女優の松本まりかが主演を務めるテレビ朝日 金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』(毎週金曜23:15~24:15)の新キャストが12日、解禁された。

  • 金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』 =テレビ朝日提供

さまざまな登場人物たちが愛を奪い合う、“ドロキュン恋愛ドラマ”として日本中に衝撃を与えた『奪い愛』シリーズ。2017年にテレビ朝日系・金曜ナイトドラマ枠で放送された『奪い愛、冬』を皮切りに、2019年に『奪い愛、夏』(ABEMA)、2021年には『殴り愛、炎』『奪い愛、高校教師』と、新作が制作されるたび、ネット・SNSを中心に大きな反響を呼んだ。

同シリーズ最新作が、8年ぶりに金曜ナイトドラマ枠で放送決定。最新作では、主演を務める松本と安田顕が、“激しく葛藤しながらも惹かれ合い、禁断の愛に翻弄されていく男女”を体現する。そして、脚本を手掛けるのは同シリーズの生みの親・鈴木おさむ氏。2024年3月末に放送作家業と脚本業から引退した鈴木氏だが、今回は引退発表以前から制作陣と続編を作る約束していたこともあり、特別に筆を執ることを決意した。

今回、高橋メアリージュンと森香澄が出演することが決定。2人は、美しく華やかな佇まいながら、もうひとつの顔も持つ“セレブ姉妹”を演じる。

高橋が演じるのは、空知時夢(安田)の妻・未来。セレブの娘で画家としても活動し、明るい笑顔で周囲を惹きつける未来だが、過剰なまでに深く夫・時夢を愛するあまり、夫の愛情に対して疑心暗鬼に。海野真夏(松本)の存在を知り、とてつもない不安と嫉妬に駆られ、敵対心を燃やす。

一方、森は未来の妹で、真夏の同僚でもある山上花火役で出演。花火は、姉の夫・時夢が社長を務める時計メーカー「TOWANI」にコネ入社し、真夏と同じPR部に所属。一見、明るく無邪気で社交的なお嬢様だが、裏では“炎上を仕掛けるトラブルメーカー”として周囲の人間関係に割り込んでかき乱す。真夏と時夢の関係にも目を光らせるだけでなく、2人と未来の仲がこじれるように巧みに操作していく。

コメントは以下の通り。

高橋メアリージュン

――『奪い愛、真夏』への出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

あの過激な『奪い愛』の世界に参加できることになって、ワクワクしています。とても良い雰囲気の撮影現場だと聞いたことがあるので、楽しみで仕方ありません。

――主演の松本まりかさん、夫・空知時夢を演じる安田顕さんの印象を教えてください。

松本さんはどんな役にもなりきる実力をお持ちの俳優さん。今回初めて、がっつりと直接、お芝居でご一緒できるのがとても楽しみです。ヤスケン(安田)さんは、とても穏やかでユニークなお方。ヤスケンさんのお顔を見ると、笑顔になってしまいます。私はゲラなので、撮影でヤスケンさんと対峙した時にふとしたことがツボに入って、笑ってしまってNGを出してしまわないか、少し心配です。

――空知未来をどんなふうに演じていきたいですか? 役の印象も併せて教えてください。

1話の台本を読んで、未来は笑顔や絵でポジティブな印象を人に与えていますが、根っこでは愛が欲しかったり、寂しさがある人という印象を受けました。今回は悪役を演じるわけではなく、実際に不倫で傷ついている方たちがいらっしゃるので、未来の切なさや行き場のない感情を繊細に演じることができたらいいなと思います。

――視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。

1話を読み終わった時に驚きの展開があり、「これは面白い!」と声に出ました。予想できない展開、素晴らしいキャストの皆さんとのお芝居の掛け合いを、一緒に楽しんでいただけるとうれしいです!

森香澄

――『奪い愛、真夏』へのご出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

『奪い愛』シリーズはずっと拝見していたので、「うわぁ、楽しみ! どういうキャラクターを演じるのかな?」と心が躍ると同時に、「もうこれは振り切るしかない!」と感じました。出演が決まった時に、鈴木おさむさんから「『奪い愛』シリーズはカットがかかった瞬間、みんなが爆笑するような、楽しい現場だよ」とお聞きしたので、今回も楽しい現場になるといいなと思っています。

――主演を務める松本まりかさんの印象を教えてください。

まりかさんとは以前、私がMCを務めたイベントでご一緒する機会があり、「いつか作品でご一緒できたらうれしいです」と、お話をさせていただいたことがあるんです。すごく素敵なお人柄で、作品への愛もすごく強いまりかさんと、今回ついに共演できることになって、とてもうれしいです。撮影期間中はぜひ、まりかさんに美容についても教えていただきたいです。

――山上花火をどんなふうに演じていきたいですか? 役の印象も併せて教えてください。

花火は周囲をかき乱すトラブルメーカーで、主人公の敵のような役どころ。そんな役柄は初めてなので、今から楽しみです。私自身はあまり輪をかき乱したくないタイプなのですが、作品の中では盛大にかき乱したいです! “あざとい”とか“かわいい”という面も最大限生かしつつ、楽しんで演じたいです。

――視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。

今回は役として、皆さんに嫌われるようがんばりたいです。この作品はドロドロとしつつも、一歩引いて見るとコメディーのような愛憎劇。面白い作品になればいいなと思います。

【編集部MEMO】
『奪い愛、真夏』あらすじ……海野真夏(松本まりか)はかつて写真週刊誌の編集部で働いていたが、政治家や芸能人のスキャンダルを暴く仕事に苦悩。自身の人間性も日に日に崩壊していくのを感じていた。そんな中、結婚を約束した恋人と不倫の末に別れ、どん底をさまよっていた真夏は一念発起し、時計メーカー「TOWANI」に転職。人生の新たなスタートを切る。ところが出勤初日、目の前に現れた社長・空知時夢(安田顕)の顔を見た真夏は、言葉を失う。その顔はかつての恋人・大浦隼人(安田・二役)と瓜二つだった。 過去の思い出がまざまざとよみがえり、胸が苦しくなる真夏。ふと、ずっと引き出しにしまっていた母・海野三子の形見を取り出す。それは三子が事故死して以来ずっと故障し、逆回転していた「TOWANI」製の古い時計。しかも不思議なことに、時計はいつの間にか正常に動いていた。 翌日、どうしようもなく心が惹かれるその時計をはめ、真夏は出勤。すると、時夢が目を輝かせ、やがて真夏の真摯な仕事ぶりにも目を見張らせ、信頼を寄せていく。そんな中、二人の未来を大きく変える予期せぬ大事故に、2人は巻き込まれてしまう。