俳優の草なぎ剛が主演を務める舞台『シッダールタ』の公開ゲネプロが14日、東京・世田谷パブリックシアターで行われた。

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    舞台『シッダールタ』公開ゲネプロに登場した草なぎ剛

ヘルマン・ヘッセの最高傑作『シッダールタ』を舞台化

世田谷パブリックシアター芸術監督・白井晃氏の演出で、ノーベル文学賞受賞作家であるドイツの作家ヘルマン・ヘッセの最高傑作『シッダールタ』を舞台化した本作は、古代インドを舞台に主人公が悟りに至るまでの姿を描く物語。草なぎが、実在する宗教家で仏陀(釈迦と言われる仏教の始祖ブッダ)と同じ名を持つ青年シッダールタと、現代を生きるひとりの男の二役を演じる。

そして、シッダールタの生涯の友となるゴーヴィンダ役に杉野遥亮、シッダールタと深い関係で結ばれるカマラー役に瀧内公美。さらに、男の友人デーミアン役の鈴木仁、シッダールタの息子役の中沢元紀、シッダールタの父役の松澤一之、シッダールタに商売を教える商人カーマスワーミ役の有川マコト、古代インドの大河の渡し守ヴァスデーヴァ役のノゾエ征爾らが出演する。

草なぎ剛「未知なる世界の扉が今まさに僕の心で開こうとしています」

舞台の冒頭は現代、男(草なぎ)が舞台中央に這いつくばり、床に耳をつけて音を聴くシーンから始まり、やがて古代インドに舞台が移り、シッダールタが瞑想しているシーンへ。

シッダールタは父に苦行者になることを告げ、ゴーヴィンダ(杉野)と共に旅立つ。森の中では、サマナの長老(ノゾエ)の下、断食修行に挑む2人。そして、ブッダが現れて教えを説き、2人に大きな影響を与える。その後、エヴァ(瀧内)がシッダールタに口づけを交わすシーンも登場した。

悟りに至る求道者を熱演した草なぎは「未知なる世界の扉が今まさに僕の心で開こうとしています。皆様が劇場に来てくれた瞬間にコンプリートされると思います。この何にも代えられない感覚だけど、もともと私たちが持っていて知っている感覚。是非皆さんと一緒に深く感じ合いましょう。あとは楽しむだけです!」とコメントしている。

舞台『シッダールタ』は、11月15日~12月27日に東京・世田谷パブリックシアター、2026年1月10日~1月18日に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。