東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『最高のオバハン中島ハルコ~マダム・イン・ちょこっとだけバンコク~』(毎週土曜23:40~)で主演を務める大地真央が、タイの魅力や撮影裏話を語った。
タイで苦労したことは渋滞
――タイでの撮影は現地スタッフと日本人スタッフが協力して撮影されたと思いますが、撮影方法など、タイと日本で違いはありましたか。
撮影方法は、そんなに違いは感じませんでしたが、日本にくらべて時間がきっちりしているというのは感じました。ランチの時間やディナーの時間が何時間おきと決まっていたり、お弁当ではなく必ずケータリングだったり。でも今回の撮影時は、結構融通を利かせてくださっていたと思います。
――タイで苦労したことはありますか?
渋滞がすごい! 普通に行けば30分のところ、1時間半くらいかかってしまう。タイの渋滞はちょっとすごかったですね。まだ明るいうちに終わっても帰ってきたらもう真っ暗みたいな。時間が読めないというところはありました。
――言葉という面での苦労はありませんでしたか?
自分がタイ語をペラペラ話せたらいいのにと思いましたが、壁というのは感じませんでした。ハルコさんはタイ語をわかっている設定ですが、撮影の際に不思議と私も相手の方の長台詞に自然にパッと返せたり、自分でもびっくりしたことがありましたね。本当に心が通じ合えたという瞬間ですよね。通訳の方がいらっしゃいましたが、なかなか日本でいう微妙なニュアンスがどういうふうに伝わるのか、というのは手探りだったみたいです。でも結果としては、とても通じ合えたという感じがしました。
松本まりかと休日に遭遇
――タイでの撮影で最も印象に残っていることを教えてください。
私はやはりゾウに乗ったことと、船での撮影を終えて帰る時に見たチャオプラヤー川の素晴らしい夜景が印象的でした。それと撮影がお休みの日に偶然、まりかちゃんに会ったというのも印象に残っていますね。私はたまたまタイに住んでいる知り合いと一緒に有名なホテルを訪れたのですが、1人で座っている女の子がいるなぁ、日本人かなと思っていたら、まさかのまりかちゃん(笑)! タイにはたくさんの観光名所があるのに、その時間に、その場所で、偶然会うなんてやっぱり縁があるねと手を取り合って喜びました(笑)。
――シリーズ第3弾となりますが、改めてハルコ役を演じるにあたり気をつけているところや新たに挑戦したことがあれば教えてください。
ハルコさんはとにかくなんでもできちゃう、なんでもやっちゃうスーパーウーマン。できて当たり前の人なので、いろいろな意味で毎回大変なんです。でも今回はちょっと苦手な部分や、落ち込む瞬間があったりと、人間らしいところも出しています。また名古屋生まれ名古屋育ちでお嬢様育ちのハルコさんですから、どんなに忖度なく誰にでもズバズバ言っても品は保ちたいなという風に毎回思っています。
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【編集部MEMO】第6話あらすじ
いづみ(松本まりか)はハルコ(大地真央)に指示され、特製スイーツを売り込むため、タイにやってくる。財閥御曹司のラン(GEE SUTTHIRAK)と久しぶりに再会し、相変わらずの紳士ぶりに自分の恋心を再確認するいづみ。とは言え、ひとまず仕事に専念すると、ランからビジネスパートナーのジュン(Keita Arai)を紹介され、本格的にスイーツのプレゼンに奔走することに。そんな中、ランからパーティに誘われたいづみはとある女性と出会う。それはランの幼なじみのアイ(KATE CATHREEYA BAUWENS)だった。資産家の娘にもかかわらず、気さくで優しいアイに、圧倒的な敗北感を抱くいづみ。一緒にタイに来ていたマリリン(星野奈緒)もまた、婚約者の熊咲(草野イニ)との仲を悩んでいるようで……。一方、日本で忙しくしていたハルコは、龍(堀海登)が何かを抱えていることに気付く。珍しく龍をタイ料理店に誘ったハルコは、そこで龍の悩みの本質を見抜き……。そうこうしていると、タイのスイーツビジネスに不穏な影が。プレゼンで手を挙げたのが、離婚寸前の国際結婚カップル二人だったのだ。日本人でさえない中年男の沼原(菅原大吉)と若くインフルエンサーとしても活躍中のタイ人女性・ミヤ(KRITTIPHORN SUNTHORNKAMNUNG)。それぞれが別々にいづみにアプローチして来る中、いづみはある決意をして…。