元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が5月27日、YouTubeチャンネル『片岡篤史チャンネル』で公開された動画「【ラミレス(3)】『なぜこの選手を日本に連れてきたの!?』外国人選手のレベルが下がった原因は!? 巨人キャベッジを“忖度なし”で徹底評価!! ラミレスが認める現役外国人選手&日本人選手とは…」に出演。巨人のトレイ・キャベッジの成績予想を下方修正した理由を語った。

アレックス・ラミレス氏

ラミレス氏、キャベッジの成績を予想

キャベッジについて問われたラミレス氏は「正直、2割4分から5分と予想しているよ。オープン戦の時は2割7分くらいと思っていたけど、現段階ではそれぐらいだと思うよ」と、成績予想を下方修正したと告白。その理由はアメリカ時代から続く三振の多さのようで、「キャベッジはほとんどマイナーリーグだったよね。800試合で800以上三振をしているんだよね」と説明した。

片岡篤史氏が「でも一回、3Aでトリプルスリーをしているんだよね」と話すと、ラミレス氏は「まあそうだね」とうなずきながらも、「でも、日本の野球は3Aと違うよね。ストライクゾーンは広いし、彼は慣れていないよね。ギリギリのところを攻めたカットボールなどの変化球で、彼にとってのグレーゾーンを攻められると厳しくなる。彼にとってはボール球でも、日本ではストライクになるからね」と解説。

さらに、「もうすでに20数試合で30以上三振しているよね。50試合で60以上の三振をすると思うし、オールスター前の70試合では90三振ぐらいすると思うよ」と続け、「15~20本の本塁打は打てそうだと思うよ。でも打率は2割4分から5分だと思うよ」と、具体的な成績を予想していた。

なお、キャベッジは、動画公開日の5月27日終了時点で40試合に出場し、打率.276、6本塁打、18打点という数字を残しており、翌28日にはNPB通算11万号となる7号ソロを放っている。

【編集部MEMO】
アレックス・ラミレス氏は、東京ヤクルトスワローズや読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した元プロ野球選手。DeNA時代に日本通算2000安打を達成し、外国人選手では史上初の名球会入り。引退後はDeNAの監督も務めた。