歌舞伎俳優・松本幸四郎主演の時代劇『鬼平犯科帳』のラジオドラマが制作され、30日(22:00~)にニッポン放送で放送される。

  • ラジオドラマ『鬼平犯科帳 本所・桜屋敷』

『鬼平犯科帳』は1968年、文芸誌『オール讀物』で連載が開始された、『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』と並ぶ“池波正太郎三大シリーズ”の一つで、累計発行部数3,000万部を超える大ベストセラー時代小説。

日本映画放送では、2024年から幸四郎を主演に迎え、新たに映像版『鬼平犯科帳』の制作をスタートし、これまでに劇場版1作品、ドラマシリーズを4作品制作し、7月5日にはシリーズ最新第6弾『鬼平犯科帳 暗剣白梅香』を時代劇専門チャンネルで放送、時代劇専門チャンネルNETで配信開始する。

そして、6月30日にラジオドラマ『鬼平犯科帳 本所・桜屋敷』が放送。幸四郎のほか、市川染五郎、本宮泰風、浅利陽介、山田純大、久保田悠来、阿佐辰美、菊池日菜子、原沙知絵、山口馬木也が出演する。

幸四郎は「祖父・初代白鸚、叔父・吉右衛門が演じ続けてきた『鬼平犯科帳』長谷川平蔵を昨年から勤め、劇場版をはじめ作品を作り続けています。そして今年新たに歌舞伎版『鬼平犯科帳』、音楽朗読劇『鬼平犯科帳』、ラジオドラマ『鬼平犯科帳』が誕生します。池波正太郎先生の時代小説として時代を超えて愛され続けている鬼平が新たな顔色で皆様にご覧いただけることに幸せと興奮を感じています。歌舞伎では江戸の風情を音楽的に、色合い豊かな絵画のように視覚的に歌舞伎の得意技で料理された“鬼平”を。朗読劇では尺八演奏家・き乃はちさんの奏でる音楽で鬼平の息遣いが情熱的に描かれる世界に。ラジオドラマでは役者の声でドラマの行間を無限に想像していただける時を感じてくださるようぜひともご来場、ご視聴、ご聴取ください」とコメントしている。

ほかにも、2025年に創業130周年の節目を迎えた松竹では、7月5日から26日、歌舞伎座「七月大歌舞伎」で同じく幸四郎主演による『鬼平犯科帳 血闘』を上演。

それらに加え、6月21日には音楽朗読劇が開催されるなど、『鬼平犯科帳』のメディアミックス展開が次々に行われる。