視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、テレビ画面に視線を向けていた人の割合がわかる「注目度」の週間番組ランキング(12月8日~14日)をまとめた。

  • 間宮祥太朗=『良いこと悪いこと』より (C)日テレ

    間宮祥太朗=『良いこと悪いこと』より (C)日テレ

バラエティ『誰も知らない明石家さんま』も健闘

この週のランキングでは、クライマックスを迎えた連続ドラマへの関心の高さが際立った。 個人全体では日本テレビ『良いこと悪いこと』が首位を獲得し、コア視聴層でTBS火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が2位にランクインしている。

最終話やその直前という物語が収束する局面において、結末をリアルタイムで見届けたいという視聴者の熱量が数字に表れた形だ。年末は特番が増えて視聴が分散しやすい時期だが、連続ドラマはこれまで積み上げてきた物語への没入感が視聴を後押しし、高い注目を維持した。

ドラマ勢が上位を席巻する中、個人全体6位64.3%に食い込んだ『誰も知らない明石家さんま』(日本テレビ)の健闘も見逃せない。 息子・二千翔さんの結婚式潜入や前澤友作さん宅訪問など、ドラマの物語性とは異なる、バラエティ特有の人間味やサプライズ要素が、視聴者の視線を強く惹きつけたと言えるだろう。

ドラマ各作品が最終回を迎える翌週、この高い注目度がどこまで伸びるか、引き続き動向を注視したい。

  • コア視聴層ランキング

    コア視聴層ランキング

  • 個人全体ランキング

    個人全体ランキング

タイトルが持つ重い意味を突きつけられる

12月13日に放送された『良いこと悪いこと』の第9話「カノン」は、個人全体で1位となる66.6%という高い注目度を記録した。物語がいよいよ最終局面へ突入し、これまで謎に包まれていた連続殺人事件の実行犯がついに正体を現す展開が、多くの視聴者の視線をくぎ付けにしたと言えるだろう。

今回の放送では、木村昴演じる宇都見啓が抱える壮絶な過去と、サブタイトル「カノン」に隠された悲しい意味が重なる場面が描かれた。

さらに、森本慎太郎演じる「ターボー」こと小山隆弘に訪れる衝撃的な運命も大きな話題に。かつて抱いた「宇宙飛行士」という夢と現実が、残酷さと美しさを伴って重なり合うシーンに対し、SNS上では森本の鬼気迫る演技への驚きとともに、悲鳴に近い感想が相次いだ。

被害者たちの夢を模した展開が重なる一方で、登場人物それぞれの選択や過去が複雑に絡み合い、『良いこと悪いこと』というタイトルが持つ重い意味を改めて突きつけられる内容だった。終盤には、ある人物が口パクで何かをつぶやく意味深な描写もあり、大きな議論を呼んでいる。

次週予告で示された「真犯人」という新たなキーワードへの関心も急速に高まっており、放送後にHuluで配信されたオリジナルストーリー「9.5話」もあいまって、過去の記憶を巡る考察は最高潮の盛り上がりを見せている。