銚子電気鉄道と南海電気鉄道は3日、銚子電鉄22000形2編成目(旧南海電鉄2200系)の運行開始を記念し、両社で同じデザインのヘッドマークを3~4月にかけてリレー形式で掲出すると発表した。
南海電鉄の2200系は今春、一般車両がすべて引退する予定。一方、銚子電鉄で2200系を改装した22000形観光列車「次郎右衛門」が4月1日から新たに運行開始する予定となっている。銚子市の一大産業である醤油文化は紀州から伝わったとされるほか、千葉県と和歌山県に共通の地名が多く見られるなど、太平洋の黒潮を通じた結びつきを古くから持つという。ヘッドマーク掲出に関して、こうした縁を「もっとなんかいいちょうし」にしたいとの思いが込められている。
「2200系ありがとう&ようこそ」ヘッドマークは、「2200」の数字と「ようこそ」「ありがとう」の文字を配し、南海電鉄2200系の後部と銚子電鉄22000形の正面を描いたデザインに。 南海電鉄の2200系から銚子電鉄の22000形へ、バトンがつながる様子をイメージした。
南海電鉄は3月4~13日、通称「汐見橋線」(高野線汐見橋~岸里玉出間)や高師浜線、多奈川線を走る2200系1編成(2両編成)にヘッドマークを掲出。銚子電鉄は4月1~19日、22000形1編成(2両編成)にヘッドマークを掲出し、同社全線を運行する。