いすみ鉄道は、2011年4月から活躍してきた「キハ52-125」について、車両老朽化などを理由に同車両の営業運転終了を決定したと発表した。営業運転終了記念イベントを開催するとともに、「キハ52-125 引退記念切符セット」も発売する。

  • いすみ鉄道で活躍してきた「キハ52-125」の営業運転終了が決定(2021年撮影)

同社によれば、「キハ52-125」は8年に1度(休車扱い期間を除く)の全般検査期限を迎えることになったが、車両の老朽化が顕著なこと、交換部品の調達が困難なこと、検査費用が高額なことなどを理由に、全般検査を施工せず、営業運転を終了を決定したとのこと。

これを受けて、同社での約13年5カ月にわたる活躍をたたえ、「キハ52-125」の営業運転引退イベントを企画。4月27日と5月10・11日の3日間、大多喜駅構内で9時30分から16時まで開催する。当日は大多喜駅1番線に「キハ52-125」をエンジン稼働状態で展示するほか、同車両に乗車し、大多喜駅構内線を往復する乗車体験会(1,000円。同伴小学生以下2名まで無料)を実施。営業運転引退記念グッズの販売、ヘッドマーク展示なども実施する。

イベント当日、大多喜駅特設会場で「キハ52-125 引退記念切符セット」(2,000円)を購入すると、当日有効のイベント入場証が進呈(1人1枚)され、会場への入場が可能に。小学生以下はイベント入場証1枚に対し、2名まで無料となる。

「キハ52-125 引退記念切符セット」は、D型硬券の乗車券3枚(上総中野駅から大原駅まで730円、大原駅から大多喜駅まで550円、大多喜駅から大原駅まで550円)と、D型硬券の普通入場券1枚(大多喜駅170円)に専用台紙が付属するセット商品。発売額は2,000円。営業運転引退イベント特設会場で先行発売し、イベント後の5月12日以降、いすみ鉄道大多喜窓口、いすみ鉄道大原売店、いすみ鉄道オンラインショップで販売する。