阪急交通社は7月8日、「低予算のときに行きたい海外旅行先」に関する調査結果を発表した。調査は4月6日〜9日、20代以上の男女537名を対象にWebアンケ―ト方式にて行われた。
低予算のときに行きたい海外旅行先を聞いたところ、日本に近く、親日国として知られる人気の旅行先「台湾」(27.6%)が1位に輝いた。「台北101」や「国立故宮博物院」などの名所が点在する台北、ノスタルジックな九フン、フォトジェニックな高雄など、魅力ある観光地が多いエリアとなっている。「近場のため航空券が安価で、現地の物価も日本より低め。また、夜市での食事などを活用すればさらにお得に旅することができる」と同社。
僅差の2位には、日本から最も近い海外旅行先のひとつ「韓国」(24.0%)がランクイン。「話題のコスメやファッション、日本人の口にもよく合うグルメ、韓流ドラマのロケ地巡りなどが人気。複数の格安航空会社が運航しているため、リーズナブルなフライトを探しやすく、地下鉄やバスなどの公共交通機関が発達しているため、交通費も抑えることができる」(同社)。
一方で3位「ハワイ」(15.6%)、4位「イタリア」(13.6%)と、遠方の国・地域も上位にランクイン。低予算の状況でも行きたい国に行く、その中でできるだけ出費は抑えるといった人も多いよう。
美しいビーチや温暖な気候が魅力で、世代を問わず愛されているハワイは高額なイメージがあるが、オフシーズン、安航空会社、コンドミニアムで自炊、移動にトロリーバスを利用するなど、工夫次第で費用を抑えることができるという。
また、ローマの「コロッセオ」やフィレンツェの「ドゥオモ」などの憧れのスポットが点在し、歴史と文化の魅力あふれる「イタリア」は、航空券代が高くなりがちだが、深夜便や乗り継ぎ便を活用すれば比較的抑えられるという。さらにホステルやゲストハウス、ユーレイルパスの利用などで予算を削減することも可能だそうだ。
続いて、「タイ」(12.8%)が5位に登場。手頃な物価とエキゾチックな文化が魅力のタイは、東南アジアの中でも人気の旅行先のひとつ。「ローカル屋台での食事や、タクシー・トゥクトゥクなどの交通費、生活用品などが日本と比較すると安く、コストパフォーマンスに優れている。ホテルの選択肢も豊富で、バンコクの中心部かつ4つ星・5つ星のホテルが、1泊1万円台で見つかるケースも少なくない」(同社)。
以下、6位「オーストラリア」、7位「フランス」、8位「シンガポール」、9位「ドイツ」、10位「イギリス」がトップ10にランクインした。