女優の芦田愛菜が、日本テレビ系大型特番『24時間テレビ48-愛は地球を救う-』(8月30日~31日)内のドラマスペシャル(8月30日21:00すぎ~)に主演することが23日、発表された。黒柳徹子役を演じる。
原案は黒柳著の『トットの欠落帖』(新潮文庫刊)。黒柳(芦田)がNHK専属女優となるまでの青春時代を描く。
ドラマの舞台は、戦争が終わった直後の1946年からスタート。黒柳は子どもの頃から落ち着きがなく、興味のあることに夢中になると周りがまったく目に入らなかった。猪突猛進な行動力で女学生時代も数々のハプニングを起こしていく。それでも、バイオリニストである父の言葉を信じ、何か1つ、自分だけの才能を見つけようと、あらゆることに挑戦した。
オペラ歌手、チェリスト、演出家、音楽評論家……どれも「やりたいこと」だが、「なりたい自分」ではなかった。そんな黒柳を辛抱強く見守り続けた母と父。やがて黒柳が見つけた、たった1つの大きな夢とは。
それは女優になることでも、タレントになることでもなかった――日本史上初のテレビ女優・黒柳徹子はいかにして誕生したのか。どのように道を切り拓いたのか。挫折しても失敗しても、自分探しを諦めずに夢をかなえた黒柳の半生を描く。
コメントは、以下の通り。
■黒柳徹子
これまで描かれたことのなかった私の女学校時代や音楽学校時代がドラマになるなんて、すごくわくわくします。日本はまだ戦後、そんなに年月のたっていない時代でしたが、私はたくさんの夢や希望を抱えて過ごした日々でした。同時にたくさん失敗やしくじりもした気がします。だから、ちょっと見るのがこわい気もしますが、今からとても楽しみです。
■芦田愛菜
今年の24時間テレビのテーマである「あなたのことを教えて」というのは「自分のことももっと知ってほしい」というメッセージが込められているとプロデューサーの方からお聞きしました。常に一生懸命で色々なことに興味を持ち突き進む黒柳徹子さんを、知れば知るほどその姿が時には美しく、いとおしく、とても魅力的に感じました。そんな徹子さんを理解し、それを笑ったりせず認めてくれるお母様や周りの人たちの温かさも徹子さんをより一層魅力的にしてきたのではないかと思います。脚本を読ませていただき、私自身も夢に一生懸命でありたい、そして他者を理解し受け止められる自分でありたいと思いました。観ている方々も温かい気持ちになっていただけたらうれしいです。
【編集部MEMO】
近年の『24時間テレビ』ドラマスペシャル
2024年『欽ちゃんのスミちゃん ~萩本欽一を愛した女性~』(主演:伊藤淳史)
2023年『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』(主演:道枝駿佑)
2022年『無言館』(主演:浅野忠信)
2021年『生徒が人生をやり直せる学校』(主演:平野紫耀)
2020年『誰も知らない志村けん -残してくれた最後のメッセージ-』(主演:相葉雅紀)