サンリオは4月1日、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかし氏とサンリオの創業者であり名誉会長である辻󠄀信太郎氏の出会いにより、1966年に山梨シルクセンター(現サンリオ)から刊行された『詩集 愛する歌』の初版本を復刻する。

「みんななかよく」を企業理念に掲げ1960年にサンリオを起業した辻󠄀 信太郎氏が、やなせたかし氏との出会いをきっかけに出版事業を開始し、初めて出した本が『詩集 愛する歌』。

続編も刊行され、詩集としては異例の10万部を売り上げる大ヒットを記録した本集は、やなせ氏の初期の代表作のひとつとに。その後、サンリオの出版事業は、やなせ氏が全身全霊を傾けた文芸誌『詩とメルヘン』(責任編集やなせたかし/1973年から30年間刊行)へと続いていく。

そして2025年、やなせ氏の妻が主人公のモデルとなった連続テレビ小説「あんぱん」で『詩集 愛する歌』が登場。これをきっかけに、視聴者から問い合わせが多く寄せられたことから、今回の復刻に至ったという。

「てのひらを太陽に」からはじまるあたたかみのある詩は、「子供の歌と大人の歌、あるいはラブソングがいっしょくたになっています。」とやなせ氏のあとがきにも書かれているように、童謡のようなメルヘンチックな世界観から、人生を深く見つめる普遍的なテーマまで多岐にわたり全46篇が納められている。価格は税別2,000円。