山々が真っ白な雪で覆われる12月、いよいよスキーシーズン到来です。年末年始に初滑りを計画されている方もいるかと思いますが、特に、ゲレンデが活火山の麓にある場合には、こんな自然災害に気を付けなければなりません……。

積雪のある山で噴火がおきると「融雪型火山泥流」が発生するおそれがあります。これは火山活動で雪がとけ、土砂や灰とともに高速で流れ下る現象で、すみやかな避難が必要です。
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▼詳しくはこちら
https://jma.go.jp/jma/kishou/know/kazan/volsaigai/saigai.html#mudflow
(@JMA_bousaiより引用)

火山が噴火するとなると、溶岩の流出、噴石、火山灰、火山ガスによる被害を想像する方が多いと思いますが、雪山には、「融雪型火山泥流」という現象があるんですね。筆者もスキーにはよく行くのですが、初めて聞きました。

その流速は、なんと時速数十km。谷筋や沢沿いを高速で下り、遠方まで流下することがあるのだとか。火山噴出物と水が混ざり合った泥流、重そうですよね。それが、雪崩のごとく山肌を下り、町を飲み込んでしまうこともあるというのだから恐ろしいです。

たとえ、ゲレンデや宿泊場所が火口から離れた山の麓の方であっても、「融雪型火山泥流が到達するまで時間的猶予がない!」ということを念頭に、万が一噴火した場合には、すみやかに避難することが重要です。

もちろん、自然災害は雪山に限ったことではありません。海に居ても、都心に居ても、いつどこで発生するか分からないもの。ゆえに、常に十分な災害対策を装備することはできずとも、その地で想定しうる災害について事前に知っておくことはできます。それだけでも、いざという時に重要な初動に差が出るのではないでしょうか。

なお、気象庁の噴火警報のページにて、最新の噴火情報・予報のほか、火山の状況に関する情報などを確認することができます。山に行く予定のある方は、念のため、事前にチェックしてみてくださいね。