フライトナース、看護師、小児外科医、心臓外科医――様々な医療従事者を演じてきた比嘉愛未が、新たな挑戦に臨む。主演を務める7月スタートの日本テレビ系ドラマ『ファーストクライ 母子救命救急班』(毎週水曜22:00~)で演じるのは、片耳に難聴を抱えながらも、赤ちゃんの“産声”を聞くことに執着する産婦人科医。華やかなセレブ病院の裏側で、行き場を失った妊婦と新たな命を救う“母子救命救急班”の奮闘を描く。
華やかなセレブ病院の裏側で母子を救う
同作は、少子化、医師不足、地方で相次ぐ産科の閉院など、母子の命を守る“お産の現場”が危機にさらされている現代を背景にしたメディカル・エンターテインメント。
舞台は、都内の一等地にそびえる日本屈指のセレブ病院・聖フィオナ病院。ハイリスク妊婦の分娩を担う周産期母子医療センターでさえ、緊急搬送の受け入れに限界がある中、院長の特命により、あるチームが秘密裏に結成される。
その名は「母子救命救急班」。彼らの使命は、行き場を失ったワケあり妊婦たちを無償で救うこと。華やかなセレブ病院の裏側で、新たな命を守り抜く医療従事者たちの奮闘を描く。
比嘉が演じる主人公・光井明希(みつい・あき)は、卓越したスキルを持つ産婦人科医。海外の医療現場で培ったスキルを買われ、聖フィオナ病院に迎え入れられた。
片耳に先天性の難聴を抱える光井は、誰よりも赤ちゃんの“産声”を聞くことに執着する叩き上げのスペシャリスト。凄腕のドクターである一方、明るくカラッとした性格で、「美味しいものとお酒が大好き」というチャーミングな一面も併せ持つ。
しかし、その明るさの裏には、自身の出生にまつわる“心の痛み”が隠されている。物語が進むにつれ明かされていく光井の過去も、見どころの一つとなる。
仕事の後のお酒とおつまみをこよなく愛するキャラクター
本作で日本テレビ系GP帯ドラマ初主演を務める比嘉は、オファーを受けた時の心境について、「20年近くお芝居をさせていただいているのですが、毎回、求められることは本当にありがたいことだと思っています。今回、“主演”という重大な任務がきたな、と身が引き締まる思いがしています」とコメント。
これまで医療従事者の役も多く演じてきたが、産婦人科医役は初めてだといい、「今回は今まで演じたことのない産婦人科医を演じるということで、本当に楽しみです」と期待を語る。
演じる光井については、「普段は仕事の後のお酒とおつまみが自分へのご褒美で、それをこよなく愛するキャラクター」と紹介。一方で、「いざ命の現場に向き合うと人柄がガラッと変わって、迅速な判断と確かな技術で、妊婦さんと赤ちゃんを救っていく。軸がしっかりした人だと思います」と話す。
さらに、「飄々としたキャラクターで、コメディー要素も割と多く、今まで演じたことがない役柄なので、楽しみでもあり、緊張もしています」とし、「私自身も結構飄々としていて、すぐふざけたがりますし、面白いことをずっと探しているので、もしかしたら光井と似ている部分があるのかなと感じています」と自身との共通点も明かした。
「“命の誕生の尊さ”にしっかりフォーカス」
本作の魅力について、比嘉は「まずは脚本の面白さですね」と力を込める。台本を読んだ際、「妊婦さんと赤ちゃんを救うために奮闘する命の現場の緊迫感が伝わってきて、面白くて一気に読んでしまいました」と振り返った。
産婦人科の現場については、医師だけでなく、助産師や看護師など、多くの医療従事者が関わっていることに触れ、「一人のスーパードクターが技術だけで立ち向かうのではなく、“チーム医療”で成り立っていて、一人一人の役割と連携がすごく大事だということがしっかりと描かれています」と説明する。
そして、「何よりも一番素敵だなと思うのは、“命の誕生の尊さ”にしっかりとフォーカスされているところです。このドラマをきっかけに、産婦人科の実態や裏側を知ってもらえたらいいなと思います」と語った。
タイトルの「ファーストクライ」は「産声」という意味。比嘉は「赤ちゃんが産まれてくる時に、産声が上がると、その現場に携わる医療従事者たち皆がほっと安心する」と説明し、医療監修の産婦人科医から「数ある診療科の中でも、『おめでとうございます』と言えるのは産婦人科ならではで、尊くて素晴らしい現場」と聞いたことも明かす。
視聴者に向けては、「産婦人科、新生児科、麻酔科、助産師たち皆が関わるチーム医療ならではの結束力や、命の現場に向き合っていく臨場感が見どころです」とアピール。「今まさに産科医療の現場がひっ迫している中で、新たな命が生まれてくることの尊さを、私自身もこの作品を通して強く実感しています。皆さんにも“産声”がしっかりと届くように、素敵な作品になるように頑張りますので、ぜひ楽しみにしてください」と呼びかけている。
「正真正銘のハマり役となっています」
脚本を担当するのは、『イチケイのカラス』『ブルーモーメント』『絶対零度』シリーズなどを手がけてきた浜田秀哉氏。音楽は菅野祐悟氏、演出は大谷太郎氏、上田迅氏が務める。
日本テレビの森有紗プロデューサーは、取材時に産婦人科医から聞いた「出産の現場は、皆がお母さんと赤ちゃんの無事だけを祈る、世界で最も純粋な空間」という言葉を紹介。本作の見どころについて、「“産声が響くまで絶対に諦めない”医療従事者たちが、母子の命を救うために一丸となって奮闘する姿です」と語る。
さらに、比嘉演じる光井については「リスクを恐れない凄腕の医師でありながら、無邪気で素直、そして大胆不敵」と表現。「確かな演技力と凛としたオーラ、そして周りの人を笑顔にする天真爛漫さを兼ね備えた比嘉さんにとって、正真正銘のハマり役となっています」と期待を寄せている。
【編集部MEMO】
比嘉愛未はこれまで、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズでフライトナース、『最上の命医』シリーズで小児外科医、『DOCTORS~最強の名医~』シリーズで看護師、『占拠』シリーズで心臓外科医と、様々な医療従事者を演じている。
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