男女ともに、相手から選ばれなくては次のステップに進めない婚活市場。その一方で、「自分は選ぶ側でありたい」と思っている人は多いのでは? この「自分は選ぶ側だ」という思考は婚活にどのような影響を与えるのでしょうか。
この記事では、人気婚活アドバイザーの植草美幸さん監修のもと、婚活市場で成功するための客観的な自分の見つめ方を解説します。
婚活で“選ぶ側”だと思ってしまう心理・原因は?
相手に選ばれないとカップルが成立しない婚活の場で、「自分は相手を選ぶ立場である」と思い込んでしまうのはどういう心理なのかを解説します。
自己防衛としてのプライド
「自分は相手を選ぶ立場である」と感じる背景には、無意識の自己防衛が隠れていることがあります。婚活という場では、ときとして「選ばれない」という現実に直面することがあります。それは自尊心が高い人間にとって決して心地よいものではありません。
だからこそ、「自分は選ぶ側だ」と思い込むことで、自身のプライドを保とうとします。
“今の市場価値”と“過去のモテ”とのズレ
「自分は相手を選ぶ立場にある」と考える原因のひとつに、現在と過去とのギャップに気づいていないこともあげられます。学生時代や20代のころに多くの異性から注目された経験があると、それが現在も通用すると思い込みがちです。
しかし、婚活市場では年齢、仕事、価値観の成熟度など、若いころと評価されるポイントが異なります。過去にモテた経験があったとしても、婚活市場での価値と一致するとは限りません。
自己評価を誤っている
自分自身の魅力や立ち位置を客観的に見ることは、思いのほか難しいものです。「自分は相手を選ぶ立場にある」と思ってしまう理由のひとつに、自分の年齢や収入、外見、過去の恋愛経験などを根拠に、自身の市場価値を過大に見積もっていることも考えられます。
自己評価が誤っていることに気づかず、「条件を満たしている自分は、相手を選ぶ立場である」と考えてしまうのです。
理想が高く、現実が見えていない
「年収○万円以上」「身長○cm以上」「〇〇大卒であること」「年齢の上限〇歳まで」など、条件にこだわりすぎると、婚活はまるで検索ゲームのようになってしまいます。これは本質的な人間関係の構築とはかけ離れており、相手を“スペック”でしか見ていない証拠でもあります。
「自分が望む条件を満たしているか」という点ばかりにとらわれていると、「自分は相手を選ぶ立場にある」と考えるようになってしまいます。
「自分は“選ぶ側”だ」という思い込みが招く4つの落とし穴
「自分は相手を選ぶ立場にある」と考える人は、婚活の場でどのような現実に直面するのでしょうか?
その心理と影響を探ります。
出会いの数はあるのに、次のステップに進まない
「自分は相手を選ぶ立場にある」と考える人は、「いいな」と思える相手に出会えない、もしくは出会っても関係が発展しない傾向があります。この原因は、数多くの出会いがあっても「相手を選ぶこと」に意識が向きすぎて、相手とコミュニケーションを深めるチャンスを逃してしまうからだと考えられます。
相手の粗探しをしてしまう“減点式思考”に陥っている
「結婚相手はこのような人がいい」と、理想像を頭の中で作り上げてしまうと、それに当てはまらない部分ばかりが目についてしまいます。言動や外見など、理想との違いにばかり目が向くようになり、「この人はここがダメ」と減点方式で相手を評価するように。
結果的に、本来であれば相性がいい可能性が高かった人とも、関係を築く前に遠ざけてしまいます。
“上から目線”により相手の気持ちが見えなくなる
自分が優位に立っているという認識は、無意識に相手を見下す態度につながることがあります。これは、言葉にしなくても態度や表情、受け答えから伝わってしまうものです。相手の気持ちに寄り添えず、一方的な姿勢を取ってしまえば、信頼できる関係性に発展しにくくなります。
「自分に合う人がいない」と決めつけてしまう
「理想に合う人がいない」という言葉は、実は“理想を変えたくない”という思考の裏返しであることが少なくありません。しかし、その思考のままでは、どれだけ時間をかけても状況は変わらないまま。
反対に、「自分が結婚したい相手はこんな人だ」という理想を柔軟にすることができれば、それだけで婚活における大きな武器になるといえるでしょう。
“選ぶ側”から“選ばれる側”へとマインドを転換するには
婚活市場で成功するために必須となるのが、“謙虚さ”です。「自分は相手を選ぶ立場である」という考えを手放し、「自分は相手に選んでもらう立場である」と考えることも重要です。
選ぶ前に“選ばれる”ことを意識する視点とは
婚活において最も重要なのは、相手から「この人と一緒にいたい」と思われる存在になることです。まずは、自分がどのように見られているかを意識し、言動や態度を見直すことがスタートラインになります。
魅力は、見た目だけではなく、相手への思いやりや誠実さからにじみ出るものです。
「相手に何を与えられるか」で見えてくる関係性
「相手は自分に何をしてくれるのか?」という視点ではなく、「自分は相手に何を提供できるか?」という発想に変えることで、関係の質は大きく変わります。対等なパートナーシップとは、与え合う関係性から生まれるものです。その視点に立てば、相手を見る目も自然と変わっていくはず。
魅力は年齢ではなく、誠実さと柔軟さに宿ると考えよう
婚活市場では年齢や条件が話題になりがちですが、長い目で見たときに重要なのは人としての魅力。誠実さ、謙虚さ、柔軟に変化を受け入れる姿勢は、年齢に関係なく人を惹きつける美点です。
そのことに気づけるかどうかが、真に意味のある出会いへの分岐点になります。
「自分は商品である」という発想のススメ
婚活はある意味、“自分という商品”を市場に出すことでもあります。その際に問われるのは、「この商品は何が魅力か?」「誰に届けたいか?」という視点です。これは、自分を卑下することではなく、適切な棚卸しをして魅力を理解するということ。自分の強みを理解し、伝えることが、選ばれる力を育てることにつながります。
自分という商品を相手に選んでもらうために、自己分析を行うこと、そして自己を磨くことが大切です。
婚活で成功するためには?
婚活市場で成功するためには、「選ぶ・選ばれる」という一方通行の関係から抜け出し、互いに歩み寄れる関係性を築く意識が欠かせません。まずは、自分の理想や条件ばかりを優先するのではなく、相手の価値観や背景にも関心を持ち、理解しようとする姿勢が大切といえます。
そして、自分自身を一方的にアピールするのではなく、「相手に何を与えられるか?」「どんな存在になることができるか?」と考えることが、素敵な出会いにつながります。婚活は対話と共感の積み重ねによって実を結ぶもの。あきらめず努力をしていきましょう。きっとあなたにぴったりのパートナーが見つかるはずです。



