小学館が運営する介護マーケティング研究所 by 介護ポストセブンは10月10日、「老眼」についての調査結果を発表した。調査は年5月16日~6月2日、介護ポストセブン会員組織「介護のなかま」登録者4,804名を対象にインターネットで行われた。

「老眼である」という自覚がある人の割合

「老眼を自覚していますか」と質問したところ、「はい」と回答した人が68.05%、「いいえ」と回答した人が31.95%だった。約3人に2人が老眼を自覚していることになる。

  • 「老眼である」という自覚がある人の割合

    「老眼である」という自覚がある人の割合

老眼鏡を使用しているのは約半数、3割が100均など量販店で購入

老眼の自覚があると回答した3,269名に、「現在、老眼鏡(遠近両用眼鏡を含む)を使用していますか」と聞いたところ、「はい」と回答したのは53.81%と、老眼を自覚しながらも約半数の人しか使用していない結果となった。

「どこで老眼鏡を購入しましたか」という質問では、7割以上の人が「眼鏡専門店(オーダーメイド)」と回答し、自分の視力に合った度数の眼鏡を作る人が多い一方で、約3割が「100円ショップ、ドラッグストアなどの量販店(既製品)」と回答している。

  • 現在、老眼鏡(遠近両用眼鏡を含む)を使用していますか? どこで購入しましたか?

    現在、老眼鏡(遠近両用眼鏡を含む)を使用していますか? どこで購入しましたか?

老眼鏡以外の対策は

「老眼鏡以外にどんな対策をしているか教えてください」という質問では、「目に良いといわれる食材を取り入れた食事」が11.32%、次に「サプリや漢方薬などの服用」が11.17%、そして「生活習慣の改善(TVやPC、スマホを見る時間を減らすなど)」が10.22%と続く。近眼対策としては、レーシック手術は広く知られているが、老眼対策として「レーシックなどの視力手術」と答えた人は、ほとんどいない結果となった。

  • 老眼鏡以外にどんな対策をしているか教えてください

    老眼鏡以外にどんな対策をしているか教えてください

老眼のイメージ

「老眼の自覚がない」と回答した1,535名に、「老眼に対するイメージを教えてください」と質問したところ、53.22%が「老化を意識するもの」と回答した一方、48.27%は「誰でもいつかはなるものなので、あまり気にならない」と答えた。また、31.53%が「早めの対策が必要」と回答したことから、老眼の自覚がなくても「老眼には対策が必要である」と考えている人たちが一定数いるようだ。

老眼の自覚がない人が考える「老眼対策」

「老眼になったときにどんな対策をしたいか教えてください」という質問をしたところ、8割が「老眼鏡(遠近両用眼鏡を含む)の使用」と回答し、次に「視力回復トレーニング」(26.38%)や「目に良いといわれる食材を取り入れた食事」(24.10%)と続いた。

  • 老眼になったときにどんな対策をしたいか教えてください

    老眼になったときにどんな対策をしたいか教えてください