アイドルグループ・Snow Manの佐久間大介とお笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀が出演する日本テレビ系バラエティ番組『サクサクヒムヒム ☆推しの降る夜☆』(毎週土曜23:30~)が、7日に放送された。
世界中のあらゆる“推し”の魅力を学ぶ同番組。今回は、実写映画化で人気が再燃中のディズニー作品『リロ&スティッチ』を深堀りした。
ディズニーのアニメーション作品『リロ&スティッチ』に出てくる青い エイリアン・スティッチは、日本のみならず世界中で人気を博しているディズニーを代表するキャラクター。
『リロ&スティッチ』(日本公開2003年)は、宇宙から突如現れたスティッチが、ハワイの5歳の女の子・リロと出会い、絆を深めていくハートフルなストーリーだ。
有名キャラクターをテーマにした今回、「何だよ! 知ってるよ」「どういうことよ!」と言う日村に、「スティッチですか?」と佐久間も同意。「バカにしないでくれよ、さすがにだよ。俺、原始人じゃないんだからさ」と、流行にうとい日村もさすがにスティッチは知っているとご立腹だ。
ただ、ディズニー・アニメーションが振るわないピンチの時代を救った存在という説も。ディズニーのアニメーションにはヒット作品が豊富な印象があるが、70年代から80年代、そして2000年代と、なかなか特大ヒットに恵まれない時代もあったという。そんなピンチの時代に誕生したスティッチは、どのようにして現在のような人気キャラクターに上りつめたのか。
実写映画化でますます人気が高まっているが、意外と知らないことが多い人気キャラクター「スティッチ」について深掘りする。
推しの魅力を教えてくれるキャラクター“おしつじさん”は、スティッチ推し歴22年で、毎年、スティッチの日(6月26日)をお祝いするほどのスティッチファンだという鈴音(レオン)さん。そして毎週ディズニーランドへ会いに行くほどスティッチが大好きな“自称・アイドル一スティッチに詳しい”という、アイドルグループ・僕が見たかった青空の安納蒼衣を迎える。
鈴音さんによると、スティッチの人気が急上昇し始めたのは、『リロ&スティッチ』の映画が公開されてから5年後のこと。空前のスティッチブームの火付け役となったのが“平成ギャル”で、スティッチのグッズや小物が彼女たちの間で大流行したことが大きいきっかけの一つとなっているそうだ。
そんな人気の背景に、佐久間は「ギャルが時代作るんだよ」と納得。さらに、2008年の日本のグッズ売り上げでは、「ミッキー」や「くまのプーさん」といった王道キャラに並ぶほどの人気だったという事実に、日村も「まじで?」と驚きを隠せない。
推しポイント(1)【これまでのディズニーキャラクターにはない“圧倒的個性”】
おしつじの鈴音さんによると、スティッチはそれまでのディズニーのキャラクターにはなかった圧倒的な個性を持っているという。鈴音さんからスティッチのキャラクター設定について問われると、佐久間と日村はそれぞれ「宇宙人じゃないでしょ」「コアラじゃないの?」とスティッチの正体を推理するが…。
意外と知られていないスティッチの正体は、「宇宙から来た破壊生物のエイリアン」。正体を知った佐久間と日村は「待って待って、すげえ物騒じゃん、急に」「そのクイズ(正解するのは)無理ですよ」と驚がくする。
一方、物騒な正体とは裏腹に、かわいらしい一面も持ち合わせているのがスティッチの魅力。アニメの中では家族がいない設定のスティッチが、たまたま出会った少女・リロとの絆を深め、やさしい姿へと変化していく様子がファンをとりこにしている。そんなスティッチの振る舞いに、佐久間は「これちょっと落ち込んでるのかな?」「かわいい」とその魅力にメロメロだ。
スティッチが抱えるぬいぐるみを「リロ」だと勘違いした日村も、「ちょっと『リロ&スティッチ』見てから来たかった、今日」と後悔の念をにじませていた。
推しポイント(2)【破天荒なキャラクターが愛おしい! いろんな作品とコラボも】
スティッチが破天荒なキャラクター設定のため、ディズニー作品の宣伝方法にも一味違った個性を生み出している。
公開中の実写映画『リロ&スティッチ』の宣伝動画では、ディズニー作品『ライオン・キング』の有名な一場面をまねするスティッチがおちゃめに描かれていたり、広告ポスターでも、ディズニーの他作品の世界観に紛れ込んだスティッチが描かれていたり――。その破天荒でおちゃめなキャラクター設定を存分に生かした遊び心も魅力となっている。
おしつじの安納が「他にもなんといろんな作品とコラボしてるんですよ。こんなハチャメチャなポスター見たことありますか?」と紹介すると、佐久間は「全部ぶっ壊してる!」、「こういうのがいいんだよな」とその魅力を実感。日村も「あー、すげー!」「本当だ、めちゃくちゃにしてる。これすごいわ、ほかにない(宣伝方法)」と絶賛した。
推しポイント(3)【家族愛を象徴するスティッチの名前の由来】
おしつじの2人が「一番知ってほしい」と語るスティッチが愛される理由が、スティッチという名前の由来にあるそう。スティッチは縫うという意味の英語が由来で、「家族との関係を縫い合わせる」という意味があるのだ。
そんなスティッチの名前の由来を知った佐久間と日村は「いや、なんかめっちゃ見たくなった」「俺も」とすっかりスティッチに魅了されるのだった。
最後に日村が「Snow Manって9人いるじゃん」「誰がスティッチっぽいの?」と問うと、「なんだろう、誰になるんだろう」と悩む佐久間。日村は「佐久間君がスティッチっぽい動きしちゃってるんじゃない?」と言い、佐久間も「でも僕、マジで誰とでも相性がいいと思います」と、自身とスティッチの共通点について語っていた。
TVerでは、地上波未公開シーンを含む特別版を配信している。
【編集部MEMO】
『サクサクヒムヒム』では特番時代から、「おぱんちゅうさぎ」「ストリートファイター6」「和山やま」「麻辣湯」「マネスキン」「パンどろぼう」「アオアシ」「ラーメン二郎」「サモエド」「平成女児ブーム」「シルバニアファミリー」を深堀りしている。
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