7月に入り、連日厳しい暑さが続いている日本。アニメ作品も春アニメから夏アニメに切り替わる時期となり、すでに続々と放送がスタートしています。

今期は夏クール史上最も多いという80作以上の新作アニメが放送される予定で、『光が死んだ夏』、『タコピーの原罪』、『薫る花は凛と咲く』などの注目の新作が目白押し。さらに、ビックタイトルの続編を描いた2期ものや懐かしのアニメのリメイク作などもラインアップされており、放送前から期待の声が上がっています。

そこで今回は、2025年6~7月からスタートする「2025年夏アニメ」のなかで、楽しみだと思う作品をマイナビニュース会員324人に聞きました。結果をランキング形式でご紹介します。

2025年夏アニメ期待度ランキング

「2025年夏アニメ」で楽しみにしている作品を、マイナビニュース会員324人に聞きました。

  • 1位:地獄先生ぬ〜べ〜 (テレビ朝日)(13.9%)
  • 2位:ダンダダン 第2期 (MBS/TBS)(6.5%)
  • 3位:おそ松さん 第4期 (テレビ東京)(6.2%)
  • 4位:怪獣8号 第2期 (テレビ東京)(5.6%)
  • 5位:Dr.STONE SCIENCE FUTURE 第2クール (TOKYO MX)(3.7%)
  • 6位:フェルマーの料理 (テレビ朝日)(3.4%)
  • 7位:彼女、お借りします 第4期 (MBS・TBS)(3.1%)
  • 7位:その着せ替え人形は恋をする Season 2(TOKYO MX)(3.1%)
  • 9位:転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 第2期 (テレビ東京)(1.9%)
  • 9位:学校では教えてくれない大切なこと (テレビ東京)(1.9%)
  • 9位:うたごえはミルフィーユ(1.9%)
  • 9位:光が死んだ夏 (日本テレビ)(1.9%)

1位:地獄先生ぬ〜べ〜 (テレビ朝日)(13.9%)

「2025年夏アニメ」の期待度No.1に選ばれたのは、7月2日より放送をスタートした『地獄先生ぬ〜べ〜』でした。原作は1993年から1999年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載され、1996年にアニメ化もされた真倉翔&岡野剛による同名オカルトコミック。学校の怪談や都市伝説などを題材に、鬼の手を使って妖怪や悪霊の脅威から生徒を命がけで守る霊能力教師、"ぬ〜べ〜"こと鵺野鳴介の活躍を描いた作品です。

約26年ぶりの新アニメ化となる同作は、旧作より鵺野鳴介役の置鮎龍太郎と玉藻京介役の森川智之が続投。立野広、稲葉郷子、細川美樹といった5年3組の主要キャラは、白石涼子、洲崎綾、黒沢ともよらが新たに担い、アニメーション制作はスタジオKAIが担当しています。

アンケートでは「懐かしい」「昔よく見ていた」「ぬ〜べ〜世代なので楽しみ」というコメントが多数を占めました。「綺麗なアニメーションに期待」「作画の違いを確かめたい」など、再アニメ化による変化を期待する声も寄せられています。

ユーザーコメント

  • 大好きな作品のリメイクだから(40代男性)
  • 子供の時から好きで今回は綺麗なアニメーションに期待しているから(40代男性)
  • ドラマを見ていたから、改めてアニメ版を見たいと思ったから(20代女性)
  • ぬ~べ~懐かしい世代なので見てみたい(40代男性)
  • 怪談と学園ドラマとヒーローアクションの融合で優しくかっこいいアニメだと思います。(40代男性)

2位:ダンダダン 第2期 (MBS/TBS)(6.5%)

2位には、7月3日より放送をスタートした『ダンダダン』第2期がランクインしています。龍幸伸による同名漫画を原作とする同作は、霊媒師の家系に生まれ秘めた力を覚醒させた女子高生・綾瀬桃(若山詩音)と、オカルトマニアで呪いの力を手にした高倉健(花江夏樹)が、迫りくる怪奇に挑むオカルティックバトル&青春物語。第1期が2024年10月から12月にかけて放送され人気を博しました。

続編である第2期では、新たなキャラクターとして"ツチノコ"を祀っている神社の神主・満次郎(吉野裕行)、夢の中にまで現れる謎のブリーフ男・邪視(田村睦心)、通称シャコ星人ことドーバーデーモンの息子・チキチータ(大空直美)が登場。アニメーション制作は引き続きサイエンスSARUが担当しています。

アンケートでは「前シリーズが面白かったから」「1期が楽しかったので待ち遠しい」と、続編を楽しみにしているユーザーからの声が集まりました。また、第1期の最終話が不穏なシーンで終わったために「最後が気になる終わり方だったから続きを見たい」といったコメントも多数寄せられています。

ユーザーコメント

  • 1期が楽しかったので待ち遠しい(40代男性)
  • ずっと漫画を読んでるのでアニメも見たい(30代女性)
  • よく話題になっていて、おもしろいと思うから。(30代男性)
  • 前回の最後が気になる終わり方だったから(30代女性)
  • 一期が面白かったから二期にも期待。OPがアイナ・ジ・エンドと知りますます楽しみになりました。(30代女性)

3位:おそ松さん 第4期 (テレビ東京)(6.2%)

3位には、7月8日より放送がスタートする『おそ松さん』第4期がランクインしました。2015年に赤塚不二夫生誕80周年記念作品として制作された同作は、同氏の名作ギャグ漫画「おそ松くん」を原作に、大人になった6つ子たちの予測不能な日常を描いたアニメシリーズ。10周年を迎える今年、約4年ぶりに続編となる第4期が放送されます。

六つ子役のキャストは続投となり、櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由が出演。オープニングテーマは「DA PUMP」による『おそ松さんのボンバシェー!』、エンディングテーマは「ひとみ from あたらよ&松野家6つ子」による『バディ』で、アニメーション制作はぴえろの新ブランド・PIERROT FILMSが担当しています。

アンケートでは、昔から見続けているファンから「ずっと待っていた」「楽しみ」「期待している」などの声が多数寄せられています。そのほか「脚本家の松原さんの作品が大好きだから」「原作との違いを楽しみたいです」といったコメントもありました。

ユーザーコメント

  • ずっとファンで見続けてるので(30代女性)
  • 世界観が好きなので、楽しみだとおもいました(40代女性)
  • おそ松さんのファンだから。(40代男性)
  • 脚本家の松原さんの作品が大好きだから。(40代女性)
  • 原作との違いを楽しみたいです。(40代女性)

4位:怪獣8号 第2期 (テレビ東京)(5.6%)

4位には、7月19日より放送がスタートする『怪獣8号』第2期がランクイン。『少年ジャンプ+』にて連載中の松本直也による同名漫画を原作とする同作は、世界屈指の怪獣発生率となっている架空の日本を舞台としたバトルアクション作品です。2024年にアニメの第1期が放送されると、魅力的なキャラクターや怪獣との戦い、仲間との絆などが話題となり大きな反響を呼びました。

第2期となる同作では、"怪獣8号"として身柄を拘束された主人公・日比野カフカ(福西勝也)の前に、防衛隊最強の男である第1部隊隊長・鳴海弦(内山昂輝)が登場。強大すぎる力と向き合うカフカの姿や、進化した脅威の登場によって、かつてない窮地に立たされる防衛隊の様子が描かれます。

アンケートでは「第1期が面白かったから」という声が多数を占め、第2期への期待が伝わってきました。「続きが気になるから早く見たい」「ストーリーが楽しみ」「映像がどうなるのか気になる」などのコメントも寄せられています。

ユーザーコメント

  • 続きが気になっていたから早くみたい(40代女性)
  • たまたまNetflixで見て面白かったので、続きが見たい。(40代女性)
  • 原作が大好きなので2期で映像がどうなるか気になりますね。(40代男性)

5位:Dr.STONE SCIENCE FUTURE 第2クール (TOKYO MX)(3.7%)

5位には、7月10日より放送がスタートする『Dr.STONE SCIENCE FUTURE』の最終シーズン第2クールが選ばれました。同作は『週刊少年ジャンプ』にて2017年から2022年まで連載された、稲垣理一郎&Boichiによる漫画『Dr.STONE』を原作とした作品。謎の現象によって全人類が石化してしまった世界を舞台に、天才高校生・石神千空(小林裕介)が科学の力を使って文明を復活させ、石化の謎に迫っていく姿を描いています。

テレビアニメはこれまで2019年に第1期、2021年に第2期、2023年に第3期『Dr.STONE NEW WORLD』を分割2クールで放送。最終シーズン(第4期)となる今回は分割3クールとなり、第1クールが2025年1月から3月まで放送されています。

アンケートでは、最終シーズンということもあり「最初から全部観ているから」「このシリーズが好きだから」「ずっと見ているので楽しみ」という期待の声が寄せられていました。

ユーザーコメント

  • このシリーズが好きだから(40代男性)
  • とても面白く、最初から全部観ているからです(40代男性)
  • 色々ためになって、面白い(40代男性)

6位:フェルマーの料理 (テレビ朝日)(3.4%)

6位には、7月5日より放送がスタートする『フェルマーの料理』がランクイン。『月刊少年マガジン』で連載中の小林有吾による同名漫画を原作とした同作は、数学者になる夢を諦めた天才数学少年・北田岳が謎多き料理界のカリスマ・朝倉海とともに、数学的思考で料理の世界に挑む数理的エンタテイメントで、2023年に高橋文哉、志尊淳、小芝風花など豪華キャストでテレビドラマ化され話題となりました。

アニメ版のキャストは、北田岳役に富田涼介、朝倉海役に坂泰斗、赤松蘭菜役に依田菜津ほか。オープニングテーマは今年4月にメジャーデビューしたソロアーティスト「OSHIKIKEIGO」による『メイラード』、エンディングテーマは6人組グローバルボーイズグループ「DXTEEN」による『Change Over』となっています。

ユーザーコメント

  • 原作が面白いので。(40代男性)
  • ドラマを観ていたので、すごく面白そうで気になります。(30代女性)

7位:彼女、お借りします 第4期 (MBS・TBS)(3.1%)

7位には、7月4日に放送をスタートした『彼女、お借りします』第4期が選ばれました。原作は、『週刊少年マガジン』で連載している宮島礼吏による同名漫画で、清楚可憐なレンタル彼女・水原千鶴(雨宮天)とダメダメ大学生・木ノ下和也(堀江瞬)が繰り広げる、一度の"レンタル"からはじまった恋愛模様を描くラブコメディです。2020年にアニメ第1期が放送され話題となり、2022年に第2期、2023年に第3期が放送されています。

第4期となる今回の舞台は「ハワイアンズ」。和也が千鶴への"覚悟"を決める一方で、やや強引な彼女(仮)・更科瑠夏(東山奈央)がより積極的になったり、小悪魔的な元カノ・七海麻美(悠木 碧)が千鶴に急接近したりと、物語はますますヒートアップします。

ユーザーコメント

  • 初回からずっと好きで見ているから(40代男性)
  • 今後の話の展開が気になるので(40代男性)

7位:その着せ替え人形は恋をする Season 2(TOKYO MX)(3.1%)

同じく7位には、7月5日より放送をスタートする『その着せ替え人形は恋をする』のSeason 2がランクイン。同作は『ヤングガンガン』と『マンガUP!』にて連載されていた福田晋一による同名漫画が原作で、雛人形の顔を作る「頭師」を目指して修業中の男子高校生・五条新菜(石毛翔弥)と、コスプレに憧れる美人ギャル・喜多川海夢(直田姫奈)の恋を描くラブコメディーです。

2024年には、野村康太や永瀬莉子らが出演する実写ドラマが放送され話題となりましたが、新作テレビアニメは約3年ぶり。アニメーション制作は2022年に放送されたSeason 1に引き続き、CloverWorksが担当しています。

ユーザーコメント

  • ドラマで見てファンになったから(30代女性)
  • 待ちに待ったようやくシーズン2。他にも楽しみな作品はいっぱいあるが待たされた期間の長さからこれを選んだ。(40代男性)

9位:転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 第2期 (テレビ東京)(1.9%)

9位には、7月9日より放送をスタートする『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』の第2期がランクインしました。同作は、シリーズ累計発行部数が800万部を突破した謙虚なサークルによる同名ライトノベルおよび、それを元にした石沢庸介によるコミカライズを原作としたアニメ化作品。非業の死を遂げた凡人魔術師が、完璧な血筋と才能を備えたサルーム王国の第七王子・ロイド(小市眞琴)として転生し、自由気ままに魔術を極めていく無双ファンタジーです。

2024年に放送された第1期の続編となる今回は、新章である"協会編"に突入。魔術への探究心が止まらないロイドは新たに「神聖魔術」に目をつけ、それを習得するために協会を訪れます。

ユーザーコメント

  • 前のシーズンも観たので気になる(30代女性)
  • 小説を見ていてたのしかったから(30代男性)

9位:学校では教えてくれない大切なこと (テレビ東京)(1.9%)

9位には、7月5日より放送をスタートする『学校では教えてくれない大切なこと』がランクイン。原作は、累計発行部数400万部を突破した旺文社の子ども向け実用書シリーズで、2015年に発売された第1巻『整理整頓』を皮切りに、これまで50巻(2025年4月時点)が刊行されています。

最初のエピソード「整理整頓編」には、勉強と片づけが苦手な小学生・片津整太(千菅春香)、しっかりものの妹・片津理香(花守ゆみり)、整理整頓の達人・セートン先生(落合福嗣)などが登場。さまざまな失敗を繰り返しながらも「整理整頓」のコツを学んでいく整太の姿が描かれます。

ユーザーコメント

  • なんとなくおもしろそう(40代男性)
  • 主人公を演じている。声優が好きだから。(40代男性)

9位:うたごえはミルフィーユ(1.9%)

同じく第9位には、7月放送開始予定の『うたごえはミルフィーユ』がランクインしました。同作は、2022年に始動した「アカペラ×女子高生×コンプレックス」がテーマの女性声優による音楽プロジェクトをもとにしたアニメ化作品。極度の人見知りである高校1年生・小牧嬉歌を中心に、個性豊かな面々が揃ったアカペラ部の声と声で繋がる青春を描いています。

キャストは、小牧嬉歌役の綾瀬未来、繭森結役の夏吉ゆうこ、古城愛莉役の須藤叶希、近衛玲音の松岡美里、宮崎閏の花井美春、熊井弥子の相川遥花ほか。7月23日には、6人が歌う主題歌『思い出話』もリリースされる予定です。

ユーザーコメント

  • かわいいキャラクターだと思いました。(30代女性)
  • とても興味がわいた(40代男性)

9位:光が死んだ夏 (日本テレビ)(1.9%)

同じく9位には、7月5日より放送をスタートする『光が死んだ夏』が選ばれました。原作は、2021年より『ヤングエースUP』にて連載中のモクモクれんによる同名漫画で、山間の集落クビタチ村を舞台に、山で行方不明になってから中身が別の「ナニカ」に入れ替わってしまった親友と過ごす主人公を描いたエモーショナルな青春ホラーです。

キャストは、主人公・辻中佳紀役に小林千晃、親友・ヒカル役に梅田修一朗、何かを調査しているらしい男・田中役に小林親弘ほか。オープニングテーマはマルチアーティスト「Vaundy」が描き下ろした『再会』、エンディングテーマは音楽クリエイターjohnによるソロプロジェクト「TOOBOE」の新曲『あなたはかいぶつ』となっています。

ユーザーコメント

  • かなり迷ったんですが、漫画でも本当に面白かったのでアニメ化楽しみにしていた光が死んだ夏で!(30代女性)
  • 原作ファンだし、季節感もバッチリ(30代女性)

まとめ:人気タイトルの続編に注目集まる

アンケートの結果、最も期待されているアニメに選ばれたのは『地獄先生ぬ〜べ〜』でした。実に26年ぶりの新アニメ化とあって、令和の時代にどんな表現がされるのか、変化を楽しみにしている人からの声が多数寄せられていました。また、ランキングの大半を人気タイトルの続編が占めたのも特徴的で、どのアニメが覇権を握ってもおかしくないクールになりそうです。

『地獄先生ぬ〜べ〜』や『光が死んだ夏』など夏らしいホラー作品も楽しみな夏アニメ。気になる作品があったら、ぜひ初回放送をチェックしてみてくださいね。

調査時期: 2025年6月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計324人
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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