JR東日本は10日、フリーエリア内の快速・普通列車の普通車自由席とBRTが連続する3日間乗り放題となる「東日本のんびり旅パス」を発表した。6月18日5時から12月24日23時50分まで販売され、利用期間は7月1日から12月26日まで(8月10~19日を除く)となっている。

  • 「東日本のんびり旅パス」はフリーエリア内の快速・普通列車が3日間乗り放題(写真は釜石線を走る快速「はまゆり」)

「東日本のんびり旅パス」は、「一人旅でも、家族や仲間の旅でもお客さま自身が自由に旅の計画を設計して『気の向くままに途中下車ができるようなのんびりとした旅がしたい』というニーズ」に対応。JR東日本の在来線(BRTを含む)をフリーエリアとし、快速・普通列車の普通車自由席を連続する3日間乗降り自由とすることで、「新幹線・特急列車では見逃してしまう地域の魅力を発見する旅の提案」を行うとしている。

新幹線・特急列車に加え、快速・普通列車のグリーン車指定席も利用不可だが、快速・普通列車の普通車指定席は指定席券、グリーン車自由席はグリーン券を別途購入することで「東日本のんびり旅パス」を利用可能。特例として、奥羽本線の新青森~青森間相互発着の場合のみ特急列車の普通車自由席と、全車指定席の快速・普通列車の普通車(空席)を利用できる。他社線も原則として利用不可だが、青い森鉄道の八戸~青森間は当日中にJR線からJR線へ乗り継ぐ場合に限り利用可能(途中下車可能な駅は八戸駅、野辺地駅、青森駅のみ)とされている。

  • 「東日本のんびり旅パス」のフリーエリア

  • 行先だけを決めた「気ままな旅」や、JR東日本の鉄道を「思いっきり乗り倒す」旅に活用できるという

  • グリーン券の別途購入により、「東日本のんびり旅パス」でグリーン車自由席も利用できる

発売額は大人・こども同額で9,000円。「えきねっと」(ウェブ)限定発売だが、購入後に指定席券売機で発見する必要がある。なお、JR東日本は3連休を活用した2泊3日の旅行、混雑を避けた平日の旅行等で「東日本のんびり旅パス」の活用を提案している。