京王電鉄は14日、京王線・井の頭線のダイヤ改正を2025年3月15日に実施すると発表した。京王線の通常列車に関して、平日日中の運転パターンを変更。新宿~京王八王子間を走る特急の最速所要時間を短縮する。あわせて平日に新宿駅を発車する優等列車をすべて10両編成にするという。
平日の日中時間帯、京王線において各停の他に特急、区間急行、快速といった優等列車が運転されている。快速は明大前~調布間で途中の下高井戸駅、桜上水駅、八幡山駅、千歳烏山駅、仙川駅、つつじヶ丘駅に停車し、八幡山駅で特急の通過待ちを行う。
2025年3月のダイヤ改正で、平日日中の運転パターンを変更。現在は八幡山駅で待避している快速に関して、上り快速は新宿駅まで、下り快速は調布駅まで先行させることにより、利便性向上を図るとのこと。あわせて平日日中に新宿~京王八王子間で運転される特急の最速所要時間を短縮。上り(新宿方面)は現行の最速約42分から最速約41分(約1分短縮)、下り(京王八王子方面)は現行の最速約43分から最速約41分(約2分短縮)とする。
平日7~8時台の列車をを中心に、一部列車の種別変更と始発駅の変更も行う。高尾山口駅からの上り急行1本を特急に変更し、高尾山口駅7時20分発・新宿駅8時27分着で運転。京王八王子駅からの上り区間急行1本を急行に変更し、京王八王子駅7時38分発・新宿駅8時35分着として速達性向上を図る。京王多摩センター駅からの上り急行1本を区間急行に変更し、京王多摩センター駅7時44分発・新宿駅8時38分着で運転。相模原線の各駅から乗換えなしで都心へアクセスできるようにする。
平日朝の8時台に運転される京王多摩センター発新宿行の上り特急1本について、運転区間を延長。ダイヤ改正後は橋本駅7時58分発・新宿駅8時51分着で運転され、所要時間短縮も図る。
ホーム・車内の混雑を緩和する一環として、平日の一部列車で編成両数を見直す。ダイヤ改正後、新宿駅を発車する優等列車はすべて10両編成で運転するとのこと。