フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では放送開始30周年を記念し、話題を集めた作品と“その後”の物語を5週連続で放送。第5弾となる11月2日は、全身に転移したがんに苦しむ中、日本では許されていない安楽死をスイスで選んだ母と、その決断を見つめた家族の“その後”を追った「私のママが決めたこと~あれから2年 母を思う旅~」だ。

  • スイスを訪れた家族

    スイスを訪れた家族

前回放送された「私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~」(2024年)は大きな反響を呼び、TVer見逃し配信「報道・ドキュメンタリー部門」で歴代最高再生数を記録。そんな母の死から2年、今回は母が最期を迎えたスイスへ、夫と2人の娘が旅に出る。

2025年4月、20歳の誕生日を迎えた長女に渡されたのは、2年前に亡くなった母・マユミさんが遺した手紙。マユミさんは2人の娘たちのために何十通もの手紙を書きためていた。こうして今も、娘たちの元には亡き母の声が届き続けている。

家族の思い出を詰め込んだフォトブックや、娘たちに贈られたアルバムには、丁寧につづられた手書きのメッセージが添えられていた。その言葉の一つ一つに、マユミさんの深い愛が息づいている。

がんと闘い続けたマユミさん。治療を尽くしたものの、がんは再発を繰り返し、やがて全身に転移。耐えがたい苦痛の中でスイスへ渡ることを決断し、家族はその選択に寄り添った。

あれから2年。家族は母が最期を迎えたスイスを巡る旅へ。母が訪れた場所、行きたかったライン川沿いのカフェ、そして雄大な自然の中で夫と娘たちが今、思うこととは。

母の決断に向き合った家族の“その後”の日々を、清原果耶のナレーションで追っていく。

(C)フジテレビ