「1985年に放送されたアニメ」で好きな作品をマイナビニュース会員504人に調査、ランキング形式でご紹介します。
1985年は、ソ連のミハイル・ゴルバチョフ書記長による新政権の誕生や日本のプラザ合意による急激な円高、520名の死者を出した日航機墜落事故の悲劇、2033万人が来場したつくば科学万博の開催など、歴史的な出来事が相次いだ年です。また、ファミコン用ソフト『スーパーマリオブラザーズ』の発売、「ビックリマンチョコ」の大ブーム、のちに「85年組」と呼ばれるアイドルたちのデビューなど、多くのヒット商品や新たな文化が誕生した年でもあります。
激動の年だった1985年に放送され、当時の子どもたちの心を惹きつけたアニメとはどんな作品だったのでしょうか?
1985年に放送されたアニメ、人気ランキング
「1985年に放送されたアニメで好きな作品」をマイナビニュース会員504名に聞きました。
- 1位:タッチ(29.6%)
- 2位:機動戦士Ζガンダム(15.5%)
- 3位:ハイスクール!奇面組(10.4%)
- 4位:ゲゲゲの鬼太郎(テレビアニメ第3シリーズ)(10%)
- 4位:プロゴルファー猿(10%)
- 6位:オバケのQ太郎(アニメ)(9.2%)
- 7位:小公女セーラ(3.4%)
- 8位:ダーティペア(アニメ)(1.9%)
- 9位:オヨネコぶーにゃん(1.7%)
- 9位:三国志 (日本テレビ)(1.7%)
1位:タッチ(29.6%)
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出典:amazon
「1985年に放送されたアニメで好きな作品」の1位に選ばれたのは、1985年3月から1987年3月にかけて全101話で放送された『タッチ』でした。原作は、あだち充が『週刊少年サンデー』で連載していた同名漫画。高校野球を題材に、双子の兄弟である上杉達也・和也と、2人の幼馴染である浅倉南が繰り広げる恋愛模様を描いた甘酸っぱい青春ストーリーは、物語の序盤で描かれる衝撃的な展開やアニメの高クオリティーな作画・演出も相まって、社会現象となるほどの人気を誇りました。
日髙のり子が演じたヒロイン・浅倉南による「南ちゃんブーム」も起こり、夕方の報道番組で全国のスポーツ少女を紹介する「南ちゃんを探せ!」というコーナーが設けられたほど。さらに、岩崎良美が歌うアニメのオープニングテーマ曲『タッチ』は、作品の世界観を象徴する名曲として、世代を超えて今も多くの人に愛され続けています。
アンケートでは、スポーツ漫画としての良さとと恋愛要素をうまくミックスしたストーリーが絶賛されていました。一大ブームとなった当時の盛り上がりを覚えている人も多く、オープニング曲について「今でも耳に残っている」という声もあります。
ユーザーコメント
- 声優さんが注目された野球と恋愛マンガ。原作は単行本等で読んでいたが、当時はお笑いタレントがモノマネしたり、一世風靡したことを思い出します(60代男性/宮城県/専門店(食品関連))
- 原作漫画が好きだったので、その世界観がそのまま見られてよかった(50代女性/静岡県/その他メーカー)
- 高校野球を軸にしたストーリーと幼馴染の三角関係、友情や家族との絆が繊細に描かれていて魅力的な作品だと思います。(70代男性/石川県/その他)
- 熱血物のスポーツ漫画ではなくスポーツと恋愛がうまくミックスされた作品だった思います。双子の兄弟と幼馴染みの女性とのはっきりとしない意思表示や言葉にできない感情が交わり、互いが成長している姿が上手く描かれていたと思います。近年では30年後を描いた『MIX』にはまっていました(60代男性/大阪府/教育)
- オープニングの岩崎良美さんの歌が今でも耳に残ってます(50代男性/兵庫県/サービス(その他))
2位:機動戦士Ζガンダム(15.5%)
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2位には、1985年3月から1986年2月にかけて全50話で放送された『機動戦士Zガンダム』がランクインしました。同作は、地球連邦とジオン公国の戦争が終結してから7年後、宇宙世紀0087年に起きた「グリプス戦役」を描いたもので、主人公のカミーユ・ビダンら次世代の若者と、年齢を重ねたアムロ・レイやシャア・アズナブルといった前作『機動戦士ガンダム』の登場人物たちが交錯する物語です。
作中の複雑な人間ドラマやキャラクター描写が高く評価される一方で、前作と毛色の異なる作風への戸惑いなど、放送当時も賛否が別れる作品だったそう。タイトルになっているMS「Zガンダム」の機体デザインは好評で、今でもガンダムやガンプラ好きの間で高い人気を誇っています。
アンケートでは「ガンダムシリーズが大好き」という声が特に多く寄せられています。そのほか、秀逸なストーリー、キャラクターたちの描かれ方、メカデザインなどに評価が集まっており「自分にとってはガンダムといえばこの作品」、「何度観ても楽しめる作品」などのコメントもありました。
ユーザーコメント
- 初代ガンダムの正統な後継作品、アムロやシャアといった前作の登場人物たちがたくさん出ているのもいい(50代男性/大阪府/その他メーカー)
- 歴代TVシリーズは全作品を見ているがメカデザインが特に好き。自分にとってはガンダムといえばこの作品(50代男性/佐賀県/その他)
- 当時放映時は新しい組織名が出て戸惑いはあったが、その後何度観ても楽しめる作品だから(50代男性/大阪府/流通・チェーンストア)
- ガンダム初の続編ということで、とても期待値が高かった(50代男性/山梨県/精密機器)
- 初代ガンダムを何度も再放送で観ていた世代で、まさかの続編が放送されるということで、大変驚いた記憶が残っている。もちろん、リアルタイムの放送で毎週欠かさず観ていたから(50代男性/愛知県/コンピューター機器)
3位:ハイスクール!奇面組(10.4%)
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出典:amazon
3位は、1985年10月から1987年9月まで全86話で放送された『ハイスクール!奇面組』でした。原作は、新沢基栄が『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画『奇面組シリーズ』。一応高校に通う性格、頭脳、素行など全てが個性的な一堂零、冷越豪、出瀬潔、諸星大、大間仁の5人「奇面組」と、「色男組」、「御女組」など個性豊かなキャラクターたちが繰り広げるドタバタ珍騒動を描いた作品です。
魅力的なキャラクターやシュールなギャクが親しまれ、一大ブームを巻き起こした同作。現在も根強いファンに支えられ、2017年、2018年、2020年には『舞台 ハイスクール!奇面組』が上演されたほか、2026年1月からフジテレビ系列「ノイタミナ」枠で、スタッフとキャストを一新し、令和の時代感に沿った奇面組を描いたアニメが放送される予定です。
アンケートでは、個性の強いキャラクターが繰り広げる破天荒なストーリーに評価が集まり「ハチャメチャぶりに感動の連続だった」「一番面白いと思うアニメ」などの声が寄せられています。また、おニャン子クラブに所属していた高井麻巳子と岩井由紀子で結成された「うしろゆびさされ組」が担当するオープニングやエンディング曲のことを挙げる人も多く、人気ぶりがうかがえました。
ユーザーコメント
- 個性の強いキャラクターがいっぱい出ていて面白かったから(40代男性/石川県/その他)
- OP.ED曲にシンクロさせた、絶妙な作画構成がとても素晴らしかった(50代男性/神奈川県/鉱業・金属製品・鉄鋼)
- オープニング曲、エンディング共におニャン子クラブやうしろ髪ひかれ隊などでアニメと合っているし、内容も好き。コミック全部持ってた。ビデオもとってました。2026年1月から新作アニメが放送されるのも楽しみ。昭和の制服、昭和の雰囲気が生きてるアニメだと思う(40代女性/東京都/建設・土木)
- キャラクターが多彩で、ストーリーも破天荒。当時、高校生だったので、そのハチャメチャぶりに感動の連続だったのを思い出します。できればもう一度見てみたいものですね(70代男性/千葉県/サービス(その他))
- 録画して何度も見ていました(40代男性/千葉県/広告・出版・印刷)
4位:ゲゲゲの鬼太郎(テレビアニメ第3シリーズ)(10%)
4位には、1985年10月から1988年2月にかけて全108話、さらに完結編となる「地獄編」が1988年2月から3月にかけて放送された『ゲゲゲの鬼太郎(テレビアニメ第3シリーズ)』がランクインしました。水木しげるの漫画を原作とした同作は、それまで制作されたアニメシリーズからキャラクターや世界観、目玉おやじ役・田の中勇以外のレギュラー声優陣も一新、鬼太郎の声優は戸田恵子がつとめました。人間と妖怪の対立や融和をテーマに、宿敵・ぬらりひょん一派と幽霊族の少年・ゲゲゲの鬼太郎の戦いを描きました。
1986年の3月22日放送回では、シリーズ歴代最高視聴率となる29.6%を記録。ダイナミックなアクション描写やコミカルなシーン、正義感か強く頼もしいヒーローのような鬼太郎のキャラクター性が人気となり、その後のシリーズにも受け継がれていきます。
アンケートでは、好きなキャラクターとして鬼太郎をあげる人が多く、「毎週かかさず見ていた」、「ワクワクして放送が待ちきれなかった」など、子ども時代を懐かしむ声が多数寄せられていました。
ユーザーコメント
- 鬼太郎にあこがれていたから(40代男性/三重県/その他)
- 個人的には鬼太郎といえばこのシリーズ(40代男性/滋賀県/広告・出版・印刷)
- 水木しげるさんの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』が大好きで全部読んでいたから。人間と妖怪の共存共栄を描いていたアニメ化でとても面白かった(60代男性/神奈川県/医療・福祉・介護サービス)
- 夕方の番組を前の日から待ちきれなくわくわくしたことを思い出す(60代男性/東京都/サービス(その他))
- 今でも好きなシリーズだから(40代男性/東京都/その他)
4位:プロゴルファー猿(10%)
同じく4位には、1985年4月から1988年3月にかけて1話15分の全143話、およびスペシャル1話が放送された『プロゴルファー猿』が選ばれました。原作は『週刊少年サンデー』などで連載された藤子不二雄Ⓐによる少年漫画初のゴルフ漫画。賞金稼ぎをしている天才少年ゴルファー「猿」こと猿谷猿丸と、影のプロゴルファー組織のボス「ミスターX」が送り込む対戦相手との壮絶な戦いを描いた物語です。
実在するプロゴルファーの登場や風速・距離・芝目など現実の用語を用いた本格的なゴルフ描写、魅力的なキャラクター、猿が繰り出す必殺ショットに視聴者は熱狂。1982年のアニメ2時間スペシャル、1986年・1987年のアニメ映画など、映像化が盛んに行われました。
アンケートでは、奇想天外な技やストーリーに評価が集まりました。また「今でも鮮明に一部のシーンを記憶している」、「ゴルフという単語を聞くと、今でも真っ先に思い浮かぶ」」などのコメントも寄せられており、記憶に刻まれる作品だったことがうかがえます。
ユーザーコメント
- 奇想天外なゴルフの技と、ストーリーが良かった(40代男性/山口県/医療・福祉・介護サービス)
- ゴルフという単語を聞くと、今でも真っ先に思い浮かぶ(40代男性/兵庫県/その他)
- ゴルフが何かあまり分からないながらも真似して遊んでいた記憶があるから(40代女性/青森県/サービス(その他))
- ドライバー一本で戦うというありえない設定に子供心をくすぐられたのと、なんといっても主題歌が好きだった(50代男性/愛知県/通信関連)
- 現在でも主題歌を口ずさんでしまうから(50代女性/北海道/その他)
6位:オバケのQ太郎(アニメ)(9.2%)
6位には、1985年4月から1987年3月にかけて全510話、およびスペシャル2話が放送された『オバケのQ太郎(アニメ)』がランクインしました。原作は、藤子不二雄(藤本弘と安孫子素雄)による同名ギャグ漫画。ごく普通の家庭に住み着いた、間の抜けたオバケが引き起こす騒動を面白おかしく描いた物語で、藤子流生活ギャグ漫画の原点と言われています。
モノクロで描かれた1960年代のアニメ第1作は、視聴率30%超を記録。主題歌のレコードがミリオンセラーになるなど爆発的な人気を誇り「オバQブーム」と呼ばれる社会現象を巻き起こします。1985年版はカラーで描かれたアニメ第3作で、新たに描き起こされた設定画をもとにリニューアルされ、本放送終了後もリピート放送されるなど長く親しまれました。
ユーザーコメント
- 昔から藤子不二雄のアニメが好きだったので(50代男性/神奈川県/官公庁)
- ゆるキャラのはしりのようなキャラクターで面白かったから(70代男性/千葉県/サービス(その他))
- おばけでありながら、ユーモアな感じがよい(40代男性/埼玉県/通信関連)
7位:小公女セーラ(3.4%)
7位は、1985年1月から12月まで全46話が放送された『小公女セーラ』でした。原作はフランシス・ホジソン・バーネットの児童文学『小公女』。父の突然の死によって、ロンドン寄宿学校の下働きになってしまった裕福な家庭の少女・セーラが、過酷な労働やいじめに耐え困難を乗り越えていく姿を描いた物語です。
「世界名作劇場(ハウス世界名作劇場)」の第11作目にあたる同作は、シリーズのなかでも高い視聴率を記録しブームの火付け役になります。不幸に見舞われても気高く生きる健気な少女の物語は幅広い世代の心を掴み、アニメ化をきっかけに原作小説や関連書籍なども広く読まれるようになりました。
ユーザーコメント
- テレビにはりついて見ていた。また見たいです(40代女性/滋賀県/その他)
- 辛い場面が多いけれど、最終的に幸せになるので(40代女性/大阪府/フードビジネス(総合))
- いじめられながらも必死に生きて、品格のあるセーラが大好きだったから(50代女性/群馬県/その他)
8位:ダーティペア(1.9%)
8位には、1985年7月から12月まで全26話で放送された『ダーティペア』がランクインしました。同作は、高千穂遙による同名SF小説を原作としたサンライズ制作のテレビアニメ。22世紀の銀河系宇宙を舞台に、WWWA(世界福祉事業協会)に所属するトラブル・コンサルタント「ラブリーエンゼル」、別名「ダーティペア」のケイとユリの活躍を描いたスペースオペラです。
宇宙で活躍する美少女バディという強烈なインパクトから、アニメやSFファンを中心に人気を博した同作。アニメ放送後も複数のOVA作品や劇場アニメが制作されるなど人気は衰えず、2025年には40周年を記念した「40周年記念展」も開催。今もなお多くの人に愛されています。
ユーザーコメント
- 展開がスリリングで面白いから(60代女性/滋賀県/その他)
- 粋でいなせでかっこいい二人組(60代男性/広島県/専門コンサルタント)
- ストーリーが面白かったし、キャラクターも良かった(50代男性/神奈川県/その他)
9位:オヨネコぶーにゃん(1.7%)
9位は、1984年4月から10月および1985年3月に全93話で放送された『オヨネコぶーにゃん』でした。原作は『週刊少女コミック』で連載された市川みさこの漫画『しあわせさん』で、アニメ化を機に『オヨネコぶーにゃん』に改題。風変わりで図々しい黄色いネコのオヨヨネコ(ぶーにゃん)と、ゆでた家の長女であるたまご、そして友人たちが巻き起こす騒動をコミカルに描いています。
『キン肉マン』、『北斗の拳』、『シティーハンター』など、数々の人気作品で主役を務めてきたレジェンド声優・神谷明がぶーにゃんを演じているのも特徴のひとつ。今でも懐かしのアニメとして話題にのぼるアニメファンに愛されている作品です。
ユーザーコメント
- ギャグアニメが好きで、当時もよく見ていたからです。(50代女性/埼玉県/ソフトウェア・情報処理)
- テーマ曲がすぐ浮かんで懐かしくなったので(40代男性/埼玉県/その他)
9位:三国志(日本テレビ)(1.7%)
同じく9位には、1985年3月に日本テレビ「水曜ロードショー」で放送されたテレビアニメスペシャル『三国志』がランクインしました。同作は、三国志ブームの火付け役である横山光輝の漫画『三国志』をベースに、登場人物の年齢や時系列などに大胆なアレンジを加えたオリジナルストーリーで、長坂の戦いから赤壁の戦いまでを描いています。
『巨人の星』などで知られるアニメ界の巨星・楠部大吉郎が7〜8年ぶりに現場復帰したことでも話題となった同作。翌年の1986年8月22日には、続編である『三国志II 天翔ける英雄たち(あまかけるおとこたち)』が「金曜ロードショー」で放送されました。
ユーザーコメント
- 三国志のアニメは、臨場感があって歴史の勉強もできて良かった(50代男性/兵庫県/総合電機)
- 中国の歴史がわかって面白かった(50代男性/兵庫県/その他)
まとめ:1985年は魅力的なアニメがたくさん
アンケートの結果、1985年に放送されたアニメで最も人気があった作品は、スポーツ・青春系アニメの不朽の名作である『タッチ』でした。続いて2位には『機動戦士Ζガンダム』、3位には『ハイスクール!奇面組』がランクイン。そのほかにも、SFや歴史ものなど多彩なジャンルの作品があげられ、1985年アニメの層の厚さや混戦模様を感じました。
皆さんは、どの作品が一番思い出に残っていますか? ぜひ往年の名作を、いま一度楽しんでみてはいかがでしょうか。
調査時期:2025年11月11日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計504人
調査方法:インターネットログイン式アンケート
