フジテレビ系ドラマ『明日はもっと、いい日になる』(毎週月曜21:00~ ※FODで見逃し配信)の第2話が、14日に放送された。

海沿いのある街の児童相談所を舞台に、そこに出向を命じられた所轄の刑事・夏井翼(福原遥)をはじめとした個性的な面々たちが、子供たちの純粋な思いに胸を打たれ、その親までも救っていく姿を温かく描く、ハートフルヒューマンドラマだ。

  • (左から)福原遥、生田絵梨花、林遣都 (C)フジテレビ

    (左から)福原遥、生田絵梨花、林遣都 (C)フジテレビ

【第2話あらすじ】万引き少年と無賃乗車少女の目的とは

警察から浜瀬市児童相談所に、男の子がコンビニで万引きをしたという連絡が入る。夏井翼と蔵田総介(林遣都)がコンビニに向かうと、その謎の男の子(千葉惣二朗)は翼が以前、町中で見かけた子だった。だがその男の子は、名前も何も言わず、盗んだペットボトル飲料と菓子パンを手離そうとしない。

男の子を一時保護所に預ける翼と蔵田、南野丞(柳葉敏郎)は疲れて眠ってしまった男の子が平仮名で“りずむ”と書かれている小さなフィギュアを握りしめていることに気づく。

翼は一時保護所の子どもたちにせがまれて、蒔田向日葵(生田絵梨花)と一緒に彼らを近所の神社で開かれる祭りに連れて行くことになる。すると、それを知った謎の男の子も一緒に行きたいと言い出す。ところが、子どもたちが祭りで遊んでいる最中、男の子が突然、逃げ出してしまう。

そんな折、翼たちのもとに、近隣駅から10歳の少女が無賃乗車をしたという通告が入る。その少女は、今回で3回目の無賃乗車らしい。少女が無賃乗車を繰り返す目的とは――。

血のつながりだけが家族じゃない――翼の価値観を揺さぶる言葉

「困っている人を助けたい」。その気持ちが常に先行し、時には周りも見ずに突き進んでしまう翼。「虐待」や「ネグレクト」という瞬時の発想や、まだまだ容疑者を見るような目で見てしまう所轄の刑事らしい一面も。そんな翼に「慎重に」と諭し、簡単に“助ける”と言わないように指導。冷静沈着に行動を制するのが蔵田だ。

「血のつながり方だけが家族の在り方ではない」という言葉も、翼には想像もつかなかったであろう。しかし、子どもに“命の危険”が及んでいると知った時、2人の想いが合致。チームをも突き動かした。1人では解決できないことも、人の力を借りることで解決できると翼も感じたはずだ。

そして自ら「尾行」を試み、これもまた「所轄刑事の発想」と言われてしまうが、子どもに寄り添うきっかけに。正義を貫き通し、どうしても1人に入れ込んでしまう翼と、一歩冷静に引いて周りを見ることで的確なアドバイスをする蔵田。逆に経験値から捕らわれてしまう蔵田の概念に翼が踏み込んでくる。画力に関しては2人とも“今一つ”というクスッとさせる共通点はあるものの、お互いにない部分を持ち合わせ、影響を受け、解決を導いていく…まだまだかみ合わないところも多いが、いいバディの誕生を予感させる。

声に出せない子どもたち…その声を聴くことはできるのか

第1話で、令和5年のネグレクトの報告件数は36,465件で傷害事件の2倍と、何とも胸が痛む言葉があった。今回登場したのは、ネグレクトの少年と面前DVの少女だが、それぞれが違う、複雑な環境におかれていた。

ネグレクトの少年は、弟を守りたい。でもそのためには母親を裏切ることになるつらさを抱えていた。そして助けたつもりが母親は悪くない、会えなくなると責める。無賃乗車の少女は、心に傷を負っているにもかかわらず、親は悪くないから怒らないでほしいと言う。いかに親のことを考えて行動し、そしてそれを声に出せない子どもがいることか。

「子どもたちって自由なようでいて不自由。何をするにもどこにいくにも大人の許可がいる」、そして「もっとこの子たちの声を聴きたい」という向日葵の言葉が心にしみる。翼たちが、少しでもその声を聴くことができたらと望む。

  • (C)フジテレビ