きっと皆さんの家にもある、身近な電化製品「モバイルバッテリー」。もしこれが爆発したら……どうなる?

まめねこさん(@ma.me.ne.ko)が投稿した怖い体験談がインスタグラムで反響を呼んでいます。

  • 「モバイルバッテリーが爆発した朝のこと」(前後編)@ma.me.ne.koより引用

時間は朝の5時すぎ。突然の爆音が鳴り響き、まめねこさんは目を覚ましました。そのときは特に気にとめず、二度寝しようとしていたのですが、10分ほど経つと、プラスチックが溶けたかのような異臭が漂ってきたといいます。

一階で寝ていた夫を起こし、煙の出所を探したところ……その場所は、どうやら脱衣所のようです。

夫が脱衣所で確認したところ、爆発したのはなんとモバイルバッテリー。「なんであんなところに置いてたんだっけ?」。問いかけに、まめねこさんは思い出します。脱衣所のコンセントでモバイルバッテリーを充電していたことを……。もしかして、洗濯乾燥機が発する高温が引き金に?

「それよりさ、喉、痛くない?」。喉の異常に気付いた夫とまめねこさん。急いでChatGptで調べてみると……。なんとも恐ろしい内容が書いてあるではありませんか! とはいえ数分で痛みはやわらぎ、そのまま1時間以上外ですごすことになります。

落ち着いた頃合いで家の中に入ってみると、床にはうっすらと煤(すす)が……。脱衣所の床は爆発で飛んできた高温の電池で溶けていて、バッテリー自体はなんと真っ二つに割れていました。怖すぎる……。

けが人などは出なかったものの、爆発から1週間たった後も、家にはプラスチックの溶けたようなにおいがうっすらと残っているのだそうです。投稿には「気をつけた方がいいですね」「注意喚起にもなり勉強になりました」「本当に怖いですね」「怪我人いなくて本当に良かった」と多くの反響が寄せられています。

投稿者さんに聞いてみた

―― 消防からは何か指導や指示はありましたか?

まめねこさん:消防からの指導等は特になく、報告だけとなりました。

―― マウスピースはその後見つかりましたか?

まめねこさん:マウスピースについてはその後も見つかっていません……ほんとどこにいってしまったのか謎すぎます。

―― その後、気を付けていることなどがあれば教えてください。

まめねこさん:もう安価なサードパーティ製のモバイルバッテリーは買わないと決めました。それと充電は家に人がいる時間帯で行うようにしてます。自治体のモバイルバッテリーの破棄の仕方を確認したり、同じ事故が二度と起こらないように今目下取り組み中です!


「リチウムイオン電池搭載製品」の火災事故を防ぐポイント

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の発表によると、2020年から2024年までの5年間にNITEに通知された製品事故情報※1では、「リチウムイオン電池搭載製品」の事故※2は1860件ありました。事故の約85%が火災事故に発展し、事故発生件数は春から夏にかけて気温の上昇とともに増加する傾向にあり、6月~8月にかけてピークを迎えるそうです。

NITEは、「リチウムイオン電池搭載製品」の火災事故を防ぐポイントとして、以下の3つを挙げています。

〇正しく購入する

  • 連絡先が確かなメーカーや販売店から購入する。
  • リコール対象ではないことを確認して購入し、購入後も常に最新の情報をチェックする。
  • 安価な「非純正バッテリー」が抱えるリスクについて理解する。

〇正しく使用する

  • 高温下に放置するなどして熱を与えない。
  • 強い衝撃を与えない。

〇正しく対処する

  • 充電・使用時は時々様子を見て、異常を感じたらすぐに充電・使用を中止する。
  • 万が一発火した場合は大量の水で消火し、可能な限り水没させた状態で、119番通報する。

(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故を含む。
(※2)事故件数の中には、調査中の事故や原因は特定されていないがリチウムイオン電池に起因した可能性があると推定される事故も含む。

引用:独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)「『夏バテ(夏のバッテリー)』にご用心~「リチウムイオン電池搭載製品」の火災事故を防ぐ3つのポイント~」より