リクルートが運営するじゃらんニュースは7月2日、「東京都内から約2時間で行ける絶景高原スポット」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年4月25日~4月28日、47都道府県在住の20代~50代1,047名を対象にインターネットで行われた。
標高が高いところに位置し、比較的涼しく過ごせることが魅力の"高原"。今回は東京都内からおよそ2時間で訪れることができ、絶景を楽しめる高原をテーマにアンケートが実施された。
1位「那須高原」(栃木県)
1位は栃木県「那須高原」が獲得した。那須岳の中腹に位置し、一面緑に包まれる景色を満喫できる避暑地。特に標高1,048mにある「那須高原展望台」からは、天候によって那須連山や八溝山系はもちろん、関東平野までも見渡せるのだそう。木々に囲まれた美しい景観が楽しめるハイキングコースのほか、乗馬やキャンプ、グランピングなど、自然の中でのアクティビティが充実している。
2位「玉原高原」(群馬県)
2位の「玉原高原」は群馬県沼田市にある自然豊かな高原で、標高1,200~1,550mの国有林に開かれた通年楽しめる森林リゾート。四季折々の美しい景色やアクティビティが楽しめる。夏には「たんばらラベンダーパーク」に関東最大級の約5万株のラベンダーが咲き誇り、リフトに乗って園内を巡ることも可能。涼しい気候の中で花を楽しめる。
3位「富士見高原」(長野県)
3位の「富士見高原」は八ヶ岳の西麓、標高1,400mに位置し、夏も涼しくて避暑にぴったり。天空カートで上った「富士見高原創造の森」の展望テラスでは、富士山を含む日本三大高峰の大パノラマを見渡すことができ、その麓の「花の里」では、7月下旬~9月ごろにはマリーゴールドが見ごろを迎える。
4位「清里高原」(山梨県)
八ヶ岳の南麓に広がる「清里高原」は、標高約1,000~1,900mに位置し、夏でも最高気温が平均24度前後と過ごしやすいのが特徴。晴れた日には南アルプスや富士山、秩父連峰など遠くの山々を眺められるほか、自然を体感できるアクティビティも楽しめる。川俣川渓谷にある「吐竜(どりゅう)の滝」は、八ヶ岳からの湧き水のため夏でも水温が約10度前後と一定で、涼めるスポットとしておすすめだという。
5位「志賀高原」(長野県)
「志賀高原」は2,000m級の山々に囲まれ、大小70余りの湖沼もある雄大な自然の中の高原リゾート。夏は涼しく、森林セラピーやトレッキングのコースが充実しており、山や森、湖沼や川でのさまざまなアクティビティの体験が可能で、体を動かしながら自然を満喫できる。また、リフトやゴンドラで空中散歩も楽しめる。
6位「蓼科高原」(長野県)
長野県の自然豊かな観光地「蓼科高原」では、日本アルプスの山々と高山植物が織りなす四季折々の絶景を堪能できる。高山植物の最盛期は6月下旬~8月中旬ごろ。真夏の平均気温は25度前後なので爽やかに過ごせる。「北八ヶ岳ロープウェイ」での空中散歩をはじめ、さまざまな登山コースや散策路があり、気軽に自然を満喫したい人にもぴったりなスポットとなっている。
7位「榛名高原」(群馬県)
高原内に榛名湖を有し、湖のほとりの散策やボートなどのアクティビティが楽しめる「榛名高原」。湖畔からロープウェイに乗って榛名富士の山頂まで一気に登れば、パノラマで関東平野が見渡せる。ハイキングや登山、ロープウェイでの絶景体験など、自然を満喫できるスポットが多数あり、のんびりとした時間が過ごせる。
8位「妙高高原」(新潟県)
妙高山の東側斜面に広がり、赤倉温泉や関温泉など、泉質豊かな温泉を有する「妙高高原」。夏は平地よりも涼しいエリアが多く、自然の美しさを満喫できるスポットが点在している。「いもり池」には1周15分程の散策路が整備され、夏はヨシが群生し、晴れた日には水面にくっきりと映しだされる妙高山を眺めることもできる。
9位「三頭山・檜原都民の森高原エリア」(東京都)
三頭山・檜原都民の森高原エリアは、東京都とは思えないほど豊かな自然が広がる場所で、登山や森林浴を楽しむのに最適。標高1,531mの三頭山は、奥多摩三山の最高峰で、初心者から中級者まで楽しめる登山コースがある。特に西峰からは富士山や奥秩父の山々を望む絶景が広がる。都心から日帰りで訪れることができ、バスや車でのアクセスも可能だ。
10位「乗鞍高原」(長野県)
「乗鞍高原」は、乗鞍岳東山麓に広がる標高1,200~1,800mの一帯で、原生林や池、個性的な3つの滝など美しい自然を満喫できる。夏でも最高気温は25度前後と爽やか。宿泊して温泉を満喫した後は満天の星空を楽しむことができるほか、乗鞍岳の標高2,700mの畳平(バスで約60分)では、7月上旬からコマクサなど多くの高山植物の観賞が楽しめる。