小さい頃、誰もが一度は「果物の種を庭に埋めたら、来年食べ放題になるかも……」と考えたことがあるのではないでしょうか? そんな好奇心を実行に移し、なんと4年もかけて桃を育てたとある記録をご紹介しましょう。

食べた野菜や果物の種を家庭菜園で栽培する様子をYouTubeチャンネルにて発信している、のりんごさん。動画は、食べた桃の種を取り出すところから始まります。

まずは、桃の中から種を取り出します。ハンマーで殻を割ると、中からアーモンド状の種が出てきました。これが桃の種なんですね。

その種をポットに植えて、待つこと7カ月……

小さな芽が出てきました! 7カ月間、一生懸命土の中で芽を伸ばしていたんですね。

ある程度大きくなったら、より大きな鉢に植え替えを行います。1カ月でこんなに大きくなってる!

しかし、、度重なる植え替えで、茎がどんどん茶色くなっていることに気が付きます。葉も茶色くなり、もしや枯れ始めてしまったのでしょうか……?

種を植えてから1年1カ月、ついに葉っぱがすべて落ちてしまいました。

それから約7カ月――。諦めずに観察を続けていたのりんごさんに一筋の希望が! なんと、茎の根本から小さな葉っぱが出てきたのです。桃、頑張ったね……。

その後小さな芽はぐんぐん育ち、種を植えてから2年目、桃は84センチにまで大きくなりました。なんだか親戚の子どもの成長を見ている感覚ですね。

それからも桃は順調に成長し、3年目に突入。虫を取り除き、剪定をし、鉢を植え替え、のりんごさんは地道に桃のお世話を続けます。すると……

3年目にして、ついに花が咲きました! これが「桃の花」なんですね。ひなまつりの歌の歌詞に出てくるものの、実物を見たのは初めてかもしれません。

その後、人工授粉を経てついに小さな実が成りました! 強風やアブラムシに苦戦しながらも、のりんごさんは全部で8個の実を大切に大きくしていきます。

だんだんと桃になってきた!! この時点で苗の高さは180センチ超え。あんなに小さかった芽がこんなに大きくなるなんて……。

そして4年目に突入。立派に育った桃の実たちはだんだんと赤みを増しています。ちなみに、桃の実は日光に当たると赤くなるのだとか。

しかしここで予想外の事態が!! 桃の実が地面に落ちてしまって割れてしまったのです。

落ちてしまった桃も、きちんとパック詰めしてあげる様子に愛を感じますね。

そしていよいよ、収穫の時。ひとつひとつ丁寧に実をもいでいきます。植えたのは白桃の種でしたが、成ったのは黄桃でした。

切ってみると、中は程よく熟していて、オレンジに近い黄色になっています。4年間かけて育てた桃のお味はいかに……?

なんと、今まで食べたことがないほど甘かったのだそう!! 未収穫だった桃の糖度を測ってみると、なんと24度。完熟したマンゴーなどに匹敵する甘さです。

種から始まった、1473日にわたる桃の栽培は大成功の結果となりました。

のりんごさんの挑戦を記録した動画は、なんと1296万回再生を超え、多くのコメントが寄せられています。

  • 「何年にも渡る追跡動画は、誰でも簡単に作れるものではありません。本当に尊敬します。」
  • 「山梨県の桃農家です。オススメの巡り合わせでこの動画に出会えて嬉しく思います。」
  • 「良くあそこまで枯れた苗を諦めず辛抱したなーって、そこに感動」
  • 「桃の生命力も素晴らしいが成長の記録が素晴らしい」
  • 「こんなに桃を応援したのは生まれて初めてです」
  • 「農家の苦労がわかるな。これからはさらに感謝して食べます。」

植物の生命力の強さ、農作物を育てる大変さ、そして一度枯れても諦めなかったのりんごさんの愛情の深さ、24分間に多くのことがぎっしりと詰まった、素晴らしい動画でした。のりんごさんのYouTubeチャンネルでは、他にもさまざまな野菜や果物を再生栽培する動画が投稿されています。気になった方は是非チェックしてみてくださいね。