オーストラリア戦を3日後に控えた10月22日、東京・丸の内ビルディングで「みんなで超えていこう。ラグビー日本代表ファンミーティング」が開催された。

「リポビタンDチャレンジカップ2025」のワラビーズ戦を目前に、日本代表選手30名とエディー・ジョーンズヘッドコーチが一堂に会し、集まったファンに勝利を誓った。

■見どころは超速対決! 勝利の鍵は“努力の強度”

ファンミーティングの冒頭にはOBによる座談会が開催され、元日本代表の大西将太郎氏と田中史朗氏が登壇。ラグビー女子として知られるアイドルの浅野杏奈さん、ハンドボール元日本代表の土井レミイ杏利さん、フリーアナウンサーの豊原謙二郎さんらを交え、オーストラリア戦についてトークを展開した。

日本はオーストラリアと過去6戦して全敗。田中氏はオーストラリア代表、通称ワラビーズについて「凄くバランスのいいチームで、特に今シーズンは監督も交代してすごく調子が良い。かなりタフな試合になると思いますが、その相手に対してどれだけチャレンジできるか楽しみ」と期待を込める。

ワラビーズ戦について大西氏は「ディフェンスの部分では25点以内には抑えたい。あとはスクラム」と指摘。「南アフリカ、ニュージーランドなどスクラムが強いチームと戦うチャンピオンシップで、オーストラリアはスクラム100%だった。日本がプレッシャーをかけられるかが大きなポイント」と指摘。さらに、「オーストラリアの選手たちは『日本の速いテンポに対応しなくてはいけない』と言っていたので、超速対決になるのではないか」と分析した。

これを受けて田中氏は「超速対決なら絶対に日本のほうが速い」と応じ、「球出しのスピードは日本のスクラムハーフが一番。絶対に負けない。オーストラリアも速いけどテンポの速さは日本が一番」と断言。一方、「日本のスタイルは世界でも真似されている。逆に日本が真似できないのはフィジカルの部分。ミスやペナルティーを少なくする部分は絶対に世界を真似しないといけない」と課題も挙げた。

後半はエディー・ジョーンズヘッドコーチや日本代表の選手らが登場。会場となったマルキューブは大きな拍手に包まれた。

  • エディー・ジョーンズヘッドコーチ

    エディー・ジョーンズヘッドコーチ

進行役の田中氏や大西氏から合宿を終えた感想を問われたエディーHCは、「非常にいい準備ができた」と回答。「今、チームは規律をしっかりと守って、そしてどう闘うかということをしっかり理解できているので、次の試合が本当に楽しみ」と手応えを強調した。

  • 藤原忍選手

    藤原忍選手

田中氏がオーストラリア戦で注目される“超速対決”について問うと、スクラムハーフの藤原忍選手は「僕の持ち味はアタックの速さで、そこは本当に負けてないと思う。そのなかでも判断というところを一番大事にしてやっていきたいと思う」と意気込んだ。

同じくスクラムハーフの福田健太選手も「フミさん(田中氏)の言う通り、日本のスクラムハーフは速い選手がたくさんいて、その中でも僕の持ち味はブラインドサイドのアタック。超速を活かして石田吉平選手の“ニンニンステップ”に繋げられるように頑張りたい」と誓った。

  • 福田健太選手

    福田健太選手

会場に集まった小学生たちによる質問コーナーでは「身体を大きくするにはどれくらい食べればいいですか」との質問が寄せられ、これに対し、“TK”こと竹内柊平選手は「(定食換算で)大体3メニューくらいは食べる」と回答。「リーチ・マイケル選手はいつまで代表を続けますか」という質問に、リーチ選手は「それは監督に聞いてください。僕のポリシーとしては、呼ばれている以上は日本代表でプレーしたいと思っている」と回答し、会場から声援が寄せられた。

  • リーチ・マイケル選手

    リーチ・マイケル選手

トークイベントの締めくくりにワラビーズ戦の勝利の鍵について問われると、エディーHCは「高い強度で80分間、常に努力し続けること。それを十分にやれば勝利が見えてくると思う」と回答。

一方、スタンドオフの李承信選手は「ファストスタート。キックオフの瞬間からどんどん仕掛けて相手を圧倒するインパクトを与え、自分たちでゲームを作っていくことが大事」と見解を示した。

大一番を前に、勝利への決意を新たにしたラグビー日本代表。エディーHCが掲げる「Intensity of Effort!!(努力の強度)」がどう実を結ぶか。10月25日のオーストラリア戦に注目だ。