福井県あわら市は10月27日、星野リゾートが「あわら温泉」の旧開花亭跡地(あわら市温泉5丁目201)に進出することを発表した。

  • 旧開花亭跡地

    旧開花亭跡地

星野リゾート、旧開花亭跡地に進出

開花亭は1905年に開業し、昭和天皇が3度宿泊するなど、あわら温泉を代表する老舗旅館だったが、閉館後、約10年間にわたり未利用状態が続いていた。温泉街の中心に立地していることもあり、今回の同社の進出は、温泉街の魅力を高め、観光振興と地域活性化を加速させるものとなる。敷地面積は約13,000㎡で、施設概要や開業時期については、今後同社より発表される予定。

温泉街の価値向上へ

現在、あわら市では「湯のまちみらいプロジェクト」を推進し、滞在性・回遊性向上を目指す社会実験を実施している。星野リゾートとも連携し、温泉街の価値をさらに高めていくことで、訪れる人にも地域の人にも魅力的なまちを目指していく。

  • 湯のまちみらいプロジェクト

    湯のまちみらいプロジェクト

「福井県は多様な魅力にあふれた観光地です。このたび、北陸新幹線開業後の新しい時代に、あわら温泉に進出できることを大変うれしく思います。あわら温泉の魅力を徹底的に発掘し、まだ知らない福井の魅力を伝える体験を提供します。地域とともに活性化に貢献したいと考えています」(星野リゾート)