元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が、YouTubeチャンネル『和田毅ラボ』で4日に公開された動画に出演。下柳剛氏の“グラブ投げ事件”を振り返った。
「鳥谷にやるんだったら分かりますけど…」
2007年10月1日の対横浜戦で起きた“グラブ投げ事件”。この日、ショートを守っていた(田中)秀太の度重なるミス、内野陣の連携ミスに対し、下柳氏がグラブを2度地面に投げつけた。
その下柳の人柄について、赤星氏は「シモさんって実はメンタル弱いらしいんですよ。僕も思ってなかったんですけど、強く見せるためにグラウンドでは強くいなきゃいけないって自分に課しているのがあったらしいんですよね」と明かしたうえで、「そうしてる中で、ああいうプレイに対して『おい!』みたいなのが出ちゃう、出しちゃってたっていうのは聞いたことがあって」と同僚の目線から説明。
続けて、赤星氏は「あの日、下柳さんがまず一番怒ってたのが鳥谷さんがスタメンで出てなかったんですよ。もうその時点でたぶん下柳さんは『なんで鳥谷出てないねん!』みたいな感じがあったんですよ」と下柳氏の心境を代弁しながら、「だからいつも出てない、今、タイガースの3塁コーチをやってる田中秀太がたまたまスタメンでショートで出て、僕もセンターやってて、日頃出てないし緊張感もある中でやってるから『明らかに動きはかたいな』なんて思ってたんですけど。圧ですよね、下柳さんのね、圧がかかってて全然動かない、動けないみたいになってて」と述懐した。
そして、赤星氏は「あの後すぐ話した時に『鳥谷にやるんだったら分かりますけど、日頃出てない秀太にやったら逆にプレッシャーになって動けなくなりますよ』みたいなこと言ったら、『後悔してる』っていうのはシモさんもおっしゃってたんで、止まんなかったんでしょうね」とも明かしていた。
【編集部MEMO】
『Going! Sports&News』(日本テレビ系)や『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)などで野球解説者として活躍する赤星憲広氏。「LITEVIEW」アプリで毎週月曜(20:00~20:30)に放送されている音声番組『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』では、“ならでは”の野球トークを繰り広げている。番組には不定期でゲストも登場。これまでに、濱中治氏や八木裕氏をはじめとする阪神のOB選手や、オリックスのT-岡田や中川圭太らが登場している。公式YouTubeチャンネルでは、番組のダイジェスト版が配信中。
