JR九州は、2025年3月15日のダイヤ改正で、快速「シーサイドライナー」のうち夕方の通勤通学時間帯に運転される1本(佐世保発長崎行)について、大村車両基地駅に新規停車することで乗車機会を増やし、利便性の向上を図ると発表した。
大村線経由でおもに佐世保~長崎間を走る「シーサイドライナー」は、朝および夕夜間に快速(早岐~諫早間で快速運転、佐世保~早岐間・諫早~長崎間は各駅に停車)、日中時間帯に区間快速(新大村~長崎間で快速運転、佐世保~新大村間は各駅に停車)として運転。快速は大村線(早岐~諫早間)内で途中のハウステンボス駅、川棚駅、彼杵駅、竹松駅、新大村駅、大村駅に全列車停車する。
これらの停車駅に加え、現在は佐世保駅16時13分発・長崎駅18時17分着の快速「シーサイドライナー」のみ、途中の大村車両基地駅にも停車している。2025年3月のダイヤ改正で、大村車両基地駅に停車する快速「シーサイドライナー」を1本追加。佐世保駅17時12分発・長崎駅19時27分着の列車も大村車両基地駅に新規停車し、発車時刻を同駅18時18分発とする。これにともない、竹松駅、新大村駅、大村駅、諫早駅の到着時刻が1分ずつ繰下げとなる。
大村車両基地駅は西九州新幹線の車両基地への最寄り駅でもあるが、現行ダイヤにおいて18時台に停車する諫早・長崎方面の列車が設定されていなかった。ダイヤ改正後、長崎行の快速「シーサイドライナー」が停車することで乗車機会が増え、帰宅時間帯の利便性が向上することになる。