フジテレビの動画配信サービス・FODでは、タイドラマ『転校生ナノ』シーズン1の日本版リメイク作品を、4月24日から独占配信。監督を、堤幸彦氏、熊切和嘉氏、ユ・ヨンソン氏、畑中みゆき氏の4人が手がける。

  • 『転校生ナノ』

    『転校生ナノ』

このドラマは、学園という閉鎖空間を舞台に、ある日突然クラスにやってきた謎の転校生“ナノ”によって、閉ざされた日常が揺らいでいく学園ミステリー・スリラー。ナノは頭脳明晰で美しく、誰もが憧れる完璧な存在。しかしその微笑みには感情がなく、人の弱さや本音を見抜き、周囲を追い詰めていく。そんな唯一無二の存在感を放つナノを、本作で俳優デビューとなる仲島有彩が演じる。

ナノはエピソードごとに異なる学校へ転校し、そこで出会う人々の嘘や秘密に踏み込み、彼らに“選択”を促すことで、教師や生徒たちがひた隠しにしてきた欲望を次第にあぶり出していく。彼女の存在をきっかけに、学校という秩序が静かに、そして確実に狂い始める、毎エピソード息をのむスリリングな展開が繰り広げられる。

原作ドラマは、2018年にタイの地上波テレビ局「GMM25」で放送されたシーズン1が大ヒットし、その後Netflixで世界配信された。続く2021年に制作されたシーズン2もNetflixにより世界配信され、世界中で爆発的なヒットを記録した。新シーズン『Girl From Nowhere: The Reset』は、今年3月からChannel ONE HD 31、oneDストリーミングプラットフォームおよびNetflixで放送・配信中だ。

FODが手掛けるシーズン1のリメイク作品では、堤幸彦氏、熊切和嘉氏、ユ・ヨンソン氏、畑中みゆき氏というアジアを代表するトップクリエイターである4人の監督が全6話をそれぞれ担当し、オムニバス形式で描く。

episode1. 「特別レッスン」は、『池袋ウエストゲートパーク』をはじめ多くの話題作の演出を手がけ、FOD『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』では、沖縄の高校生たちの抗争や友情、成長を描く“青春バカ×ミステリー×アクション=チャンプルードラマ”で大きな話題となった堤幸彦氏が、episode2. 「ソーシャル・ラブ」とepisode4. 「正しいのは私」を、大阪芸術大学の卒業制作作品『鬼畜大宴会』でぴあフィルムフェスティバル準グランプリを受賞し、ベルリン国際映画祭パノラマ部門をはじめ、10か国以上の国際映画祭に招待されて一躍注目を浴び、その後も数々の国際映画祭での受賞経験のある熊切和嘉氏が監督を務める。

episode3. 「女王の資格」とepisode5. 「憎しみの壁」を、韓国で数々の作品を手掛けてきたユ・ヨンソン氏が脚本と監督を務める。episode6. 「探しものは何ですか?」では、『僕の大好きな妻!』『キンパとおにぎり~恋するふたりは似ていてちがう~』をはじめ多くのドラマで脚本と監督を手がける畑中みゆき氏が本作でも脚本と監督を担当する。

監督:堤幸彦氏

「世界的に知られている作品『転校生ナノ』の日本版シリーズ episode1.の演出を仰せつかり、誠に光栄である。国際的で多彩なスタッフ座組の中、ミステリアスな設定、ダークな人物造形、スピーディーでポップな展開、監督としての原点に帰ったように楽しみながら、フルスイングで撮影させていただいた。なにより主演の仲島有彩さんの“ナノっぷり”は特筆に値する。ぜひお楽しみいただきた

監督:熊切和嘉氏

「オリジナル版はドロドロした題材を扱いつつも異国の地というだけで、抽象的な世界観を持ったファンタジーとしての面白さがあった。しかし、日本を舞台にしたリメイクとなると、そうはいかない。見慣れた風景の中で繰り広げられるドロドロは、否応なしにある種の肉体性をともない、必要以上に観客に嫌悪感を抱かせるきらいがある。そんな中で大きな武器となったのが、仲島有彩の存在。彼女のどこか実在感の希薄なキャラクターが、作品をちゃんとファンタジーに昇華させてくれたと思う」

脚本・監督:ユ・ヨンソン氏

「『転校生ナノ』は、創作者の好奇心を強く刺激する魅力を持ったキャラクターであり、彼女の世界観を形にしていく過程は非常に刺激的で楽しい経験でした。日本という舞台にナノがどう溶け込み、どのような新鮮な快感をもたらすのかを想像しながら演出に向き合い、満足のいく作品を目指して真摯に取り組んでくれたスタッフ・キャストの情熱にも深く感謝しています。主演の仲島有彩さんは、純粋なイメージの中に善と悪、光と影の両面を自然に宿せる俳優であり、役に深く入り込むために努力を惜しまない真摯な姿勢が非常に印象的でした。本作におけるナノの世界は、美しくも恐ろしい“欲望の地獄絵図”であり、抗えない悪魔の微笑みを映像に刻むことを強く意識しています。ぜひ、罪悪感とともに味わう快感――“ギルティ・プレジャー”を存分にお楽しみください」

脚本・監督:畑中みゆき氏

「『転校生ナノ』の魅力のひとつは、全てepisodeの監督が話ごとに違うことにより、様々なナノが楽しめることです。その中でも“探しものは何ですか?”は、ナノが唯一、心を許す相手が登場する回です。今作は、他とは違うナノを垣間見ることができます。切なくも胸がキュンとなる可愛らしいナノをぜひお楽しみくださいませ。
そして映像の美しさにもこだわりました。
登場人物の歪さ・不完全さを表現したく、テーマカラーをティファニーブルーに設定してあります。
ナノ役の仲島有彩さんは、なんせ対応力がすごいです。劇中では仲島さん独自のフィルターを通したナノが、表現されていますので、そこは本当に楽しんで頂きたいです!」

エカチャイ・ウィークロンタム(GMM Studios International〔タイ〕 チーフ・コンテンツ・オフィサー/マネージング・ディレクター)

「『Girl From Nowhere』フランチャイズをタイ国外で初めて展開し、日本という重要な市場で本作をローンチできることを大変嬉しく思います。フジテレビによる日本展開をGMM Studios Internationalのサポートのもとで実現し、本作をお届けできることを大変光栄に思います。本作は初の国際リメイクとして、卓越したビジョンを持つ監督陣のもと、新たなナノが誕生し、拡張し続ける物語のマルチバースへと加わります。これは、シリーズをグローバルIPへと成長させ、マルチプラットフォームでのトランスメディア展開を推進していくというGMM Studios Internationalの戦略の一環でもあります」

ナノ役:仲島有彩

「堤幸彦監督、熊切和嘉監督、ユ・ヨンソン監督、畑中みゆき監督という4名の方にデビュー作品を撮っていただけたことを、大変光栄に思っております。初めてこのお仕事ができると聞いた時は、身が引き締まる思いでした。
ナノを演じるにあたり、登場人物や作品ごとに距離感やキャストの皆さんとの向き合い方は変わっていきましたが、ナノは女子高生でありながら大人をも翻弄し、掴みどころのない存在です。気が付くと、観る側も他とは切り離された“ナノの世界”に入り込んでしまうそんな人物像を、各話を通して一貫して演じ続けることが、この作品の世界を楽しんでいただくための自分自身の大きな挑戦でした。
その挑戦を、それぞれの監督が丁寧に導いてくださり、心から感謝しています」

【編集部MEMO】
●仲島有彩プロフィール
2005年9月30日生まれ。神奈川県出身。血液型A型。身長165㎝。
特技:英語(アメリカ留学経験あり)、暗記。
高校生の時に横浜中華街にてスカウトされて現事務所に所属。今作が俳優デビュー作となる。

(C)GMM Grammy PCL /フジテレビ