中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『人間研究所 ~かわいいホモサピ大集合!!~』(毎週水曜23:59~)の記者会見がこのほど、都内のスタジオで行われ、MCの秋山竜次(ロバート)、伊集院光、総合演出のトリイ・タイガ(中京テレビ・鳥居大雅氏)が出席した。

  • 『人間研究所』記者会見の様子

    『人間研究所』記者会見の様子

番組スタート後の取材会に「何今さらやってるんだよ!」

2024年10月に特番が2回放送され、今年4月からレギュラー化した同番組。従来の動物番組の発想を逆転して、動物たちがホモ・サピエンス(人間)の謎の行動や習性を研究していく逆転アニマルバラエティだ。

MCはニホンザルのリュウ(声は秋山が担当)、レギュラー研究員はブルドッグのヒカル(伊集院)が務め、ホモ・サピエンスのゲストをスタジオに招いてトークを繰り広げていく。

会見では、秋山と伊集院が番組と同様に動物になりきって取材に対応。伊集院が「番組のスタートする前にこれやらなきゃいけなかったんじゃないの?」と鋭い指摘をすれば、秋山も「何今さらやってるんだよ! やべーってなったのか? それなら言ってくれ!」と笑いを誘う場面も。

番組初めての1時間スペシャルの収録を終えたばかりだったが、それについて秋山は「ここ最近でとにかく進化しているホモサピに来てもらったが、勢いがあったし、こんなホモサピいるのかと思ったよ。動物界に来てない情報、ホモサピ界でブームが起きているやつで、西山ダディダディという踊りが流行ってるんだってよ。記者の皆さん知ってる?」と報道陣に問いかけるも、報道陣は誰一人知らず、「知らないんだ。さっきのホモサピとは温度差が半端ねーよ」と言いたい放題。

一方の伊集院は「俺らにとっても新鮮だけど、ホモサピにとっても新鮮な情報がスペシャルに入っている」とアピールした。

「村重ちゃんじゃなければこの番組はできない」

総合演出の鳥居氏は「町中を歩いている時に犬を見て、何も考えてないんだろうな~自由でいいな~と最初思ったんですけど、それが一番動物っぽいことだよなと。考えている自分が嫌になり、逆に動物が人間を見る番組がやれたら自分もスカッとしそうだなと思ったのがきっかけです」と町中を歩いていた時に番組のアイデアが浮かんだという。

すると伊集院が「俺たちからするとちょっと違うからね。人間が勝手に動物番組やってゲラゲラ笑って、何言ってるの?というのはあるからね」と動物の気持ちを代弁すれば、秋山も「意味わかんないよ。俺たちの映像を勝手にメディアに流してるんだろ? 別に面白くてやってる訳じゃないからな!」と伊集院の意見に激しく同意していた。

特番も含め、これまで何本も放送を重ねている同番組。番組の魅力について秋山が「お茶の間で見てもらえたら分かるけど、動物として知らないことは知らないと言うしさ。この先の常識って勉強になってるよ。知らないモノは知らないと言わせてもらっているし、自由にやらせてもらっているのは楽しいかな」と挙げれば、伊集院は「俺は村重ちゃんが好きだから、村重ちゃんが来たらテンション上がっちゃうね。村重ちゃんじゃなければこの番組はできないよ」と、これまで何度も出演している村重杏奈が番組のポイントだとか。

また、オファーがあった時の感想として、秋山は「動物のためにやるなんて初めてでしょ。やっぱ気合入った。やりてーと思ったよ。頂けるエサの量も増えるだろうし、ごちそうも来るだろうしそれはうれしいよ」とギャラをエサと例えながら本音もチラリ。

続けて番組での手応えにも言及し、伊集院が「レギュラー化してリュウくん(秋山)と交わした言葉が『あったね』。あるんだという(笑)」とレギュラー化が信じられなかったといい、秋山も「何となくもうないという期間があるじゃない。音沙汰がない時期。それを経て1回目で光に会って『おっ! あった!』と(笑)。もう(レギュラー化は)ないのかと思った。でもやっぱり他の番組と違うかな。特殊だから。斬新過ぎるんだもん」と正直な胸の内を吐露していた。

  • 総合演出の鳥居大雅氏

  • 会見進行の平山雅アナ