9月8日の明け方にかけて日本で観測された「皆既月食」。太陽・地球・月が一直線に並んだ時に起こる天体現象で、地球の影に入って赤銅色となった月の神秘的な姿は、古代から人類を魅了してきました。

その皆既月食中の月の姿を撮影したある一枚の写真が、Xで話題となっています。

青い月の帯「ターコイズフリンジ」

  • @tamc_netより引用

    立川高校天文気象部(@tamc_net)より引用

東京都立立川高校天文気象部、通称「天気部」のXアカウント(@tamc_net)にて投稿されたこちらの一枚。「ターコイズフリンジ」という美しい青い帯が写っていて、なんとも神秘的な月の姿を捉えています。

「ターコイズフリンジ」とは、月食時に月の影の境目あたりに現れる、青緑色の細い光の帯のこと。太陽の光が地球の大気を通る時、青い光はほかの色の光よりも曲がりやすい性質があるため、月食の時に月に届く光の中で、青い光だけが特別な場所に集まって、この美しい青い帯を作り出すのです。

この写真を投稿した立川高校天文気象部によると、この写真は露出の異なる8枚の画像をHDR合成したのだそう。撮影機材も本格的で、Sony α7IIIカメラをAPS-Cサイズにクロップし、Vixen R200SS望遠鏡とEQ6R赤道儀を組み合わせて使用。撮影では、ISO400に設定し、シャッタースピードを1/200秒から0.6秒まで1段ずつ変えて8枚撮影し、それらをHDR合成しています。

この気象現象と撮影技術が見事に組み合わさった1枚に、「天体好きにはたまらない写真」「すてきすぎるー綺麗すぎるー!」「凄い!!初めてみました!!」「お月様のウエストや〜」「私も次の皆既月食の時に頑張ります!」「早朝というか夜中お疲れ様でした!見せてくれてありがとう!!」と感動の声が続々と寄せられ、なんと18万いいねが集まっています。

国立天文台によると、次回日本で皆既月食が見えるのは2026年3月3日。こんな素敵な写真を撮るのは簡単ではありませんが、月食は肉眼でも見ることができるので、ぜひみなさんも神秘的な月の姿を観察してみてくださいね!