、壁面に描かれた雄大な南アルプスの山々と巨大な「サントリー天然水」のボトルがお出迎え。フォトスポットとして思わず利用したくなる空間だ。
「サントリー天然水 南アルプス白州工場」周辺の豊かな自然環境や、天然水が長い年月をかけて育まれるまでの様子などを紹介する体験型の展示を複数設置。水という、日常生活の中で当たり前に存在するものの尊さを感じる機会を与えてくれる。
今回のリニューアルにおける一番の目玉「映像シアター」では、「サントリー天然水」ができるまでの物語をワイドスクリーンで紹介。実際に自然の中に身を置いているような感覚を覚えるほどの没入感があり、非日常の体験を堪能できる。
そして、実際の製造ラインを間近に見ることができるエリアには、今回新たに展示台も設置された。無数の「サントリー天然水」が製造され、ダンボールに収まっていく様子にはどこか爽快感を覚える。普段何気なく飲んでいる「サントリー天然水」がスーパーやコンビニなどで手に取られるまでには多くの工程があることを知り、感慨深くなった。
最後は「サントリー天然水」をいただく時間が設けられた。さまざまな情報や製造に携わっている人の思いに触れた後に飲む「サントリー天然水」の味は格別。普段飲んでいる時よりもおいしく感じられ、見学ツアーだからこそ得られる特別感と言える。
また、「サントリー天然水 南アルプス白州工場」の周辺には、さまざまな鳥たちのさえずりが聞こえる「バードサンクチュアリ」や、世界のウイスキー文化について学べる「ウイスキー博物館」など、さまざまなスポットがある。ツアー後に足を運んでみるのも楽しそうだ。
リニューアルした「サントリー天然水 南アルプス白州工場」の見学ツアーは3月10日から予約開始、3月23日から一般公開される。













