日本テレビ報道局では、東京都議会議員選挙と参議院選挙を迎えるにあたって、これまでにない規模での事前選挙報道キャンペーン「投票前に考える それって本当?」を展開する。

  • 日本テレビ報道番組のキャスター陣

このキャンペーンでは、徹底した現場取材とファクトチェックを実施。選挙の異変や政党のSNS戦略、誹謗中傷や切り抜き動画の実態など、「情報の空白」を埋めるべく、地上波とデジタルの両輪で大規模に伝えていくという。

SNSの影響力がますます高まる中で、情報が一気に拡散する一方、誤情報や極端な主張が選挙をかく乱するケースも増えている中、視聴者の不安やモヤモヤに真正面から向き合い、「それって本当?」と立ち止まる姿勢で、有権者に“真に資する”報道を目指す。

きょう9日(11:20~)の『ストレイトニュース』では、夏に行われる選挙を前に、情報をめぐる様々な課題や疑問について、各分野のスペシャリストに取材。関東ローカル枠での放送後、ウェブやYouTubeでも展開する。

日テレ報道番組のキャスター陣のコメントは、以下の通り。

『news zero』

■藤井貴彦

SNSで得た情報に疑問を抱きつつ、自分の意見として取り入れた経験はありませんか? 「それって本当?」という疑いに蓋をせず、納得できるスタンスを確立するために。 選挙までの期間、みなさんの想いに光を当て続けます。 

■櫻井翔

「火のないところに煙は立たぬ」
それって本当でしょうか?火がなくても煙を立てることも、ましてや火を作り出すことすらできてしまう時代です。そして広がるスピードは早く、たとえ真実ではない炎でも消火することは困難です。
数多とある情報に惑わされないことが求められるいま、選挙にむけて、視聴者の皆さまと、その難しさに向き合えたらと思います。 

『news every.』

■鈴江奈々アナ

SNSなどを通じて一人一人がメディアになる時代。誰かと繋がれる喜びがある一方で、何が本当なのか、疑心暗鬼も生まれています。
事実、憶測、疑惑、虚偽、感想…受け取る情報には色々なものが混ざり、知らぬまに事実と誤解してしまう怖さがあります。
だからこそ、立ち止まって「それって本当?」と一緒に考えてみませんか。皆さんの選択の一助となれるよう、私たちも汗をかきます!

■森圭介アナ

「それって誰が言っていたの?」とたずねると、「SNSで流れてきた」「みんなが言っていた」と返ってくることがよくあります。
みんなって、いったい誰だろう。
一度立ち止まって考える、そんなきっかけになればと思います。

■斎藤佑樹

SNSで流れてくる情報で日々の暮らしが豊かになったことは言うまでもありません。
僕もその情報に一喜一憂する時もあります。
ただ「本当に正しい情報なのか?」と立ち止まって調べる必要性が高まっていると感じます。
皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

■桐谷美玲

「SNSがすべて」かのような感覚や、面白おかしく書かれた投稿が拡散されて“真実”のように広まっていくことに、怖さを感じることがあります。
私はSNSだけではなく、いろいろな情報源から様々な視点で調べるようにしています。皆さんはどうしていますか?一緒に考えていきたいです。

『Oha!4 NEWS LIVE』

■安村直樹アナ

そう思うよね、という共感。
そういう解釈があるんだ、という驚き。
自分と正反対の考え方もあるのか、という学び。
お互いを理解して、尊重し合う関係性を作りたいからこそ、いま社会で何が起きているのか、知りたい。
自分なりの考えを持っていたい。
選挙は、いまの自分が物事をどのように見て、考えているのか、立ち止まって振り返る機会なのかもしれないと思います。

■直川貴博

SNSでキャッチする情報は、果たして真実なのか…疑っても、確かめる術が無い。時に「たくさん拡散されているし」と、その裏付けのない数に惑わされることってありませんか?
私たちの未来を決める大切な選挙。
皆さんに良い判断材料をキャッチして頂けるように、伝え手として学び、ハテナをゼロにして、テレビで真摯にお伝えします。

■河出奈都美アナ

「え、そうなの!?」
と、SNSの拡散ボタンを押したくなった瞬間、
でも、果たして本当?と思ったことはありませんか?
情報があふれる今だからこそ、「それって本当?」を合言葉に、私たちもみなさんと一緒に、選挙を考え、調べ、伝えていきます。

『NNNストレイトニュース』

■杉野真実アナ

誰でも発信できる、私たち一人一人が伝え手の時代。だからこそ、テレビも、皆さんも、伝える“責任”が伴います。間違った情報を広げてしまう伝え手にならないように、誰かに伝える前に、「それって本当?」と一緒に考えてみませんか?

■藤田大介アナ

スマホはいつでもどこでも情報を届けてくれる便利な”道具”。
わかりやすくて、面白くて、見やすくて。
絶えず届く情報全てに飛びつきたくなりますが、量の多さに混乱してしまう事もしばしば…
情報は、紙と同じく選んで調べて整理整頓。立ち止まろうと心掛けています。
テレビから、私達も情報整理をお手伝いします。

■日本テレビ 佐藤圭一報道局長

真偽不明な情報がネット上に氾濫する時代、公平性が求められるテレビの選挙報道がどうあるべきか、これまで真剣に考え議論してきました。有権者の判断材料となる有益な情報を投票日の前にしっかり報道できていたのか。これまで十分にできていなかったことをあえてテーマに掲げることに決めました。手探りですが、「この国の民主主義を守る」強い決意を持って報道局一丸となって挑戦します。

【編集部MEMO】
日本テレビ系列各局では、戦後80年プロジェクト『いまを、戦前にさせない』を展開中。櫻井翔が“メッセンジャー”を務めている。