モンテールは2月26日、「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2026」を発表。それによれば、人気のスイーツは19年連続でシュークリームが1位、プリンが2位で、スーパー・コンビニにおけるスイーツの平均購入金額は過去最高となる「227円」だったという。都内で開催のメディア発表会で担当者が説明した。

  • モンテールが「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2026」を発表した

    モンテールが「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2026」を発表した

人気のスイーツは?

「しあわせにまじめ」のコーポレートメッセージを掲げ、シュークリームをはじめとするチルドスイーツを製造・販売するモンテール。今春は、いちごスイーツ専門店「ICHIBIKO」とコラボした洋生菓子をスーパーマーケットにて3月1日から4月30日までの期間限定で販売する。

  • 『ICHIBIKO・苺ミルクプリン』(希望小売価格は302円)

    『ICHIBIKO・苺ミルクプリン』(希望小売価格は302円)

  • 『ICHIBIKO・濃い苺シュークリーム』(写真右下)、『ICHIBIKO・苺&カスタードエクレア』(写真左上)。希望小売価格はどちらも194円(沖縄のみ243円)

    『ICHIBIKO・濃い苺シュークリーム』(写真右下)、『ICHIBIKO・苺&カスタードエクレア』(写真左上)。希望小売価格はどちらも194円(沖縄のみ243円)

モンテール 広報チームの関根裕美氏は「私たちはおやつの時間のワクワクを創造し、人々の「こころとからだ」を満たすことで、世界を笑顔で満たしたいという思いでスイーツをつくっています」と紹介する。ちなみに昨年(2025年)に創業70周年を迎えた同社。毎月第2水曜日を「モンテール・スイーツの日」に制定したと明かす。

  • モンテール 広報チームの関根裕美氏

    モンテール 広報チームの関根裕美氏

  • コーポレートメッセージは「しあわせにまじめ」

    コーポレートメッセージは「しあわせにまじめ」

モンテールが2007年より継続的に発表している「スーパー・コンビニ スイーツ白書」では経年比較のほか、人々の嗜好のトレンド、またスイーツの存在が人々の気分にどのように影響しているか、についてもまとめている。まずは経年比較について報告した。調査対象は16~64歳の男女約1,000人、調査手法はインターネット調査。

それによれば、人気のスイーツは1位が「シュークリーム」(70.2%)、2位が「プリン」(45.3%)、3位が「エクレア」(40.9%)だった。スイーツの購入場所については男女ともにスーパーでの購入率が増加しており、特に女性は7割超だった。人気の食感1位は「なめらかな」が11年連続の1位で、「ふんわり」「もちもち」も上昇中。平均購入金額は「227円」で過去最高値を更新した。

  • スイーツを購入する場所は? スーパー(64.0%)、コンビニ(46.2%)、専門店(19.6%)と続く

    スイーツを購入する場所は? スーパー(64.0%)、コンビニ(46.2%)、専門店(19.6%)と続く

  • よく買うスイーツは? 男性は「エクレア」を支持している

    よく買うスイーツは? 男性は「エクレア」を支持している

  • モンテールの『クレームブリュレシュークリーム』(右)と『クレームブリュレエクレア』(左)

    モンテールの『クレームブリュレシュークリーム』(右)と『クレームブリュレエクレア』(左)

スーパーのスイーツを食べる理由については、小腹を満たすため(38.6%)、リラックスするため(31.7%)、疲れを癒やすため(28.8%)と続く。家族での団らんを楽しむため(27.3%)も高い割合だった。一方でコンビニのスイーツを食べる理由については、小腹を満たすため(35.9%)、自分へのご褒美として(30.5%)、リラックスするため(27.8%)と続く。ストレスを緩和するため(24.7%)も5位にランクインしている。

  • スーパー・コンビニのスイーツを食べる理由

    スーパー・コンビニのスイーツを食べる理由

このあと「スイーツの多様な楽しみ方」調査の結果についても報告した。実施時期は2025年11月14日~17日、調査対象は月に1回以上「スーパー・コンビニのスイーツ」を購入すると回答した20代~60代の男女2,000人(各世代ごとに男女200人ずつ)、調査手法はインターネット調査。

それによれば、スイーツを食べるときの気分については、うれしいとき(37.4%)、自分を褒めてあげたいとき(35.0%)、達成感・充実感があるとき(28.2%)、イライラしている / 怒っているとき(25.6%)と続いた。自分の機嫌をとるのが得意な“ご自愛上手な人”ほど、週に1回以上スイーツを購入する割合が高いという。スイーツがもたらす効果については、シュークリームが「やる気を出したい」「リラックスしたい」「癒やされたい」ときに、ショートケーキが「明るい気持ちになりたい」ときに選ばれている。

  • どんな気分のときにスイーツを食べている?

    どんな気分のときにスイーツを食べている?

  • スイーツがもたらす効果について

    スイーツがもたらす効果について

トークセッションに登壇した東京大学大学院の元木康介氏は、スイーツがもたらす感情への影響について「ほかの食品と比べても特徴的で強力です」と説明する。

  • 東京大学大学院 経済学研究科 講師の元木康介氏

    東京大学大学院 経済学研究科 講師の元木康介氏

たとえば水を飲むことは、ポジティブ、ネガティブ、どちらの感情にも影響しない。果物を食べることはポジティブな感情を高め、ネガティブな感情を和らげるが、しかしスイーツほどではない。元木氏は「自分の機嫌を整えること、ご自愛上手な人ほどスイーツを日常生活に取り入れています」と解説する。これを踏まえ、自分に対する思いやりのひとつとしてスイーツを上手に使う、自分の機嫌を整えて前向きに回復させるセルフケアにスイーツを役立てる、といった活用法を提案する。

いまやスイーツは誕生日、クリスマスといった特別な日だけでなく、日本の伝統行事のお月見、お花見、また最近は“推し活”でも盛んに食べられている。「推しの誕生日など、自分なりの意味づけをしてスイーツを楽しむトレンドがあります。誰かと想いを共有することを前提としていないイベントにもスイーツが選ばれているんですね。そうすることで、自分のなかで気持ちを切り替える、区切りをつける、そんな存在になっているのを感じます」と元木氏。これを受け、モンテールの関根氏は「スイーツ1つで、自分だけの特別な時間をつくれるわけですね。私たちも、そんな商品をお届けできていたら嬉しいです」と応じる。

  • トークセッションの様子

    トークセッションの様子

「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2026」から受けた印象について、元木氏は「現代の消費者は様々な場面でスイーツを楽しんでおり、年々、その楽しみ方が多様化しているのを感じます。気分を良くする、癒やすだけでなく、日常生活の節目、心のなかの出来事に意味を与える役目まで担っているようです。嬉しいとき、疲れたとき、どんな感情・場面にもフィットする万能な食品としてのスイーツの存在感が増している、そんなことが分かりました」とまとめた。