連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)の新キャストが19日に発表され、津田健次郎、鳴海唯、倉悠貴の出演が明らかになった。
112作目の朝ドラとなる『あんぱん』は、漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さん夫婦をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。小松暢さんがモデルのヒロイン・朝田のぶ役を今田美桜、やなせたかしさんがモデルの柳井嵩を北村匠海が演じ、脚本は中園ミホ氏が手掛けている。
このたび、今田演じるのぶと北村演じる嵩が戦後入社する「高知新報」で出会う主な人々の出演者が発表された。津田は 『エール』以来、鳴海は『なつぞら』以来、倉は『おちょやん』以来、3人とも2度目の朝ドラ出演となる。
津田が演じるのは、高知新報の編集局主任・東海林明。戦後の闇市でのぶと出会い、のぶに高知新報の採用試験を受けることを薦める。
鳴海が演じるのは、高知新報にのぶと共に戦後初の女性記者として入社した小田琴子。ふだんはおしとやかだが、酒が入るとじょう舌になる。
倉が演じるのは、高知新報の編集局記者・岩清水信司。後に地方紙としては異例の総合雑誌「月刊くじら」の立ち上げメンバーの一員になる。
■津田健次郎コメント
「逆転しない正義とは何か」という大切な問い。戦前、戦中、戦後という激動の時代を生きる二人の絶望と希望の物語。愛と勇気が満ちるこの作品に参加出来ることをとても嬉しく思います。東海林明という重要な役を託して下さったプロデューサー陣の期待に応えるべく、脚本から飛び出してくる豊かな言葉に感動し、丁寧な演出をして下さる監督陣に導かれ、温かいスタッフの皆様の元気に支えられながら、素敵なキャストの皆様と共に「あんぱん」の時間を生きています。撮影はハードなのですが、笑顔溢れる最高の現場で楽しく過ごしています。願わくば、多くの皆様にこの物語が届きますように。先の見えない混迷の今を生きる皆様の心に響きますように。
■鳴海唯コメント
「私はアンパンマンのような人になりたいです。」
オーディションシートの自由欄にそう書いた日から作品とのご縁が始まっていたように思います。
私が演じる小田琴子という女性はのぶさんとともに戦後初の女性記者として高知新報で働くことになります。
一見おしとやかな女性に見えますが実は二面性のある、とてもユニークな女性で、彼女の一挙手一投足を見逃さずに演じたいという思いで現場に臨んでいます。
終戦を迎えた高知新報の自由と活気に溢れる日々をお届けできるよう精一杯頑張ります!
皆様に琴子としてお会いできるのが待ち遠しいです!
■倉悠貴コメント
「おちょやん」に続き、また朝ドラの舞台に戻って来られて大変光栄に思っております。
「あんぱん」では、高知新報の記者・岩清水役を演じます。津田健次郎さん演じる東海林との掛け合いや、のぶや嵩とどんな関係を築いていくのか是非楽しみにしていただけたらうれしいです。
撮影現場では、共演者やスタッフの皆さんとともに、温かい雰囲気で撮影に臨ませていただきました。
朝から皆さんに元気や笑顔を届けられるよう、精一杯演じました。
ぜひ、よろしくお願いします。
(C)NHK