西武鉄道は、池袋線の前身である武蔵野鉄道の開業110周年を記念し、「武蔵野鉄道開業110周年トレイン」の出発式を10月22日に池袋駅構内で開催した。
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西武鉄道池袋駅管区長による出発合図
武蔵野鉄道は1915年に池袋~飯能間で開通した、現在の西武鉄道における「本流」といえる路線。今回の記念列車は、地域とともに歩んできた歴史を振り返り、沿線10自治体との「絆」を象徴する特別電車として企画された。
式典には、豊島区、練馬区、西東京市、東久留米市、清瀬市、所沢市、入間市、飯能市、横瀬町、秩父市の沿線10自治体の首長・副区長が出席したほか、車両前面に掲出された記念ヘッドマークのデザインを手がけた岡橋明氏も招かれた。「武蔵野鉄道開業110周年トレイン」がホームに入線すると、参加者から拍手が起こり、池袋線の新たな門出を祝う雰囲気に包まれた。車内には沿線10自治体の観光地や特産品、文化行事を紹介する中吊り広告が掲出され、「沿線の魅力を巡るギャラリー」となる演出も施しているという。
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沿線自治体の首長らが出席した「武蔵野鉄道開業110周年トレイン」出発式
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「武蔵野鉄道開業110周年トレイン」外観
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「武蔵野鉄道開業110周年トレイン」記念ヘッドマーク
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車内に掲出された沿線自治体のPR
「武蔵野鉄道開業110周年トレイン」は30000系1編成(8両編成)を使用し、池袋線、豊島線、狭山線、西武秩父線で10月22日から約1カ月間運行する予定となっている。