「30歳で独身の男はやばい」、こんな言葉を聞いたことはありませんか? 実際は、30代前半の男性の半数は独身です。結婚を選択しない男性も増えているので、30歳で独身の男性が全員「やばい」というわけではありません。

では、30歳独身男性のなかでも、どのような男性が「やばい」といわれてしまうのでしょうか。

今回は、30歳の独身男性が「やばい」といわれる理由や、「やばい」といわれる男性の特徴、「やばい」と焦ったときにやるべきことを紹介します。

30歳の独身男性が「やばい」といわれる理由

  • 30歳の独身男が「やばい」といわれる理由

    30歳の独身男性が「やばい」といわれる理由は?

30歳以上の男性が独身だと「やばい」と思われてしまうのには、いくつか理由があります。ここでは、30歳の独身男性が「やばい」といわれてしまう理由を紹介します。

男性の平均初婚年齢は31歳

厚生労働省の人口動態統計によると、2022年(令和4年)の平均初婚年齢は男性が31.1歳。あくまでも「平均」なので、31歳以上で初婚を迎える人ももちろんいますが、統計結果として提示されている年齢とほぼ変わらないのに独身だということで「やばい」と感じる人もいるようです。

30歳を過ぎると出会いが減っていく

30歳を過ぎると周囲における既婚者の割合が増加します。20代のころに一緒に合コンや飲み会に参加していた友人が家庭を持つと、気軽に出会いの場に誘うことができません。新しい出会いの機会が失われるのはもちろん、同年代の女性も既婚者が一気に増えるので、出会える女性の人数も当然減ります。

独身が減り妻子持ちの男性が増えていく30代という年齢で独身のままだと、20代のころよりも結婚できる可能性が低くなるので「やばい」といわれることが増えていくようです。

見た目に変化が出てくる

30歳を過ぎると20代のころに比べ加齢による身体の変化を実感することが増えてきます。特に、代謝の低下による体重増加(お腹が出る)や髪の毛が薄くなるなど、外見にはっきりとした変化が現れることも。

男女関係なく、やはり異性として惹かれやすいのは見た目が悪い人よりも見た目が整っている人。30代になって見た目が老化してしまうと、20代のころよりも結婚できる可能性が遠のいてしまうので、「やばい」と思われることもあるのでしょう。

30代=家庭を築くという印象が強い

世間の一般的な認識として、「30代=家庭を築く年齢層」という印象が根付いていますよね。昭和時代は男性も20代で結婚をするのが一般的だったので、「30代=家庭を築く」という概念がまだ残ってしまっているのでしょう。

そのせいで、「30代独身男性=やばい」という価値観が残ってしまっているのかもしれません。最近は晩婚化も進んでいるので、30歳で独身でも決して「やばい」なんてことはないので安心してくださいね。

「やばい」と思われてしまう30歳独身男性の特徴

  • 「やばい」と思われてしまう30歳独身男性の特徴

    結婚できない男性にはそれなりの理由がある?

30歳の独身男性が全員「やばい」なんていうことはないのですが、周りに「やばい」と思われてしまう30歳独身男性が一定数いるのも事実。

ここでは、自分では気にしていなくても周囲から「やばい」「だからあの人は独身なのかな」と思われてしまう、30歳独身男性の特徴を探っていきましょう。

独り立ちできていない

30歳を過ぎて実家暮らしをしていると、女性からの印象はあまりよくありません。もちろん実家暮らしのメリットはあるのですが、実家暮らしの30代は世間一般的に「大人になっても親に世話をしてもらっている、独り立ちができない人」というイメージが定着してしまっています。

「親の介護をしている」など何か特別な事情がないと、30代で実家暮らしをしていると腫れもの扱いされてしまうので気をつけて。

時間とお金のほとんどを趣味に費やす

趣味にばかりお金と時間を使って全く貯金をしていない人も、周りから「やばい」と思われるので要注意。恋愛・結婚よりも趣味の方が優先順位が高い人だと女性に認識されると、「結婚生活が現実的ではない」「一緒にいても未来を想像できない」という理由で恋愛・結婚の対象外にされてしまいます。「結婚しても、お金と時間を家庭ではなく趣味ばかりに使うだろうな」と思われてしまうからです。

経済力が乏しい

男性の年齢があがればあがるほど、女性は男性の経済力を意識するようになります。結婚生活にはいろいろとお金が必要です。世帯収入が少ないと生活費を切り詰めなければならないので、楽しい結婚生活を想像できません。

子どもをつくることを視野に入れているのであれば、経済力が乏しいのはさらに致命的に。30歳で生活をするのすらカツカツなくらい収入が少ない独身男性は、やはり女性から見て「やばい」という印象になってしまいます。

相手に望む理想が高い(自分を客観視できていない)

女性の多くは結婚相手として自分と近い年齢の男性を求める傾向です。

その一方で「結婚相手は20代の女性であることが絶対条件」「顔とスタイルがよくて、年収500万円以上稼いでいて、家事が完璧な女性」といったように、30歳にもなって自分のことを棚に上げて女性に対して高い理想ばかり掲げている男性は、やはり「やばい人」だと思われてしまいます。

「やばい」と思ったら! 30歳独身男性が恋愛・結婚に近づくためにできること

  • 「やばい」と思ったら! 30歳独身男性が結婚に近づくためにできること

    行動を変えれば結果も変わる!?

「このまま歳を重ね続けてもやばい」。そう思ったら、恋愛・結婚への道を切り開くために現状を打開する行動をとりましょう。

独身であることに焦っている30歳の男性がやるべきことを紹介します。

出会いを求め、積極的に行動する

相手がいないことには、恋愛は始められません。自ら動かないままだと出会いは減っていくばかり。能動的に出会いの機会を増やしていきましょう。

具体的には、結婚相談所への登録、社会人サークルへの参加、知り合いに頼んで女性を紹介してもらうなどがあります。最近では、マッチングアプリをきっかけに結婚する人も増えてきました。ネットでの出会いに抵抗がある人も多いと思いますが、今や十分に市民権を得ている出会いのひとつであり、恥ずかしがる必要はありません。

出会いのチャンスに備え、自分磨きに励む

せっかくの良い出会いに巡り合えたとしても、そのチャンスをつかめるかどうかは別問題。いつ訪れるか分からない、でも逃すわけにはいかないその時に備えて、自分をしっかり磨いておきましょう。

外見では、ダイエットや筋トレで体型を維持する・ファッションに気を遣い、自分に合った服装を心がける・髪の毛や髭などを整えて清潔感を意識する、などがあります。清潔感だけは損なわないように気をつけて。

内面は、資格のための勉強をしたり、読書をしたり、何か新しいことをチャレンジしてみたりと、いろいろな経験を積むことで磨かれていきます。1日中スマホを見てダラダラしていても、知性を磨くことはできません。毎日少しずつでも、内面を磨くために何か行動をしてみてはいかがでしょうか。

理想を高く持ちすぎない

結婚相手に対して理想を掲げたくなる気持ちは理解できます。ですが、現実味のない理想像を追い求めてしまうと、当てはまる人と出会うまでに多くの時間を費やしてしまいますし、出会えても恋愛関係に発展する確証はありません。

素敵な人と出会っても、自分が追い求めている理想の女性像のせいでチャンスを逃してしまうこともあります。すべて自分の好みに合致するような完璧な相手など存在しないということを、心に留めておいてくださいね。

理想を追い求めて出会いのチャンスをなくしてしまうのではなく、理想を掲げるのはそこそこにしてまずは多くの女性と出会って相手を知ろうとすることから始めましょう。

まだやばくない! 結婚したい30歳独身男性は今日から行動を

  • まだやばくない! 気づいたときから行動を起こせば、30歳の独身男でも結婚への道はあります

    自分のペースでがんばっていきましょう

「30歳で独身の男性はやばい」という意見に対して、そういわれる理由と当てはまる男性の特徴、これから結婚に近づくための方法を紹介しました。近年では30歳を過ぎて結婚する人も増えていますし、そもそも結婚を選択しない人も増えているので、「30歳独身男性=やばい」なんてことはありません。

ただし、恋愛・結婚をしたいのであれば、今までと同じ生活を続けても女性と出会うのは難しいままです。「やばいかも」と自覚できただけでも一歩前進なので、出来ることから取り組んで、思い描いている将来像に近づけていきましょう。