シネブリッジは、テスティーと共同で、10代と20代の男女1,200名を対象に、「この冬観たい映画」と「夏公開映画の鑑賞実態」に関するアンケート調査を実施した。調査期間は9月5日から9月22日。
近年の映画市場では、Z世代の支持がヒットの行方を大きく左右している。本調査では、彼らが次に「映画館で観たい」と考える作品の傾向を明らかにするとともに、前回の調査で “観たい” と回答された夏映画が実際にどれほど鑑賞されたのかを追跡。
この冬(10~12月)Z世代が「映画館で観たい映画」1位に選んだのは『ズートピア2』で、映画のタイトルを知るきっかけとして最も多かったのは「映画館での予告」となった。これは『鬼滅の刃』や『国宝』といった話題作がZ世代を映画館に惹きつけ、その結果、新作映画の予告編(広告)に触れる機会が増えたためと考えられる。
続く2位には、新海誠監督のアニメの実写化『秒速5センチメートル』、人気コミックを実写化する『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』、人気のアイドルアニメをクロスオーバーさせた『アイカツ!×プリパラ』が3位と、原作認知度の高い作品が上位を占めた。
また、10位には『TOKYO MER』同様、TBSテレビ「日曜劇場」で放映されたドラマを映画化する『映画ラストマン -FIRST LOVE-』がランクイン。幅広いジャンルの作品がトップ10に並ぶ結果となった。
Z世代の夏の映画鑑賞作品ランキングでは、『鬼滅の刃』が1位、『8番出口』が2位、『TOKYO MER』が3位となった。
鑑賞理由として、「原作が好き」「映画のストーリー•テーマの魅力」がいずれも上位となっており、未知の作品を観るよりも、既に原作を知っている作品であることが、映画館に足を運ぶ際の「動機」の1つであることが分かった。
さらに、鑑賞者の半数近くが「友人」と共に鑑賞しており(『鬼滅の刃』52.8%、『8番出口』50.4%、『TOKYO MER』33.4%)、友人との話題共有も映画館での鑑賞に不可欠な要素と言えるだろう。
前回調査で聴取した「夏に観に行きたい作品(鑑賞意向)」と今回聴取した「実際に観に行った作品(鑑賞実績)」を比較したところ、以下の傾向が明確になった。 ホラー映画『近畿地方のある場所について』は、鑑賞意向(8位)に対して実際の鑑賞実績(4位)が大きく上昇した作品であり、鑑賞後の「SNSやWebでの感想•考察の検索や投稿」が他作品と比べて最も高い数値となった。
この結果から、若年層の映画鑑賞行動は、公開前の話題性よりも、「公開後のSNSでの評価や口コミの広がり」によって大きく左右されていることが推測される。特に「考察や感情共有を促すSNSでの拡散」(ホラーや謎解き作品など)と、「幅広い世代に認知され、リアルな場で話題にしやすい拡散」(普遍的なテーマの作品)という2つのパターンが、実際の鑑賞行動に大きく貢献していると考えられる。
男女共に「観て良かった・面白かった作品」の1位は『鬼滅の刃』に。また、社会現象となっている『国宝』など、ヒット作品が上位にランクインしており、やはり近年の映画ヒットにはZ世代の支持獲得が重要であると言えそうだ。
また、好きなアーティストは男女ともに「Mrs. GREEN APPLE」が首位を獲得。男女年代別に見ても、中学生男女、高校生男女、女子大学生の各層で1位となっており、Z世代からの圧倒的な支持が明らかになった。




