女優の高岡早紀が、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)に出演することが15日、発表された。ある日突然、蔦重のもとに戻ってくる母親・つよを演じる。

高岡早紀

江戸時代中期の吉原を舞台に、東洲斎写楽、喜多川歌麿らを世に送り出し、江戸のメディア王にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く本作。脚本は、『おんな城主 直虎』(17)以来、8年ぶり2度目の大河ドラマとなる森下佳子氏が手掛ける。

高岡が演じるつよは、蔦重が7歳の時に離縁し、蔦重をおいて去っていった実の母親。髪結の仕事をしていたこともあり、人たらし。対話力にはたけており、蔦重の耕書堂の商売に一役買う。

高岡は「大河ドラマに出演させていただくのは、3回目となります。 毎回毎回身が引き締まる思いと共に、私が出来る限りの想いを込めて撮影に臨むつもりです。 今回は、今をトキメク俳優の横浜流星さんの母親という、なんとも光栄な役です! “この親にして、この子あり”と納得していただけるように、 流星さんが作り上げた蔦重を、更に深みが増すように演じられたらと思います。 みなさま、どうぞお楽しみに」とコメントしている。

そのほか、大田南畝らとともに活躍した狂歌師・元木網(湯屋の主人として、すでに第3回に登場)をジェームス小野田、元木網の妻で、天明期の女性狂歌師・智恵内子を水樹奈々、松前藩第八代藩主・松前道廣をえなりかずき、松前道廣の弟で松前藩の江戸家老・松前廣年をひょうろく、地本問屋、丸屋の手代・みの吉を中川翼、徳川御三家の紀州藩第九代藩主・徳川治貞を高橋英樹が演じることも発表された。