7日放送のABCテレビ・テレビ朝日系トークバラエティ番組『新婚さんいらっしゃい!』(毎週日曜12:55~)には、ヨットで日本一周しながら海の上で生活する夫妻が登場する。
今回登場するのは、ヨットで日本一周しながら海の上で生活する新婚さん。夫妻に会うために朝7時に愛媛県のとある漁港にスタッフが訪れる。昨年4月に愛知県をスタートし、北は北海道、南は沖縄県まで航海して到着したという。
実はヨット初心者だった2人は、ヨットをに名付けたスワヒリ語の「PolePole」(=ゆっくり行こうぜ)をモットーに、安全第一の航海を心がけているそう。新居ならぬヨットの中を見せてもらうと、愛猫の姿も。2人でDIYをした3畳ほどのリビング・ダイニングには、ウクレレやアフリカの布を使ったソファー、約40種類のスパイスなど、お互いの好きなものがズラリと並ぶ。キッチンやセミダブルの寝室、物置部屋やトイレもあり、普通の家と変わらない生活なのだという。
普段は日の出の頃に出航し、昼過ぎには次の港に到着して散歩や入浴などをし、21時には就寝する生活を過ごしており、撮影日も4時間ほどで目的の港に到着した。
ヨットで旅をすることになったきっかけは、妻が大学生の頃、名古屋のヨットハーバーで友達になったおじいさんに、ヨットでさまざまな島に連れて行ってもらったことだそうで、後に夫と一緒に彼のもとを訪ねたところ、2人でのヨット旅を勧められ、ヨットを購入して出航へと至ったと話す。
気になる仕事やお金いついては、2人はフリーランスで働いており、妻はSNSの運用や動画編集、夫はサバイバルに必要な知識や技術を教える無人島ガイドを務め、テレビ番組や企業研修にも多数協力している。1カ月の出費は30万ほどで、半分以上が食費だと明かす。
ここから瀬戸内海を抜けて紀伊半島を回って日本一周はゴールとなるが、その途中でスタジオ収録へ。観覧に来た妻の両親とも、出発ぶりの再会となった。
そんな2人の出会いは2年前。東京のベンチャー企業で働いた妻が、休みをとって沖縄へ行ったときに、友人の知人として現れたのが、当時年間300日以上も全国各地の無人島で仕事をし、バンライフ(車中泊生活)を送っていた夫だったという。
夫への第一印象は「でかい」「変な人」。しかし、価値観がぴったり合い、大学時代にバックパックで世界13カ国を一人旅をし「遊牧民になりたい」と思っていた妻は、運命を感じたと振り返る。
一方、妻の「いいにおい」に本能的に惹かれたという夫は、出会って3日目の夜には運命を確信し、「結婚しよう」と告白したそう。しかし、実は妻はすでに東京で結婚を前提に同棲しており、その願いは叶わなかったという。
その後、2カ月が経つも都会の生活になじめず、旅人魂に火がついてしまった妻は、将来の方向性の違いから彼氏とも破局。夫に報告したところ、再び「結婚しよう」と告白され、迷うことなく結婚に向けて動き出した。
妻はすぐに「結婚したい人がいるので今週末に連れて行く」と家族のグループLINEに報告し、同棲解消も同時に伝えたため、両親は大慌てだったという。放送日にはゴールを迎えている日本一周ヨット旅。終了後にも夫婦には新たな夢があるそうで、その野望に、MC2人そして妻の両親もあ然としてしまう。