CyberOwlは10月31日、キャッシュレス決済利用についての調査結果を発表した。調査は2025年9月9日、全国の300名を対象にインターネットで行われた。

普段利用しているキャッシュレス決済手段

  • 普段利用しているキャッシュレス決済手段(複数回答)

    普段利用しているキャッシュレス決済手段(複数回答)

調査から、クレジットカードが依然としてキャッシュレス決済の中心である一方、QRコード決済と電子マネーも半数以上が利用しており、急速に存在感を高めていることがわかる。特にQRコードはスマートフォンを介した利便性の高さから日常に浸透し、電子マネーは交通や流通など特定のシーンで強みを持つなど、それぞれの特徴が利用拡大を支えている。一方でデビットカードは利用率が低く、現時点ではサブ的な位置付けにとどまっている。キャッシュレスは単一手段ではなく、複数を組み合わせて使い分けるスタイルが主流になっていることがうかがえる。

普段最も利用しているキャッシュレス決済手段

  • 普段最も利用しているキャッシュレス決済手段(単一回答)

    普段最も利用しているキャッシュレス決済手段(単一回答)

「普段最も利用している手段」ではクレジットカードが47%で圧倒的首位となり、生活の中心的な決済方法であることが裏付けられた。QRコード決済は23%で2位、電子マネーは14%で続き、利用が定着しつつあることがわかる。デビットカードは3%と少数派で、メイン決済としての浸透は限定的だった。全体として、キャッシュレス決済はクレジットカードを基盤にしつつ、QRコードや電子マネーをシーンに応じて組み合わせて使うのが一般的なスタイルになっていることが示された。