パナソニックは9月22日、「日常生活と肩こりに関する意識調査」の結果を発表した。調査は9月2日~3日、全国の20歳~59歳の男女1,000名(肩こりを感じる男女800名および肩こりを感じたことがない男女200名)を対象に、インターネットで行われた。
はじめに、肩こりを感じている800名にどの程度の期間放置しているか聞いたところ、半数を超える54.3%が「1ヶ月以上」放置していると回答。うち42.9%は、「1年以上」も放置している実態が明らかに。
放置している理由を聞くと、「我慢できるレベルだから」(38.9%)が最も多く、次いで「効果的な対策法がわからない」(36.4%)、「対策費が高そう」(26.0%)が上位に。日常的に肩こりを感じる人が多い一方で、耐えられる不調と認識され、方法や費用の壁から対策が先送りになっているよう。
続いて、肩こりを感じている人に肩こりの状態について質問したところ、「生活に支障が出ることがある」が23.5%、「日常生活や仕事に大きく支障が出る」が5.4%、「痛みや不快感が常にあり、我慢している」が6.6%という結果に。
また、「生活に支障が出ることがある」「日常生活や仕事に大きく支障が出る」「痛みや不快感が常にあり、我慢している」と答えた”肩こり深刻層”を対象に、放置している期間を教えてもらったところ、半数を超える53.5%が1年以上放置していると回答した。
次に、「生活に支障が出る」と答えた人が多い中で具体的にどのような影響があるのか、肩こり軽度層(「肩こりが少し気になる程度」と回答した層)と比較した時に影響の大きさにどれだけの差があるかを調査した。
「業務やテストなどでミスが多いと感じるか」と聞いたところ、肩こり軽度層は33.8%が「当てはまる」と回答したのに対し、肩こり深刻層は56.0%と半数を超え、両者の差は22.2ポイントという結果に。また、「肩こりで眠りが浅くなり、翌日の集中力に影響が出たと感じたことがありますか」の質問に、肩こり軽度層は19.4%、肩こり深刻層は67.6%が「当てはまる」と回答し、こちらは48.2ポイントもの差が。肩こりがひどい人ほど仕事や勉強のパフォーマンスに悪影響が及んでいるよう。
さらに、「趣味に集中できないと感じることがあるか」と質問したところ、肩こり軽度層は52.0%、肩こり深刻層は76.0%が「当てはまると」回答し、両者の差は24.0ポイントに。悪影響が及ぶのは仕事だけではなく、日常を豊かにするための趣味でも、肩こりが酷い人ほど熱中できていないと感じる人が多い結果となった。



