アイドルグループ・timeleszが出演するフジテレビのバラエティ番組『タイムレスマン』(毎週火曜24:15~)初の全国ネットゴールデンスペシャルが、きょう27日に『土曜プレミアム』枠(毎週土曜21:00~)で放送される。4月に番組がスタートしてから半年経たずしての大舞台に8人のメンバーたちとともに挑むのは、演出の当麻晋三氏だ。

2月に新メンバーが発表される前に決まった、timeleszとして初めての冠バラエティ番組。異例の立ち上げの経緯や、チームのギアが上がったという菊池風磨の“腹筋”の衝撃、さらには今後の展望などを語ってくれた――。

  • (左から)菊池風磨、寺西拓人、松島聡、篠塚大輝、橋本将生、佐藤勝利、猪俣周杜、原嘉孝 (C)フジテレビ

    (左から)菊池風磨、寺西拓人、松島聡、篠塚大輝、橋本将生、佐藤勝利、猪俣周杜、原嘉孝 (C)フジテレビ

予想以上の合格人数…“人として”フィーチャーする番組に

オーディション番組『timelesz project -AUDITION- (通称:タイプロ)』(Netflix)で新メンバーが発表されたのは今年2月15日だが、当麻氏が今回の番組の演出を担当することが決まったのは、その直前の1月末。しかも初回収録は3月19日に設定され、「“2カ月もないじゃん!”と思って、プレッシャーしかなかったですね」と、異例の立ち上げを振り返る。

若いメンバーとタッグを組むのは若いディレクターがいいのではという意見もあったそうだが、『芸能人が本気で考えた! ドッキリGP』で長年にわたり菊池風磨と仕事をしてきた蜜谷浩弥プロデューサーが、「いろんなメンバーが集まったばかりの特殊な状況のチームで初めて番組を作るにあたっては、ベテランがいい」と、フジ入社24年目の同期である当麻氏に白羽の矢が立った。

『タイプロ』を見ていなかった当麻氏は「そこから見始めて、視聴者の皆さんと同様に、“なんていい子たちなんだ!”、“熱いなあ!”と泣いて、どんどん好きになっていきました(笑)」と感情移入しながら追っていく。

並行して企画作りも行っていたが、「新メンバーは3人くらいだろうと思っていたら、最終的に5人も決まって(笑)。最初は、企画がガチっと決まった番組を考えていたのですが、それより8人に“人として”すごくフィーチャーしたものにしたほうがいいと思い、一気に方向性を変えました」と練り上げていった。

こうして迎えた3月19日の初回収録。メンバーとの事前の打ち合わせはリモートで30分程度行っていたが、実は対面するのはこの日が初めてだった。しかも、菊池とつながりのある頼みの蜜谷Pがケガで立ち会えず、メンバーにとって知っているスタッフが誰もいない状況。その上、オープニングのロケを行ったフジテレビ本社近くの公園は雹(ひょう)が降りしきり、傘を持つ手が震えるほどの寒さという悪天候で、これ以上ない不安の中でスタートを切ることになった。

  • 141回の腹筋運動に挑む菊池風磨 (C)フジテレビ

    141回の腹筋運動に挑む菊池風磨 (C)フジテレビ

「風磨さんの背中ではなく腹筋で感じました」

いざ収録が始まると、「こういう息遣いでこういう言葉を発して、8人でこういう空気になるんだと、見ていて楽しくて気持ち良かったんです」と緊張感がほぐれていったのだそう。そして同日に2本目として収録したのが、メンバー8人で計450回の腹筋運動を目指す体力勝負の企画だった。

7人の平均が44.1回と1人あたりの目標である50回に届かない中、最後の1人で141回を背負うことになった菊池風磨。バラエティ的に達成させるため、スタッフ側から回数を軽減する提案もしたが、菊池は即座に断り、驚異の“意地”を見せて見事にやりきった。帰り際に当麻氏が感謝を伝えると、「念願の冠番組なんで。死んでも成功させたいんで」という言葉を残し、次の現場へ向かったという。

「他のメンバー7人もそうだし、僕ももちろん、あの現場にいた人は、“この番組はいつもよりもギアを入れないと、風磨さんに置いていかれる”、“この番組は生半可な覚悟でやっちゃダメだ”というのを、風磨さんの背中ではなく“腹筋”で感じました」と、衝撃を受けた当麻氏。このロケの帰りに行ったサウナのロッカー番号を「141」に選ぶほど、忘れられない数字になったそうだ。