
四国大会準決勝で惜敗し、あと1勝で聖地だった名門校。試合内容では互角以上の戦いを見せたが、地区2枠の壁に阻まれ無念の落選となった。[1/6ページ]
四国の名門が涙
明徳義塾(高知)
[caption id="attachment_251975" align="aligncenter" width="530"] 明徳義塾ナイン(写真:産経新聞社)[/caption]
四国屈指の名門校であり、21度のセンバツ出場実績を誇る明徳義塾。昨夏に続き、今春もあと1勝のところで甲子園出場を逃した。
昨春はセンバツ甲子園に出場するも、同夏は高知県大会の決勝戦で高知中央に2-3で敗れ、甲子園出場を逃した。
新チームは、1年春からベンチ入りする正捕手・里山楓馬(新3年)を中心に始動した。
昨秋は高知商など県内の強豪校を破り、高知県大会を制覇。四国大会の初戦では徳島商(徳島)を3-1で下した。
ところが、準決勝・英明(香川)戦は1-2で惜敗。明徳義塾を破った英明は、そのまま四国大会を優勝した。
四国のセンバツ出場枠は2校となっており、四国大会優勝の英明と同準優勝の阿南光(徳島)がセンバツ出場を決めた。
一方で、準優勝の阿南光は英明に2-7と5点差で敗れている。試合内容を鑑み、明徳義塾のサプライズ選出が起きてもおかしくなかったが、順当に上位2校が選出。明徳義塾は昨夏、昨秋と1点差に泣く結果となった。
東京都大会で決勝進出しながら、出場枠1校の狭き門に阻まれた実力校。強力打線を武器に快進撃を見せたが、決勝戦の大量失点が響いた。[2/6ページ]
東京準優勝の実力校
関東第一(東京)
[caption id="attachment_251973" align="aligncenter" width="530"] 関東第一ナイン(写真:産経新聞社)[/caption]
2024年夏の甲子園では準優勝を果たすなど、近年は全国の舞台で高い実力を示している関東第一。昨秋は東京都大会の決勝戦まで駒を進めたが、センバツ出場とはならなかった。
昨夏の甲子園ベスト8を支えた中心選手のほとんどが抜ける中、昨秋の東京都大会は1回戦から準決勝まで5試合連続でコールド勝利。
特に準決勝・桜美林戦は佐宗悠樹(新2年)が2本塁打を放つなど、自慢の強力打線で圧倒した。
しかし、決勝の・帝京戦では3回に一挙8失点。その後に4点を返したが、反撃及ばず4-8で敗れた。
昨年のセンバツ甲子園は、明治神宮枠で関東・東京地区の出場枠が増えたこともあり、二松学舎大付、早稲田実業の2校が東京都から選出。
だが、今大会は優勝を飾った帝京のみとなった。
関東第一はセンバツ出場を逃し、夏の甲子園出場に照準を定めることになった。
東北大会ベスト4入りを果たしながら、準決勝の大敗が評価に影響。4季連続甲子園を狙った伝統校は、わずかな差で補欠校に回った。[3/6ページ]
東北王者候補の明暗
聖光学院(福島)
[caption id="attachment_251972" align="aligncenter" width="530"] 聖光学院ナイン(写真:産経新聞社)[/caption]
春夏合わせて27度の甲子園出場の実績を誇る聖光学院。2024年夏から4季連続での甲子園出場がかかっていたが、わずかな差でセンバツ出場を逃した。
昨秋は旧チームからレギュラーを担う猪俣陽向内野手を中心に堅実に勝ち上がり、福島県大会を優勝。東北大会では初戦の盛岡中央(岩手)戦で7回コールド勝ちをおさめた。
続く準々決勝では仙台育英(宮城)を4-1で破るなど、攻守で安定した戦いを展開。
しかし、準決勝・八戸学院光星(青森)戦は0-7と大差で敗れた。
東北地区のセンバツ出場枠は3校となっており、優勝の花巻東(岩手)、準優勝の八戸学院光星が当確。残り1枠を東北(宮城)と争った。
東北は仙台育英に敗れ、宮城県大会は準優勝。それでも、東北大会はベスト4に進出し、準決勝では花巻東に1-4と接戦を繰り広げた。
結果的に聖光学院は、準決勝での大敗が響いて選考漏れ。東北地区の補欠校に回ることとなった。
埼玉県大会準優勝から関東大会8強入りも、地区6枠の争いで及ばず。同県勢との兼ね合いも影響し、4年ぶり出場の夢は持ち越しとなった。[4/6ページ]
関東8強の壁
浦和学院(埼玉)
4年ぶりのセンバツ出場を目指していた浦和学院も、あと一歩のところで聖地への切符を逃した。
旧チームでは、藤井健翔(現:巨人)を中心に強力打線が光った浦和学院。
新チームも、4番を担う伊藤漣(新3年)や強肩捕手としてドラフト候補にも挙がる内藤蒼(新3年)など、能力の高い選手が揃った。
昨秋の埼玉県大会は順当に勝ち上がり、決勝戦で花咲徳栄に2-3で惜敗したが、関東大会出場を決めた。
関東大会の初戦では、乱打戦の末、下妻一(茨城)に勝利。しかし、準々決勝で山梨学院に3-6で敗れ、関東大会はベスト8で涙をのんだ。
関東・東京地区のセンバツ出場枠は6校であり、東京都大会の優勝校、関東大会のベスト4進出校は当確。残り1枠を関東大会8強の横浜(神奈川)や甲府工(山梨)らと争った。
だが、浦和学院は同県の花咲徳栄がセンバツ出場を当確となっていたこともあり、選考漏れ。横浜(神奈川)がセンバツ出場を決め、補欠校に回ることとなった。
北信越大会ベスト4進出で望みをつないだが、地区2枠に届かなかった名門。接戦続きの戦いを制したが、最後は僅差で涙をのんだ。[5/6ページ]
北信越の名門復活ならず
星稜(石川)
春夏合わせて38回の甲子園出場を誇る名門・星稜。昨年は春夏ともに甲子園出場を逃しており、新チームでの巻き返しが期待されたが、今春のセンバツ出場には届かなかった。
昨秋の石川県大会では、準決勝で日本航空石川に2-5で敗戦。
それでも、3位決定戦で遊学館を下し、北信越大会への切符を掴んだ。
北信越大会では富山商(富山)に5-3で勝利。次戦の中越(新潟)戦は延長10回タイブレークの末、軍配を上げた。
しかし、準決勝で帝京長岡(新潟)に1-2で惜敗し、ベスト4で敗退した。
北信越地区のセンバツ出場枠は2校。サプライズ選出も期待されたが、同大会優勝の帝京長岡、準優勝の日本文理の新潟県勢2校が順当にセンバツ出場を決めた。
中学時代に日本一を経験した小路瑛主(新2年)など、楽しみな選手もいるだけに、今後の戦いに注目が集まる。
北信越大会準決勝で、1点差の末に敗戦。連続出場を狙った強豪はあと1勝に泣き、地区枠の厳しさを痛感する結果となった。[6/6ページ]
5年連続出場ならず
敦賀気比(福井)
[caption id="attachment_251974" align="aligncenter" width="530"] 敦賀気比ナイン(写真:産経新聞社)[/caption]
2021年から5年連続でセンバツ甲子園に出場していた敦賀気比。しかし、昨秋は北信越大会の準決勝で敗れ、あと1勝で聖地を逃した。
昨年は、春夏連続で甲子園に出場。旧チームからレギュラーを務める長谷川陽竜(新3年)が中心となり、昨秋の福井県大会を優勝。
特に決勝戦は、13-5と大差で勝利をおさめるなど、圧倒的な実力を示した。
北信越大会では、松本国際(長野)を相手に延長10回タイブレークの末に勝利。
次戦の日本航空石川(石川)戦では、1-0の完封勝ちと立て続けに接戦をものにした。
だが、準決勝・日本文理(新潟)戦では、9回に猛攻を見せるも、6-7と1点差及ばず。北信越ベスト4で涙をのむことになった。
北信越地区のセンバツ出場2枠は帝京長岡、日本文理と新潟県勢が選出。敦賀気比は補欠校となった。
【了】