6月23日に「三井アウトレットパーク木更津」の第4期増床エリアがオープン! 新たに30店舗が出店し、日本最多を誇る330店舗のアウトレットモールとなりました。さらにスケートボードパークの常設やルーフテラスなど滞在・体験を重視した新ゾーンが加わり、ショッピングだけでなく滞在・体験型のアウトレットへと進化。都心からも近く、海風を感じながら過ごすことができる「三井アウトレットパーク木更津」の新たな魅力について、20日に行われた内覧会を取材してきました。

新エリアには日本初出店3店舗を含む30店舗が出店

今回の増床エリアはウエストゾーン。国内アウトレット初出店はスケートボード専門店「instant skateboards」、ゴルフブランド「PXG」、「SOPH.」の期間限定ポップアップの3店舗。また「lululemon」、「MAISON KITSUNÉ」、「AMIRI」が関東のアウトレット初出店となります。

「NIKE FACTORY STORE KISARAZU」は、直営店として最大級の売場面積でリニューアルオープン。ジョーダンブランドやトレーニング・ランニング・バスケ・サッカーなど充実のラインナップが揃います。そのほかにもパフォーマンスフットウェアブランド「HOKA」やフランスのアウトアドアブランド「SALOMON」、アウトドア用品店「Snow Peak」(1年の期間限定)など、スポーツブランドやアウトドアブランドが多く出店しているのが特徴です。

買い物だけじゃない。体験できるショッピングモールへ

“滞在・体験型のアウトレット”を象徴するスポットのひとつが、新設された700㎡超の屋根付き広場「ルーフテラス」。NY発のハンバーガーレストラン「SHAKE SHACK」や「スターバックスコーヒー」のテラス席と隣接した空間で、芝生のグリーンが自然を感じさせ、雨天にかかわらずゆったりと過ごせる居心地のいい空間です。

オープン記念のイベントとして「激辛&かき氷FES」を開催するほか、今後もキッチンカーが出店しての食のイベントが開催されたり、「lululemon」によるヨガイベントが行われたりと、食やスポーツ、エンターテインメントのワクワクの“体験”が繰り広げられる場となりそう。

国内アウトレット初! 常設スケートボードパークが誕生

国内アウトレット初となる常設のスケートボードパークも話題です。

日本のスケートボード文化を長年支えてきた「instant skateboards」が運営するパークで、約400㎡の広々とした敷地の中にフラットスペース、クォーターパイプ、レッジなど複数のセクションを配置し、初心者から上級者まで楽しめそう。全体のデザインには木更津市の花である椿の赤と緑を取り入れ、木更津の新たなコミュニティー拠点として「人と人との縁が広がるように」というメッセージを込められています。

内覧会では竣工式が行われ、「instant skateboards」代表の本間賞郎氏をはじめ、堀米雄斗選手のコーチとして知られる早川大輔氏、千葉出身のプロスケートボーダーの増田竜万選手、全国規模のキッズ大会「FLAKE CUP」で活躍するキッズスケートボーダーたちが出席。迫力あるデモンストレーションで日本のスケートボードの実力の高さを見せてくれました。

スケートボードパークではプロスケーターによるデモンストレーションやスクールを今後も開催予定で、初心者から上級者までスケートボードの面白さを体感できる場となりそうです。

施設内に資材搬送用のロボットが登場

施設内での配送業務負担軽減を目的とし、自動搬送ロボットを走らせる検証実験を7月初旬からスタートさせることも発表されました。

三井不動産は、国内13拠点で運営する「三井アウトレットパーク」の出店ブランドから、約140店舗が参加する公式オンラインショッピングサイト「三井アウトレットパーク オンライン」を2025年3月にオープン。アウトレットモールのショップからオンラインで直接購入できるシステムで、施設内のショップでは商品の配送業務が発生します。今回の実証実験の狙いは、その負担を軽減するため、段ボールや梱包資材などを施設内の資材置き場からショップまで自動搬送ロボットが運ぶというもの。

自動搬送ロボットは、スタートとゴールを設定すれば自動で障害物を避けながら、アウトレット内を自動走行します。約80メートル先まで状況を見渡せるセンサーがついていて、2メートル圏内に人を感知すると自動で止まったり避けたりしながら、最適ルートを見つけることができるとか。

内覧会ではまばたきする目が表示されていた正面ディスプレイは、「配達中」などの文字を表示させることもでき、今後はさまざまなバリエーションを試すほか、自動搬送ロボットを走らせる最適な時間なども検証していく予定だそうです。

首都圏&空港からのアクセスよく、休日の遊び場としても魅力的

「三井アウトレットパーク木更津」には都内各地から直行バスが出ており、東京駅から約50分、新宿駅からは約62分と意外なほど近いのも魅力。さらに羽田空港からの直行バスに加え、成田空港からも直行バスも運行再開することで、インバウンドも加わってさらに賑わいそう。

第4期増床エリア以外にも、2025年夏には子どもの遊び場「キッズパーク」が新設され、昨年オープンした「ドッグラン」とあわせて、ショッピングモールを超えた“楽しく体験しながら滞在できる唯一無二のアウトレットモール”として、ますます注目を集めるスポットとなりそう。7月6日までは期間限定のグランドオープン記念セールが開催中なので、さっそく遊びに行ってみては?