歌手で俳優の中島健人が、2026年春より放送されるNHKドラマ『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』で同局のドラマに初主演することが20日、発表された。
本作は、現代の人間交差点・コンビニを舞台に繰り広げられるハートフル&ミステリアス&ヒューマンコメディ。北九州市・門司港にあるコンビニの超イケメン店長とワイルドな謎の男、そして訳アリな客&店員たち。気になる2人がさまざまな無理難題を気分爽快に解決する。
九州に展開するコンビニチェーン「テンダネス」。その中でもテンダネス門司港こがね村店では、レジ前がまるでアイドルのコンサート会場と化す。ファン(お客様たち)のお目当ては、勤勉なうえに老若男女をとりこにする魔性のフェロモンだだ漏れ店長・志波三彦(中島健人)。おかげでテンダネス全店舗の中でも売り上げはいつもトップクラス。門司港こがね村店は高齢者マンションの1階部分にあり、マンションの婦人会は、今や三彦のファンクラブである後援会を組織している。
門司港こがね村店、パートの中尾光莉は、店長のモテッぷりに興味津々。昔、漫画家を目指した腕前を振るいWEB漫画「フェロ店長(フェロモン店長の略)の不埒(ふらち)日記」を執筆。まさかの大バズリ。ヒットチャート上位の常連となり、光莉はテンダネスのパートとして真面目に働きつつも、漫画のネタは逃さない。また、店長の他に光莉の関心を引く人物がもう一人いる。それは、いつも軽トラで乗りつけ、山盛りの弁当や食料を購入し、イートインコーナーでしっかり完食。背中には「なんでも野郎」のロゴ入りの緑のつなぎを着る謎の男。髪はボサボサ無精ひげ、野性味あふれるその風貌にフェロ店長以上にネタの鉱脈を感じる光莉。ある日、常連客が自宅で倒れる事件が起こると、それがきっかけで、フェロモン店長(ミツ)とワイルド野郎(ツギ)がなんと兄弟!? という究極の秘密を光莉は知るのだった。
中島健人(主人公・志波三彦役)コメント
ドラマ『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』で、志波三彦を演じます。
原作を読んでまず惹かれたのは、“フェロモン店長”という言葉。正直、最初は「アイドルとしてセクシーで売っていたら、ついにその路線のオファーが来たのか」と思いました(笑)。でもこの作品の“フェロモン”は、見た目の色気ではなく、人を包み込む優しさのことだと感じています。
門司港の海風のように少し塩気のある人間味と、誰かの心を溶かすような温もり。その両方を持つ男を、全身で感じながら演じられるようにしっかりミツに向き合いたいと思います。
小さなコンビニから生まれる大きなテンダネス(優しさ)を、ぜひ感じてください。
そして初のNHKドラマなので、とても楽しみです。日本全国の皆様にこのドラマを楽しんでいただけるように頑張ります。
撮影後はフェロモンマックスかもしれませんが、よろしくです。
町田そのこ(原作)コメント
地元北九州市の名所である門司港の美しさと、人々の営みの愛おしさを、誰しもが身近であるコンビニエンスストアを通じて描きたいと思い、この『コンビニ兄弟』を書き始めました。担当氏と「どんなコンビニだったら毎日通う?」と楽しい想像を巡らせたものです。そんな本作は、いまでは私の作家人生の半分以上を彩っています。思い入れの深い作品が、今回これ以上ない素晴らしい方たちにドラマ化していただけることになり、「嬉しい!」以外の言葉が出てきません。
フェロモン店長と呼ばれる志波三彦――ミツを中島健人さんが演じてくださいます。実は私の中で、ミツは妖精的な存在でした。書いておきながら、現実に実在するはずがないファンタジーだと思っていたのです。ですが中島さんが演じてくださると知ったとたん、ミツがこの世に生きる生身の男性になりました。私がこれまで見ようとしていなかったミツのバックボーンが鮮やかに見え、ミツの物語が溢れるように生まれました。稀有な体験だったと思います。
中島さんだけではなく、今後たくさんの俳優さんたちが、スタッフさんたちが、同じような経験をさせてくれるに違いありません。根本ノンジさんの脚本は特に楽しみです。想像するだけで嬉しすぎます。そして、ドラマに恥じない『コンビニ兄弟』を今後も書かなければと、いまからやる気をいただいております。どうぞ、たくさんの方に愛されますように!
根本ノンジ(脚本)コメント
町田そのこさん原作の『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』は、人の優しさと希望を静かに描いた心温まる物語です。そんな素敵な原作の世界観を、映像作品としてより豊かに表現できるよう、映像化チーム一同心掛けて取り組みます。ドラマ化にあたり「あなたの居場所はここにある」をテーマとして描きたいと思いました。職場や家庭、学校など、自分が所属しているはずの場所からはみ出してしまった人たちが、そっと寄り添い合う場所。そんなぬくもりを持つコンビニが舞台。そこには誰かを否定することなく、黙って話を聞いてくれる人がいて、時にあたたかいごはんで人を元気づけてくれる人がいる。舞台となる港町・門司港は、古き良き街並みと潮風が調和する美しい場所です。私自身、実際に足を運び、人々の優しさや温かさに心惹かれました。このドラマを見た方々が、それぞれの居場所について、家族や大切な人と改めて語り合うきっかけになる作品になることを願い、心を込めて脚本を書きたいと思います。
【編集部MEMO】
中島健人は1994年3月13日生まれ、東京都出身。2011年に男性アイドルグループ・Sexy Zone(現・timeless)の最年長メンバーとしてメジャーデビュー。ケンティーの愛称で親しまれる。2024年3月にグループを卒業し、ソロ活動に専念。以降はアイドル、俳優とマルチに活躍している。
